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中間テスト&勉強会

ブックマークをしてくれたかた、本当に本当にありがとうございます!初めてのことでうれしくてガッツポーズしちゃいました!これからも書き続けるのでよろしくお願いします!

翌日、東坂は昨日の言った通り、Aクラスに所属していたが、一番前の席にいた。なるほど、思い出せなかったわけだと司は思った。授業中は東坂も立花と同じように真面目に授業を受けていた。さすが、コールドアイに所属してるだけあるな・・・と立花と同じような尊敬の念を抱いていた。そしていつも通り授業が進んでいき、また放課後になった。


4人とも同じクラスだが、司以外の女子はそれぞれ別の女子の友達がおり、なかなか4人で話す機会は少ない。帰りでそこそこ一緒に帰るのでそこでは話している。しかし、司は男子の友達をまだ誰一人作っていなかった。でも司は対人関係をほとんど気にしておらず、男子の友達はまあ必要になったらでいいかな、程度にしか思っていなかった。


そんなこんなで入学からしばらくがたち、相変わらず暇な日々を過ごしていた。そしてとうとう中間テストの時期がやってきた。中間テストまで残り1週間というところでとある休み時間に4人が集まった。


「中間テストだな」

「そだね」

「あ~怖いです~」

「確かにそうですね」


みんな、清前高校の生徒の時点で頭の良さは保証されているので努力さえすれば、基本的に問題はないのである。しかもこのメンバーは全員レベル5なので演算処理能力も他の生徒よりもかなり高いのでなおさらである。すると、立花が突然大き目な声で言い始めた。


「みなさん!中間テストなので勉強会をしましょう!みんなで勉強すれば怖いものなしです!」

「あ、それいいね!やろやろ!」

「そうですね、テスト期間中はコールドアイも休みなので問題ないです」

「え、めんどうなn」

「はい!じゃあ決定ですね!」

「どこで勉強する?」

「そうですね、やっぱり図書館でしょうか」

「グループ専用部屋もあるし、そこでしよっか」

「はい!じゃあ今日の放課後からしましょう!」

「え、まじd」

「そうと決まれば早速いきましょう!」

(なんで俺の意見は無視されるんだ・・・というか最近立花元気だな・・・新しく友達が出来たのかな)


そういうわけで司たちは学校に併設されている大図書館に行った。早速いくとテスト1週間前とあって、多くの学生が利用していた。


「いやー初めて来たけど本当に大図書館って感じだな」

「何冊本があるんだろうね」

「この大図書館には約30万冊の本があると言われてます」

「うわ、そんなにあるんだ、にしてもさすが、東坂、詳しいね」

「コールドアイなので当然です」


そしてグループ専用部屋を借りて勉強会が始まった。


「ワーク提出しないといけないの面倒だよな」

「まあテストで理解度がわかってるからと言って何も提出物がないのはどうかってことでしょうね」

「はあ、さっさと終わらせるか」

「うん、そうしよっか」


~勉強開始から1時間後~


「いやーまあまあ進んだな」

「私も結構進んだよ!」

「どれどれ~?お、俺とほぼ同じじゃん」

「ふふん!司になんか負けないもーんだ」

「あ、こいつ」

「なに、私と勝負する?」

「望むところだ、今日こそ決着をつk」

「二人とも待ってください!」

「なに?どうしたの?」

「二人とも進み方が異常です!普通1時間でこんなに進められません!」

「異常とは言っても簡単だし、こんなもんだろ?」

「うん」

「それが異常なんです!東坂さんも何か言ってください!」

「確かに、二人の処理速度はおかしいというレベルを超えています」

「そうですよね!」

「そうは言っても・・・ねえ?」

「いいですか?私たちが本気で今の1時間で解いた数学のワークのページ数は2ページです、それに対して2人の解いたページ数は20ページです。つまりあなたたちはノンストップで問題を解き続けたことになります。でもこの難易度の問題を思考時間なしで解き続けるのは不可能です!どうやったらそうなるんですか!」

「え、立花さんたち、それだけしか解いてないの?」

「だからあなたたちがおかしいんです!」

「異常すぎです」

「あー東坂さんまで・・・わかったよ、でもおかしいってどの程度だ?」

「正直に言うと、人かどうか怪しいです」

「おいおいwそれはいくらなんでも・・・あれ?」

「ねぇねぇ、2人とも顔が暗いよ?」

「今までも2人にはいろいろおかしな点がありました。例えば、2か月前の能力テストや授業中の態度、そして極めつけは今回の問題処理速度です」

「私も今回しか見ていませんが、2人の情報処理速度は異常だと思います」

「正直に言います・・・あなたたちは何者ですか?」

「何者って言い方ひどいなー、別に普通の高校生だよ」

「普通じゃありません!」

「まあレベル5クラスの能力者っていうくらいかな?」

「・・・司君、彩さん、2人とも本当にレベル5なんですか?私にはレベル6にしか思えません・・・」

「うーん・・・彩はともかくとして俺はどうなんだろう?」

「たしか司くんの能力は風力操作ウィンドオペレーターでしたよね?」

「ああ、そうだな」

風力操作ウィンドオペレーターのことってどれくらい知っていますか?」

「そういえば、全く調べたことなかったな・・・彩は何か知ってるか?」

「私もよくわかってないけど・・・そういえば、司の風力操作ウィンドオペレーターって今どれくらいまで風速を出せるの?」

「試したことなんかないから、正直わからんっていうのが現状だな、実際この前は風速50メートルくらいなら余裕で出せたけど、どこまでいけるのかって言われるとな・・・」

「調べてはいないので確かなことは言えませんが、風速50メートルとなると猛烈に膨大なエネルギーが必要なはずです。その時点で当然レベル4の範疇ではありません。しかも司さんが言うにはまだ余裕だったということなので、レベル5クラスすら凌駕しうる可能性が・・・」

「レベル5は軍隊を相手取れると言われるレベルですが、レベル6と比べると差は天と地ほどのものです」

「それでもやっぱりさっきの情報処理速度と能力を考えるに、司さんもレベル6の可能性が非常に高いと思います・・・!」

「ほら!前話した時、私、そんな規模の竜巻を起こせるなんて聞いたことないって言ったじゃん!」

「まじか・・・じゃあ彩だけじゃなく、俺も気を付けないといけなっていうことか・・・」

「そうですね・・・今確認されているレベル6は全部で7人ですからそこに加わるとなると国からの監視対象になりますしね・・・」

「いやいやいや、正直に僕は実はもしかしたらレベル6かもしれないです、なんて言うわけないじゃん、そんなことをしたら何言ってんだお前って思われるし、もし認められた日には国からの監視対象なんて嫌だよ」

「まあそれならそれでもいいですけど、くれぐれも今後あなたたち2人は自分たちの異常性を認識して生活してください。」

「「はーい」」

「またこの話は続きをするとして・・・二人ともそれだけ進められるってことは内容は完璧なんですよね?」

「うん」

「そうだな」

「なら、是非教えてください!」

「私からも是非お願いします」

「おっけーじゃあ1人ずつ付いて教えるか」


それから司たちは完全下校時刻である18時30分まで勉強し、家路につくこととなった。


「いやー今日は途中でちょっとありましたけど、いい勉強になりました!」

「私もいつも1人でするよりもたくさん進められました」

「いや、こちらこそ2人の理解力が高くて教えるのも意外と楽しかったよ」


こんな調子で彼ら4人は1週間、勉強会をひらいた。そして中間テスト本番になった。


「今回高校生になって初めての中間テストですけど、司君たちに教えてもらったおかげでいけそうです!」

「それは良かったね!」

「俺らもそこそこ頑張っとくか」


そして中間テストが始まった。


学校で行われるテストの教科は能力都市ということもあって理系科目が多い。一応歴史も習うのだが、何より特殊なのが、能力理論という教科である。その名の通り、能力に関して現時点で分かっていることをまとめられた学問であり、この分野は現時点で様々なことが判明しているが、まだまだ研究段階なので、いつ新しい発見があるかわからない。


そして4日間にわたる中間テストが終わった。みんなでお疲れと言い合うとその日は時間も遅かったためすぐに下校となった。テスト結果は翌日にはもう廊下に張り出され、下位100名には補修がある。


~翌日~

「今日はもうテストの結果が出てるそうですよ!」

「はやいなー、もう出るのか」

「まあ機械が採点するからっていうのはあるだろうね」

「(わくわく)」


東坂は今回のテストで人生で一番出来た自信が有り、ポーカーフェイスながら内心とてもわくわくしている。それは立花も同じだった。


「あ、もう人だかりが出来てますね、見に行きますか」


4人が2000人の結果が書かれた長い紙の先頭の方に着くと


「あ、私、37番です!やった!この学校でこの順位は嬉しいです!」

「私は35番でした(やったーーーー!)」

「あれ、でも2人の名前がまだないですね」

「どこかで見落としたりしてないはずだけど・・・」

「あーーーーー!」


そういうと立花が紙の一番端に行って・・・


「1位のところに上平司と白坂彩って書いてあります!しかも満点!」

「あ、ほんとだ、また引き分けだな」

「ほんとにいつも引き分けだよね、いつになったら決着がつくのか・・・」

「え、2人とももしかして今までテスト全部満点だったんですか?」

「たしかそうだよな?」

「うん、だから今までテストで勝負してもお互い引き分けしかしたことないの」

「や、やっぱりおかしいです・・・」

「まあとりあえずよかったよかった」

「そうですね・・・(2人は良くても私達は素直に喜べないです・・・)」


そんなこんなで中間テストが終わったが、清前高校の教師陣は全教科満点が2人もいたことにと驚愕していた。


「今回の中間テストで1年生で全教科満点を取った生徒が2人いるって聞いたんだが、本当なのか?」

「あー、本当らしいな」

「今までそんなこと一度もなかったよな?」

「ここに10年勤務しているけど、そんな話聞いた事ないぞ」

「今年の1年生は平均点も平年と比べてかなり高いそうですし、期待ですね」

「あー、にしてもその満点を取った生徒のことは気になるな」

「確か名前は上平司と白坂彩っていうらしいですよ?」

「あ、そいつら今年の入試で満点をたたき出した奴らじゃねぇか!」

「え、そうだったんですか!」

「ああ、まさかとは思ったが、これはまじのやばい奴らかもしれなねぇな」

「しかも能力試験スキルチェックでも2人ともレベル5の成績を出してますね」

「超大型新人が来たってわけだ、そういえばクラスは?」

「2人とも1-Aらしいです」

「ほー、元宮先生のクラスか、にしても満点はすげぇな」

「これから満点をとられないように問題も難しくしないとですね」

「あー、全教科満点は確かにすごい、けど普通に考えてあの教科数があって1問もミスらないっていうのは無理なはずなんだがな・・・」

「何かあるかも知れませんが、とりあえず今後に期待ですね」

「もう少ししたら全学年参加の能力大会があるから、その時にこの目でいろいろ見させてもらうさ」


司たち2人が今回の中間テストから全教師に目を付けられたなんてことは知る由もなく、司たちはこの日も暇そうに授業を受けていたのだった。

中途半端で申し訳ないですが、長くなると思うので一旦切ります!すみません!

そろそろ自分も戦闘シーンを書きたいのでなんとか後何話かで書けるようにしたいと思います。

やっぱり題名にある通りメインは異能力バトルなので、そこはしっかりしていかないとですね。

さて、司の本当の能力を明かすって言って全く明かしていませんでした・・・すみません

そこも今度こそ、もう少しで明かしますのでお待ちください。

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