プロローグ
プロローグ
ここは、とある芸能事務所のダンスなどを練習する部屋。ここでアイドルや役者などは日々練習をする
隼『タイム、タイム。ドラムの入りが遅れた!安里何度言わせるんだ!』
隼人は、ドンドンと思いきり床を鳴らしながら、後ろにいるドラマーを指差し声を荒げた。
安『はぁ‥‥もう辞めませんか、こんな練習を続けても上手くなんかならないし。無意味ですよ、無意味』
安里は、その指摘に大きなため息をこぼしながら、答えた
隼『なんだと!なぜ無意味だと言い切れる、回数を重ねる、努力を続けるそこに無意味など‥‥』
安里『始まった‥‥隼人さんそういうのウザいです、努力だとか、日々の練習だとか、そんなのいま流行りませんよ。今を生き残るには才能と技術と知識、実力世界の音楽だからこそ、それが必要とされる。それを持ってるものが生き残るんですよ!』
2人はまるでアイドルとは思えない、ギラギラし、殺気すら感じられる眼差しで睨み合ってた
その空気をまずいと感じた他のメンバーが楽器を置いて2人を止めにわってはいった
『おい!隼人やめろ!』
『お前もだぞ!安里』
二人はそれぞれ抑えられてジタバタしてる
そこに、コンコンとドアをノックする音がした
『隼人さん、次の仕事の移動時間です』
マネージャーの声がドアの向こうから聞こえた
『ほら、隼人呼んでるぞ、さっさと支度しろ』
隼『へいへい。じゃあな、明日から個人レッスンあったから。顔だぜないからよ、代わり探したいなら別に止めないから、でもその時は連絡くらいはくれよ、俺にも都合があるからよ』
それだけを言い残し隼人は、ギターケースを担いでその場から居なくなった