41◆中級二階のトレント
タイトル変更しました。
今日は連携の確認に中級の風の迷宮に来ていた。
「ネズミが来る」
「「おう」」
盾で突進を受け止めた。すぐに突き返しを入れた。
隙があったので追撃に連撃を入れる。
「チェア!」ラベトリオの連撃が決まる。
盾は背中にして両手持ちの構えだ。
「デュジジ…」
「はやい」
「早いわね!」
「ふむ」
迷宮に吸収される体と残る魔石。回収しておく。
ワルケリアナと導女フラバスの出番は一階ではなかった。
小部屋を通り抜けて二階にそのまま進む。
ミキュラ曰く結構混んでるそうだ。それでもぶつからないのはミキュラの先導がいいからだ。心の中で感謝する。
「トレントいた。あれ」
「よし!」
「《聖導の盾》!《聖導の守り》!」
導女フラバスの導術がガラアックの身体を優しく包んだ。
――ヒュッ!ヒュッ!
ミキュラと二人で二本ずつ当てた。
盾に切り替えて前進して、トレントの幹に叩きつける。
足元を見てから追撃を入れた。右、右と入れて、盾の構えに戻る。
「フン!」
相手の攻撃は枝の払いだったが、盾で受け止めてから弾いた。
「エイエイ、エイエイ!」
ミキュラの連撃が背後から綺麗に決まる。
「チェア!ソイ!」
ラベトリオの連撃が入る。
「《雷矢》!《氷結》!」
ジバジバと音を立てて雷の矢が飛んで突き刺さる。
のけぞるトレントの隙に全員が集中していた。
連撃を入れた。右、右、右と入れて盾で殴りつける。
「エイエイ、エイエイ!」
「チェア!ソイ!チェア!」
大きく枝を払ってきたのを受け止めて、力比べになる。
望むところだ。腰を落として背中に力が入る。
「エイエイ!」
「《炎矢》!」
炎の矢が幹の上部に突き刺さる。
押し負けることはない。じっくりと待つ。
「エイエイ!」
――ヒュパ!
ミキュラの短剣から風の刃が打ち出されてトレントの幹を斬りつけた。
それが止めとなってトレントが動きを止めた。
すぐに迷宮が吸収を始める。
沈み始めたトレントから魔石が転がり出た。
「ふぃー」
パーティとしての成長を実感していた。
「よし!いい感じだな!」
「そうね!」
「ん。前よりもいい」
「こんな感じならいくらでも行けますけど…楽をしすぎじゃないですか?」
「どうでしょうか?」
「その分動いてくれればいい」
「わかりました」
「うーん。次の階で倒せなかったのがいるからそれに挑戦したいな」
「動き的には問題ないわね!」
「鎧を買わなくていけるのかしら?」
「前よりも力を付けたからな。自信はそれなりにある」
「ダメならまた逃げましょ!」
「ん。わかった」
三階へ降りるまでに連戦になったが、問題なく戦えていた。
導女フラバスの導術がこちらの防御力の底上げをしてくれているのが体感で分かるのが心強い。
「フラバスの導術が効いてるな!」
「そうでしょう。運命のお導きです」
「ありがたい」
「まだ余力があります。必要なものを言ってください」
「回復とこの支援を頼む。それで十分だ!」
「はい」
楽しんでいただけたら幸いです。




