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プロローグ&高校入学

初めまして、だし巻き玉子と申します。初めて小説を書いてみました。自分が書きたくて書いているので読者の方からしたら至らないところしかないですが(そもそも読んでもらえるのか・・・)、生暖かい目でみてくれるとうれしい限りです。不定期投稿ですが、必ず続けるので是非見た方は感想やブックマークをしてくれるとうれしいです。これからよろしくお願いします。

異能力、この言葉にどれだけの夢があるだろうか。

誰でも一度はこんな能力があったら・・と考えたことがあるのではないだろうか。

舞台は人工知能が台頭し、人の仕事のほぼ全てが機械に取って代わった時代。

人類は仕事は全て機械がしてくれる為にすることが無くなっていた。しかし、それによって人類は様々な内容の研究が為されるようになった。特に盛んになったのは人類の潜在能力について、いわゆる異能力の研究だ。

21世紀前半に急速に科学技術が発展したのもあって、今現在人類は人類の謎についてそのほとんどを解明していたが、それでもまだ完全ではなかった・・・それは特に脳の部分である。脳には人類の謎の多くが詰まっており、現在においても完全な脳の複製をつくることは不可能だ。

しかし、ここ100年で人類は新たな自分たちの可能性に気付いた、それこそが異能力である。人類はこの事実を発見して以来どうすれば能力は発現するのか、また能力は成長はするのかという研究が行われたことによって異能力の研究がさらに進んだ。

これにより、教育にも能力開発の授業が取り入れられ、ますます世界は異能力の研究が進むこととなった。

これはそんな異能力で溢れた世界における、人外高校生の無双物語である。






ある日の朝のこと・・・

「あ~学校ってめんどくさいな・・・」

とため息をつくのはこの物語の主人公である、上平司かみはらつかさである。

「しょうがないよ、これが私たちの義務なんだからさ・・・まあ確かに面倒なのは同意するけどね」


そう返すのは上平と同い年の少女である白上彩しらかみあやである。

この二人は昔からの幼馴染で仲が良く、実は二人とも互いのことが好きなのだが、どちらも言い出せずにいる。

そして実は今日はこの二人が入学する高校の入学式である。

ちなみにこの二人が入学したのは清前しんぜん高校という‘能力開発に関する'難関高校と言ったら必ず入るくらい入学が難しい難関校である。

なんでも家の一番近くがその高校で、「家から遠い高校に行くのは嫌だ」と上平が言い、受けたところ普通に受かったのである。

もちろん白上も受験したが、受かった。ちなみに今もこの二人は清前高校がどれくらい難しいのかわかっていないままである。


前述で能力に関すると言ったが、この世界の教育システムは小中の間は能力開発を普通の勉学と同時並行で行われる。

その間に能力が発現する生徒、しない生徒が現れるが、しなかった生徒は基本的には高校では更に専門的な知識を身に付けるため、高校大学へと勉学に励み、その後研究や教育関係の職に就くことが多い。

一方、能力が発現した生徒は高校から能力強化に重点を置いた教育を行う。

大学卒業後はここでは書ききれない程様々な職に就くことが出来るようになる。

そのため高校に入学するに当たり、試験方法については高校によって様々である。


「それにしても入学試験めんどうだったな」

「でも難関校と呼ばれてるんだからそれくらいは当然でしょ?にしても二人とも受かってよかったねー」

「一番近いからって選んだ高校だったけど、入試で分かりきった問題を解かなきゃいけないのはさすがにだるい・・・」

「確かに難関校と呼ばれている割には結構簡単な問題だったよね」

「そうそう、まあ近い高校に行けるんだから文句は言えないか・・・」


国立清前高校の入学試験では能力開発をメインにする高校においては珍しく筆記試験と書類審査のみである。

普通ならば入学試験では筆記試験と能力試験、書類審査の3つを行うのだが、清前高校の伝統で、入学するにあたり、能力よりも筆記、つまり高い頭脳レベルが重視される。

この試験方法は理論上正しく、理由として2つある。1つは知識さえ完璧に定着していれば、ずっと能力ばかりを鍛えるよりも、完璧な知識を土台にしたうえで能力開発を行った方が、高校生になってからの能力の伸びが圧倒的に異なるからだ。

それゆえ、能力が低くても、知識さえあれば受かってしまうこともあるが、能力が低いと言っても頭脳レベルと能力レベルには一定の相関関係があるため、清前高校に入学できる時点でレベル3以上の能力レベルを持った学生が入学する。

しかも入学する半分の生徒はレベル4以上の能力を持った高レベル能力者の学生たちであり、これが清前高校がこの入試形態を続けているもう一つの理由でもある。


司は彩となんやかんや話しているうちにこれから三年間過ごすこととなる国立清前高校に着いた。

「おぉ、こうして改めて見るとすげぇ学校だな・・・」

「そうだね・・・ってあんまり時間ないし、さっさと教室行っちゃお!」

「そうだな、彩これからもよろしくな」

「急に何言ってんのさw当たり前でしょ」

そう言い合いながら二人は学校へと急いで入って行った。


そしてとうとう入学式が始まったが、いかにもな感じで式は進んでいき、何事もなく入学式は終わった。

そのあとは入学式が終わり、そのままで今後の学校生活における諸注意などを受けたが、今日は授業などが無い為入学式が終わるとすぐに学校が終わった。


入学式の帰り道・・・

「明日は能力レベルを考慮した今後の授業やクラス分けを行うための能力試験スキルチェックがあるって言ってたっけ」

「らしいね・・・明日からってあたりそこはさすが難関校って感じ。普通はもう少し期間が空いてからやるのが普通なのにね。まあ少しでも早くレベルに応じたカリキュラムを生徒に受けさせることによって、生徒の能力強化を見込んでいるんでしょうね。」

「それは分かるけどさ、それにしても早いよな。まあこうして近くの高校に通えているんだから文句は言えないか・・・」

「ともかく明日はレベル5の評価をもらえるように頑張らなきゃね」


こうして話しているうちにあっという間に二人はそれぞれの家の前に着き、別れたのだった。

しかし、この時二人はまだ知らなかった。自分たちが本気で能力を使用したことが無い為に自分自身の能力がいかに規格外かということを。

そして自身の本当の能力を。

初めて1話を書いてみましたが、難しいです・・・主人公とそのヒロインの能力は次の話で明かすので楽しみにしてください。皆さんはどんな能力が欲しかったりしますか?ぜひ、感想で教えてください!

参考にするかもしれませんが、良ろしければお願いします。

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