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詩の箱

道はアスファルト

作者: 眞木 雅

体ちぎり合う切実な人々

今日も今日とて快晴で

吐くだけ吐いたらまた走る


心ちぎり合う傲慢な人々

明日も明後日も曇天で

笑うだけ笑ってまた眠る


何処に行こうと勝手なら

どこにもいる意味はないのだろう

生きる生きないが勝手なら

恥を重ねても同じこと


煙草の煙で空を飛ぶ

お茶の香りで顔を洗う

そんな日々で良いだろう


例えば明日の予定なら

入浴のあと箪笥から生まれる

だから考えるよりもまず

窓を開けて夜を迎えよう


夜風の残り香舞う早朝のために

貴方ははやく眠るだろう

健やかなあなたを思って僕も

一際静かに眠るだろう


疲れた貴方と僕と生活と

紙を重ねるより乱雑に

水を注ぐより慎重に

生きるためのささやかな詩






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