第一話 あと1094日
手数料がまさかの四億!
はたして本当に返済できるのかぁ~?
「ヒヒーン」「ヒヒーン」
甲高い動物の鳴き声が響きわたり目を覚まし獣臭さが回りに立ち込めここは何処かと周りを見渡すと馬が二頭こちらを向いて鳴いてる不審な俺を威嚇するような眼差しも向けてくる。
「前世でも嫌われ者だったが、異世界でも嫌われ者か~(悲)しかも馬にまで!」
気がめいる。ただ落ち込んでばかりではいられないもうここは現代日本ではない!
なんでもありの異世界なのだから!周囲を確かめるどうやらここは馬小屋らしい
「ヒヒーン」
又、馬が鳴く。人の気配はないがこれ以上騒ぐと人がやって来るかもしれない、とりあえず近くにある馬の餌ぽいものを与えて落ち着かせた
馬も興奮がおさまり、餌をムシャムシャ食べている!餌が無くなると馬がすり寄てくる!どうやら俺に好意を持ってくれてるようだ!
俺もうれしくなり馬を撫でるそんな微笑ましい時が、小一時間続き
我に返る
「こんなことしてる場合ではない!!」
馬と仲良くなれたのは嬉しいが転生前にもらった納付書が気になる!もう一度確認する
やはり、納付額は四億となっている、ただ通過単位がジルと表記されている!この世界の通過単位らしい。あと納付書の右下に納付期限も書いてあった
(納付期限はあと1094日)
「何だぁ~~あと1000日以上もあるかぁ~」
と一瞬安心したがよくよく考えると年単位ではあと約三年しか無い、前世の俺はネガティブ思考だ
あと三年もあるとは考えられずあと三年しかないと考えるダメ思考の持ち主
だか今世では後悔のない人生をと決めたんだ!ポジティブ思考でいこう!
とりあず深呼吸をし、心を落ち着かせる今はまずこの異世界を生き抜こうそう心に決めた
あと異世界転生でやるべきことはステータス確認か、どうやって調べるのかわからないのでとりあえず適当に叫ぶ
「ステータスオープン」
間を置かすステータス表示が前方に映る
まさかの一発的中!
うれしさはあったがとりあえずスキルやレベルのチェックだ!
「レベルは1でスキルは言語、ジョブは商人?」
正直、微妙だお金を稼ぐには商人はいいがスキルが言語!言葉道理のスキルならいろいろな言語が喋れる能力だと思う!
長期的な考えならありだが三年と限られた中では厳しい
勇者や剣豪などジョブやスキルなどあれば難しくはないが……
俺はあれこれ思考すうちに外は真っ暗になり知らず知らずのうちに瞼を閉じていた