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最後の電話  作者: れんき
第一章「最初の電話」
6/6

第6話 「今と過去」

田中美雨と佐藤杏奈に同時告白をされておれはしばしば悩んでいた

朝7:00、いつもより体が軽く動かしやすくなっていた朝。

学校に着いた後のことについて悩んでいた。

「う〜ん...」

俺はどうしたらいいのだろうか

美雨は俺のどタイプである。

ロングの髪で清楚系女子。どこか不思議なところもあって、泣いたり笑ったり表情豊かな人。

杏奈はタイプではないが今までの付き合いを考えて振り返ってみるとドキッとする。

短髪で髪は少し茶髪、いつも朗らかで元気いっぱいな感じな人。

ふと時計を見てみた。

時刻は9:00を過ぎていた。

「は、え、は!?俺こんなに長く考えてたのかよ。ってか学校がああ!」

おれは急いで着替えて家を飛び出して学校へ向かった。

学校へ向かう道、なぜがぐにゃぐにゃとうねっていた。

「なんだこれ、、歩きにくすぎる!」

そのまま視界はだんだんと暗くなっていき

意識が遠のいていく。


しばらくして目を開くと俺はベッドにいた。

「夢、、?」

俺はベッドにある電子時計をみた。

「12/3、、、!?それって秋が亡くなる1週間前の日じゃ、、」

どうなっているのかわからない

秋は亡くなっていて、おれは田中美雨と佐藤杏奈に告白された。これは夢ではないと思うんだ。

夢とはいえないほど、鮮明に覚えていて、記憶に定着している。

俺はとりあえず学校へ行った。

「なん、、、だこれ、、、」

学校へ行くとその校庭には、

何者かによって惨殺された生徒たちが大量に出血をしながら倒れている。

ざっとみて50人ほど。

手が震え、体にへんな冷や汗をかき、顔は青ざめていく。

その時、あるものが目に入った。

「あれは、、、田中美雨!!!!!!!!」

田中美雨は校庭のど真ん中で大量に出血をしながら座っていた。

「美雨!!!!!!!!」

おれはダッシュでその場へ行った。

「美雨!大丈夫か!美雨!起きろ、、!!」

ただ、美雨は体が冷たく、息をしていない。

降っていた雪がさらに強くなり、猛吹雪となってこの街に降り注いでいる。

吹雪が強過ぎて、前が何も見えない。

「くっっ、、風が強い、、、、ん?あそこに誰かいる、、」

おれは目を細めてよくみてみた。

そこには

血のついたナイフを持った秋が立っていた。

「そんな、、嘘だろ、、???嘘と言ってくれよ!秋!」

おれは秋に襲われて、ナイフで何回か刺された。

足の骨は折られてしまい、身動きができない。

積もった雪の中にどんどんと沈んでいく。

「俺、、死ぬのかな、、はは」

おれは次第に目の前が暗くなって意識が消えていく。


次に起きた時、おれはまたベッドにいた。

「電子時計、、12/3、、!」

また元に戻っていた。

どれが夢でどれが現実なのだろうか、

俺はもうわからなくなっていた。

「ここでまた学校に同じように行ってしまえば

おなじようなことになってまた死ぬだろう。

ならおれはどうしたらいいんだ?」

この状況を打開するには秋を、、殺すしか方法がなかった。

「殺すしかないけど、、どうやって、?」

「というか俺は殺す勇気があるのか?」

「おれは刺される恐怖がないのか?」

「おれは何がしたいのだろうか。わからない。」

「そうだ。おれがしんでしまえばいいんだ」

俺はもう疲れていて頭がおかしくなっていた。

俺はキッチンに向かい、ナイフを取り出し、

自分の首に何度も突き刺した。

「うっ、、ぐっ、グハッ、、」


???「過去の愚行を振りかえれ」


誰の声だ、、、??いや、いいか。


目を開けると

誰もいない空き教室に俺だけがいた。

時刻は夕方であった。

次回 第7話「過去の愚行」

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