表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩の箱

道はアスファルト

作者: 眞木 雅

体ちぎり合う切実な人々

今日も今日とて快晴で

吐くだけ吐いたらまた走る


心ちぎり合う傲慢な人々

明日も明後日も曇天で

笑うだけ笑ってまた眠る


何処に行こうと勝手なら

どこにもいる意味はないのだろう

生きる生きないが勝手なら

恥を重ねても同じこと


煙草の煙で空を飛ぶ

お茶の香りで顔を洗う

そんな日々で良いだろう


例えば明日の予定なら

入浴のあと箪笥から生まれる

だから考えるよりもまず

窓を開けて夜を迎えよう


夜風の残り香舞う早朝のために

貴方ははやく眠るだろう

健やかなあなたを思って僕も

一際静かに眠るだろう


疲れた貴方と僕と生活と

紙を重ねるより乱雑に

水を注ぐより慎重に

生きるためのささやかな詩






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ