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テーマ詩集:空

天を衝く

作者: 歌川 詩季

「そらをつく」です。

 青く()びつく肩甲骨が(きし)んだら

 チェーン巻き上げ 二本の腕で(そら)()

 翼もなしに 無駄に広い背中すれば

 ()てつく視線の槍に(さら)され


 三千年の未来なんて 知らねえよ

 目の(かたき)にするには 遠すぎる



 赤(さび)の浮く血潮に深く沈めたら

 (うつむ)こうとも 二本のつのは(そら)()

 枝と螺旋(らせん)(とが)れば ところ狭しだと

 埋めたひたいが(えが)くはハチワレ


 三光年のかなたなんて 見えねえよ

 目の毒だと言うには (くら)すぎる



 とりあえずは手近で 高(いびき)をかくあの(そら)

 一発くれてやる ……なんてのも絵空事

 あれ? 怒髪はどこに?

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― 新着の感想 ―
[一言] 天元を突破するあれが最初に浮かんでしまった。 手を上げて気勢を上げろ、と 強制されて倣ったところで お前に何ができるんだ、と 冷たい視線に晒されて 怒りの滾る思いは内に深く秘めて 俯い…
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