THE SKY IS LIBERTY
初投稿です、P4R411ELです。
ロボット物が好きなので書いてみました。
感想等お待ちしております。
爆撃、砂煙、稼働音。
今日もまた、誰のためかわからない戦場を翔ける。
『作戦区域まで残り300、既に第3、第4分隊が戦闘中です。損害報告は届いていませんが、奴らのことです。1機体残っていたらいいほうでしょう。』
静かにジェネレーターが動き始める。
UIが周りを覆う。
『目的は、ACAF社の撃退だ。』
機体が大きく揺れる。
床のハッチが大きく開き、出撃準備が整う。
『HEAT HAZE、作戦に移れ。』
機体を支えていたアーマーが開放され、空中に放出される。
レーダーに敵の位置と、味方の位置が表示され、武装残量、エネルギー残量、照準が眼の前に表示される。
『各部隊1人ずつ生きてる見てぇだな、最優先で逃してやってくれ。』
左に目をやると、岩山を掻い潜りながら必死に逃げている機体が見えた。
《THIRD UNIT No.3 HAWK EYE》
後ろには2機体ほど敵が近づいていた。
スラスターを更かして、二機体の前を横切るルートを向かう。
右腕の機関砲を撃ち、砂埃を起こす。
敵機体は急制動して、周囲に警戒する。
それと同時に、砂塵を横切るように駆け抜ける。
敵のミサイルがロックオンしたことを警告音が知らせる。
急制動と同時に、上にスラスターを吹かす。
ミサイルの上を飛び、敵機に向け加速する。
二体の頭に機銃を突き刺し、撃ち込む。
頭部が吹き飛ぶのと同時に、機体はぐったりと停止する。
もう一人の生き残りに目を向けたときには、もう既に機体は燃えていた。
それと同時に、敵が撤退していくのが見えた。
『一人生かしただけでも十分だ。にしても、AI機体の精度も下がってんのかねぇ。』
味方の船が到着と同時に、大きな影がこちらに向かっていた。
移動型都市、エレクトラ。
我々の母艦だ。