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能力テスト結果返却&新しいクラス

前回、評価をくれた方ありがとうございました!初めてのことなのでとても喜んでいます!

これからもがんばって書くので応援お願いします!

能力テストを終えた次の日、司たち二人は学校に着くと立花梨加と教室の一角で談笑していた。

そろそろホームルームの時間になろうという時、40枚程度の冊子を抱えた担任の先生がやってきた。


「よし、お前ら!今から昨日の能力テストの結果を返す!各自受け取り次第、結果を確認し、二限目以降からは能力テストを考慮した新しいクラスに移動してもらう。じゃあいまから返却するぞー」


そういうと生徒はがやがやと騒ぎだし、ドキドキしながら自分のテスト結果がかかれた冊子をもらっていた。司は順番が早いのですぐ冊子をもらい、中を確認するとやはりというべきか、診断結果はレベル5だった。確信はあったものの司はこの結果にひと安心していた。


そして梨加もテスト結果を返却してもらうと3人でそれぞれの結果を発表し合い、全員がレベル5だったことを確認すると、3人は歓喜していた。


そして問題のクラス分けはなんと三人とも同じAクラスだった!(あーやっぱりねとか言わない)


「とりあえず、みんな同じで良かったな!」

「本当ですよ!入試と同じくらい緊張しました・・・」

「これからも一緒に話せると思うとうれしいね!」


そして確認が終わると3人は冊子の評価以外にも書いてある個人の課題や備考についても話し合った。20分ほどして一通りのことを話し終えた3人は2時間目が始まるまでゆっくりしていたがここで彩が思い出したかのように周囲を確認すると、小声で司に向かって・・・


「ねえ、司」

「なんだ、急に?」

「梨加に私の能力を話そうと思うんだけど、いいかな?」

「彩がいいと思うなら俺は止めないよ、ただ遅かれ早かれ立花さんには言わなきゃならないことだし、今の機会に言ってもいいと思う。ただ、言う相手は選ばないとな」

「もちろん、そこは重々心得てるよ」


2人は小声で話し終えると彩は梨加に対して


「ねえ、梨加 重要な話があるんだけどちょっといい?」


と告げた後、彩は梨加に周囲に聞こえないように小声で自分の能力の本当の正体を告げた。すると、梨加はとても驚いた表情で、


「ほ、ほほほh、ほんとうですか!?!?」

「ちょっと、声が大きい!」

「すみません、つい・・・」

「本当だよ、てかこんな盛大な嘘ついてどうするのさ」

「そうですよね、すみません!」

「ってそういうことを言いたいんじゃなくて、梨加にはこのことは共有しておきたかったの」

「そういえばそうです、そんな大事なこと私に言っちゃっていいんですか?」

「いいのいいの、だって友達でしょ?」

「彩さーん!!!」

「ちょっといきなりとびかからないでよ!」

「だって、だって~~~」

「とりあえずね、なにか今後何かあった時に味方同士なのに知りませんでしたは致命的だから今言っておこうと思ったのよ」

「何かって・・・」

「もちろん考えたくはないけど、現段階でレベル5認定されている能力者が実はもっと強い能力でしたなんて言ったら間違いなく大問題だよ」

「そうですよね・・・」

「それだけで済むならまだしも、まだ存在が確認されていないレベル5以上クラスのヒートオペレーターが実はいましたなんてわかった日には誰に追いかけられるかわかったもんじゃない」

「はわわわわ・・・」

「てなわけだから、今後は私、白坂彩は能力はウォーターオペレーターとして振る舞うつもりだからよろしくね?」

「一応状況は分かりましたけど、急すぎます!」

「ごめんよ」

「もう・・・分かりました、私、友達との秘密は必ず守る人なので彩さんのことは絶対に誰にも言いません!」

「うん、ありがとう」


その後、どうして本当の能力がわかったのかやヒートオペレーターの能力について3人で共有した。

それを聞けば聞くほど、梨加は自分は知ってよかったのだろうかと不安に思ったが、司や彩の様子を見て自分は信頼されていると分かり、大丈夫だと自己肯定した。






2時間目・・・

司たちは1-Aクラスにいた。先程の診断結果でレベル5の診断を受けたのは2000人中約100人と全体の5%を占めていた。先生は「今年は優秀な生徒が多いらしいな!いやー今後が楽しみだ!」と言っていた。例年、レベル5の診断を受けるのは約50人らしくこの清前高校でその人数なので全能力者の中でレベル5以上の能力者はかなり少ない。


司たち3人はしばらく話していると、担任の先生らしき人がやってきて新クラスでのホームルームが始まった。担任の先生は30代前半くらいだろうか、髪が長く、美人な先生が来た。そして教壇の前に来ると


「やあ、諸君、今日からこの1-Aクラスの担任を務める元宮もとみや 華代かよだ。

私はここの教員でもあると同時に研究者でもある。よって何か質問が有る場合は遠慮なく聞きに来てくれたまえ。ちなみに・・・」


とこんな感じでゆるーく先生の自己紹介が終わった。学校の教員をしているということは多くはレベル0の能力者がほとんどである。しかし、清前高校の先生は能力レベルは低いものの、先生としては一流の人達である。そしてその多くは研究者でもあり、清前学校はそういう先生たちのために研究費用や施設を提供している。研究者であるような先生にはまさしく夢のような学校である。


そして先生の自己紹介と生徒の自己紹介が終わると、


「みんな見た感じ、まだまだ仲良くないようだね。このレベルになるとプライドもあってなかなか他人と打ち解けづらいか・・・まあ次第に仲良くなっていくだろう、とりあえず今日は授業を進めよう」


と言って、授業を始めた。そしてそんなこんなで一日が終わり、司たち3人は帰路に着いた。その帰り道のこと・・・


「なんか高校だから授業内容が難しいと思ってたけど、なんか普通だったし、退屈だったな」

「うん、まだ初めのほうだからだろうけど、それにしてもだよね」

「2人とも何言ってるんですか!すごく難しかったじゃないですか!私、びっくりしました!入学試験もとても難しかったですが、正直授業の方が難しい位でしたよ!」

「そうか?俺はそこまでには感じなかったけど」

「私も」

「はあ・・・やっぱり2人はおかしいです。能力を知った時から思ってはいましたが、これが才能ですか・・・」

「だから自信持ちなって!」

「そういってもこの時点で埋められない差を感じてますよ!」

「大丈夫、すぐ梨加もなれるよ!」

「一生頑張っても無理な気しかしません・・・」

「そんなこと言わないの!」

「はい・・・」


と2人の有り余る才能に梨加は自分の才能との差に落胆していたが、決して梨加の才能が低いというわけではない。梨加は今まで才能というよりも努力で自分の力を高めてきた人であり(それも才能の一種なのだが)、梨加ですら天才と呼ばれる域にいる。なのにも関わらず、2人はそんな梨加を落胆させてしまうのである。案の定、この2人は自分たちの異常性に気付いていない。梨加ももう投げやりになっており、2人の異常性にはもう諦めの気持ちが出ている。そして3年間、平和な高校生活を送れるか心配していた梨加の心を読むかのようにこれから司たち3人は様々な事件に巻き込まれることになる。

今回は少し短いですが、ここで切らせてください・・・

そして実はまだ司の本当の能力を明かしていませんが、どんな能力だと思いますか?近々明らかにする予定なのでぜひ首を長くしてお待ちください!

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