表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

3.ゲーム好きな作家は案外アウトドア ゲーム好きの朝(夜)

登場人物


ゲームが好きな作家 もも


同居人でかっこいいタイプの人 こう


――――――――――――――


「もも。今日さ夜ご飯欲しい?」

「ん…。」

 素っ気ない返事だが、これが彼女にできる最大の返事だ。それは、三か月一緒に過ごしてきた俺が一番最初に学んだことだ。

 彼女は毎日六時起きて、ずっと手を動かす。たまに本を読んでいるが、毎日ほぼ同じことの繰り返しだ。

一回だけそれをしていて楽しいのかと聞いてみたことがあるが、

「うん...それなりに...私が望んだことだからさ...」

 仕事に本当にひたむきなんだな、と改めて感じられた。

「あっ、天気が...」

 ふと顔を見上げると、さっきまで雲一つない快晴だったが雨雲が空一面をおおっていた。

「あぁ、洗濯もの。」

 俺は慌ててベランダの洗濯物をかき集める。

「ありがと」

 振り向くとももが居た。彼女の声をしっかりと聞いたのはいつぶりだろうか。

「あと、やっと、出来た...っ」

「うわっ。ももっ?!」

 隈ので来てしまった愛らしい顔は微笑むと、倒れた。驚きで動かない体をなんとか動かし、彼女を寝室まで運ぶ。

「...やっと出来たよ。」

 真っ白い指が指すのはパソコンの上に置かれている原稿。

「ありがと、これでボイスドラマ出来るね。」

「うん。」

 俺とももはVTuberをやっていて、事務所から企画でボイスドラマの原稿から録音までやってみた。というもう時代遅れのような無理難題企画をやっていた。

「ねね牡丹姐さんあなた歌枠用意してたけど、ダメだよ。」

「やめて、歌わせてっ」

 俺は羽根神楽、ももは羽根牡丹。姉弟という設定でやっているが、実際は俺が兄、ももが妹。

 妹は配信が好きするのでストッパーとして俺も配信を始めることになった。今回のように無理難題を言われる時もあるが、だいたいは楽しい。ももが続ける間だけ。と思っていたが、このまま続けていたいと思っている。

「うーんもぉ...妾の歌枠なし?」

「なし。」

「もうすぐ辞めるつもりだけど?」

「俺も続けるから辞めないで。」

「えっ?」

 この時だけでいいから妹に甘えさせて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ