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あそこのカーヴ
かつては外国だった森
自由気ままに飛び交う鳥
喧噪避けて迷い込む子に
お土産あげよう目隠し鬼
あそこのカーヴをみてごらん
あそこのカーヴをみてごらん
いつでもぼくは待っているきみ
巡りゆく季節過ぎ去る日々
年々増える小じわとしみ
淡々と過ごす意識する死地
あそこのカーヴをみてごらん
あそこのカーヴをみてごらん
寂しくないとはいえないけど
あの日のきみが森を描いてよ
せがんでくれたきみのあの目を
忘れてないよ忘れられないねと
あそこのカーヴをみてごらん
あそこのカーヴをみてごらん
もう一度だけもう一度だけ
あそこのカーヴをみてごらん
あそこのカーヴをみてごらん