夜光性の少女

夜光性の少女

いとも簡単に　

糸が切れたように

愛しい少女が　

音もたてずに

大人になるの　

大人しくなんてしていられないし

外にでれば誰かがきっといるし

あとのことなんて考えてられないし

見通せなかった罪の印

今年で最後消えた祭り囃子

落とし穴の中ここが居場所

ふとした時にちょっと泣けるし

ひとしきり泣いたらすっきりするし

もともとひとりわたし婚外子

街の光吸って少女発光

街の光吸って少女発光

しとしと嫌な雨も降っているし

あとすこしくっついていたいな発光体