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第5話

 家に帰ると、早速話が始まった。

「親父がヴァンパイアだって聞いただろ?」

それは知っている。

こくんと頷いた。

「しかも親父、実はヴァンパイアの王族で純血だ。でも、人間の母さんと恋をした。まあ、それで色々と揉めたらしい。で、結果としてオレたちが生まれたんだが……。」

「ちょっと待って、いろいろ突っ込みたいけどインキュバスのハーフって言ったよね?それって何?何処から?」

「ああ、夢魔のこと。女の方はサキュバスと呼ばれている。聞いたことあるだろ?そっちは有名だが、男の方は知名度がいまいちだからな。」

「じゃあ、お兄ちゃんは……」

エッチな夢にでも出るのだろうか?

思っていたことが伝わったらしい。

ちょっと慌てている。

「実際はどんな夢でも食べるよ。それに限らず。出来れば、幸せな夢を食べたいけどね。もういいだろ、その話は」

咳払いをして誤魔化された。

「夢魔の血は母さんから。母さんは能力を引き継がなかったけど、祖母ちゃんがそうらしい。今でも元気に世界中を回っているよ。祖父ちゃんは人間だ。オレが生まれる前に亡くなっているのは知っているだろ。だから、オレの体はヴァンパイアが半分、インキュバスが4分の1、人間は4分の1って訳。分かった?」

ここで、一息つく。

「で、華音は春から日下部学園に通うんだろ?合格おめでとう」

「知ってたの?」

「今日学校で聞いた。まあ、よかったじゃん。そこで力の制御方法とかは学べるから、華音にはいい環境だよ」

「はい?」

「なんだ、学長から聞いてねえの?」

ここでお兄ちゃんはにやっと笑ってこう言った。

「ようこそ、ホーンテッドスクールへ」


嘘でしょ~!


読んで頂き、ありがとうございました。

ここでお話は一区切り。次話から(やっと)高校生活に入ります。


今後の執筆に役立てるため、評価つけていただけると嬉しいです。

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