表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/225

89◆ハービスホークの加入

ギルドに戻ってきて清算も終わり、そのまま酒場で果実水を飲みつつ食事を取っていた。

戦闘回数が多かったし、強めの魔物も倒したので、ドロップも豊富だ。

かなりの稼ぎになった。

全員がそろってテーブルに着いている。


「こんなにもらっていいのか!?」

「今回働いた分の取り分だからな」

「おお、すまねえな」


ハービスホークを除く全員でハービスホーク加入の可否を取った。

横でハービスホークも聞いている。

「ハービスホークの《マードの爪》への参加に賛成の者は右手を挙げてくれ」

全員が挙げた。

「ただし、条件があるわ!」

条件を付ける者もいたが全員が参加に賛成をした。


意外だったのはラベトリオがしっかりと主張したことだ。

「短期間でもいたほうがいいでしょう」

まあ、戦力として考えたら両手剣持ちはいた方がいいのだが、ハービスホークを不安視していたラベトリオが賛成側になるとは思わなかった。

空振りが多いのは慣れれば改善するだろうと思う。

しないなら特訓が必要だろうな。


ミキュラはもう仲間のつもりで静かに尻尾を振っているし、導女フラバスはニコニコしていて表情を崩さない。

ワルケリアナが思案顔で、懸念を話した。

「時間が来たら〈成人の儀〉で離脱するのよね?」

「当分の間は稼げる場所にいるつもりだ」

「ふむ。いきなりいなくならないこと!それを約束できるならいいわ!」

「約束できる」

ハービスホークが応えた。


ここまで横で話しておきながらいまさらだが、本人の意思確認も必要なことだろう。

「さて、ハービスホーク。様子見の答えは『可』だ。お前自身は今後ウチでやっていく気はあるか?」

「おう!もちろんだ。役立って見せるからよろしくな!」

「まだ調子は出てないがこんなもんじゃないぜ」


「ん。歓迎する!」

「ようこそ《マードの爪》へ!」

「よろしくな!」

「よろしくお願いします」

「よろしいでしょう」


果実水で乾杯する。

魔鹿のステーキはすでに食べきってない。

以前より大きめに残したがすぐに腹の中に消えてしまった。

今は店主特製のキノコのシチューに取り掛かっている。


「倒された後でその強気が出るなら大丈夫そうだな」

「あれは全員で反省が必要ですね」

「あの階のトレントは上位種のハイトレントなのよ」

「避けていてもまた戦うことになるだろうな」


「対策が準備できるまで魔鹿にしてもいいかも」

「魔鹿狙い?そういう考えもあるのか…」

「手応えでは魔鹿の方が戦いやすいわね!」

「トレントと同時じゃなければ、魔鹿はやれるだろうな」

「時間がかかりますがね。タフですから」

「戦力アップを考えないとな」


「属性石を使った強化をした武器が広まってきているらしいわ!」

「どんなものだ?」

「以前は魔石に合わせた専用の武器も必要だったのが、専用ではなくてもできるようになったとか」

「ほほう」


「高価ではありますが、西や南ではこちらより手が届きそうな価格でしたね」

「ただ魔石の属性の純度が高くないとできないもののはずです」

「質の良い魔石で大物を手に入れたら考えてもいいでしょう」

「「「ふむり」」」「「こくり」」


新しい戦力を加えて、《マードの爪》は進む。





楽しんでいただけたら幸いです。評価、ブクマありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ