表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ピンポンパール  作者: 二重名々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/117

第七十五話「学べた」

「対戦ありがとうございました!たくさん学ばせていただきました!」


評理は手を差し出し、アイサがその手を取って握手した。


「こちらこそ。またいつか試合しよう」


少しでも気を抜けばアイサが負けていた。

アイサの方も多くを学ぶ事が出来た試合であった。


「五対ゼロで箱石高校の勝ちです」


「「ありがとうございました!」」


全員が礼をした。

直後、隅根の部員が次々と箱石の部員に近寄る。

それぞれ持っているスマホの画面を見せた。


「この試合のここ!どういったお考えでこのコースを選んだんですか!」


「この技に名前はありますか!?」


「ここのすっごいの、もっと詳しく教えて?」


箱石の部員一人につき、隅根の部員が二人か三人。

二、三年生が取材のように質問し、一年生はそれをメモしていく。


「いやーすみませんねグイグイ迫っちゃって。動画のためには念入りな取材が必要でして」


譲侍が克磨に言った。


「それは良いんですけど、何で動画のためにここまで熱心に?公開している訳でもないのに」


失礼とは思いつつも、克磨は素直に質問する。


「それはもちろん、強くなってほしいからですよ。動画を作るためには何度も映像を見直し、分析し、自分の言葉で表現しなくてはいけません。その過程で本当にたくさん学べるんですよ。練習試合のお相手には、せめてものお礼として完成した動画を送らせていただいています」


ただ面白さや楽しさを欲している訳ではなく、強くなるための動画作成。

出石譲侍、そして隅根高校は克磨が思いつかなかったアプローチで選手を強化していた。


「本日は本当にありがとうございました」


最後に、顧問として羽子が頭を下げる。


「こちらこそありがとうございました。お互い、全国に向けて頑張っていきましょう!」


「バイバーイ!」


「お元気でー!」


手を振り、別れる。

結果を見れば箱石の圧勝。

しかし、多くの事を学べた練習試合となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ