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秋はそれでね

作者: タマネギ

あなたがどこで

どうしているとしても、

意味のない気がかりが、

今日も落ち葉になる。


このまま踏みしめて

歩いてゆくとして、

いつのまにか足先が

あなたを探しそう。


笑われてしまうなら、

それはそれだし、

忘れてしまったなら、

それはそれでね。


おかしな人になった。

どうしてなんだろう。

疑問符で誤魔化すの、

愛しさ隠す秋。



派手な人なら、

落ち葉など蹴散らして

若さにある直向きな、

眩しさを持てるのに。


このまま俯いて、

季節に添うだけじゃ、

あなたとの思い出など、

生まれるはずもない。


困らせてしまうなら、

それもそれだし、

何か理由があったら、

それはそれでね。


おかしな人になった。

今更のように、

こつがいる言葉ばかり。

寂しさ隠す秋。



心と体に、

染み込んでほしい。

秋風の爽やかさ、

尾花の靭やかさ。


それなら少しは、

人の世に魅せられて

意味のない気がかりの

落ち葉にもありがとう。


流されてしまおうか、

それもそれだし、

大切に仕舞えるなら、

それはそれでね。


おかしな人になれば、

本望にしよう。

肝心なことはどうか、

幸せ祈る秋。

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