158、 スケボーと魔獣
最近は朝水やりして 朝ごはん食べて 鳥さんに鳥用固形飼料が有ったので
上げて見たら、食べたので 鳥さんにも朝ごはん上げてから、城下町に行って
獣人族の様子と雑貨屋じいじに顔出して、じいじ食堂で昼ごはん食べて
自宅に戻り、テニスかゴルフしてお風呂入って 夕ご飯作って食べて 寝る。を
繰り返す、規則的な生活をしている、 そんな時リトから御願いを受けた。
リトが亀さんと話していた理由が判った。 ”ハーフパイプ作って”の依頼で
何の事だか判らなかったが、スケートボードとかの競技で使う物らしい。
(何でそんな事知ってるんだろう?)
用はカメさんが歩くのが遅いから何とかならないかとの依頼をリトが受けたのだ、
リトは考えて 俺が出した雑誌の中から スケートボードにカメさんが乗れば
速く移動出来るのでは?と思い至ったのだ、 ただ、普通のスケートボードでは
魔族界の移動は難しいので 俺のケッテン君をヒントにして装軌車両の態をした
スケートボードをアマと開発したらしい。 しかし走行速度に問題が有り
カメさんでもコントロール可能な動力付きスケートボードも開発していたので
走行風景を見せて貰ったが、カメさんがスケボーにベルトで括り付けられて
いて(カメさん自身ではベルト巻けないらしい)走行している所を見たが
フラフラしていて 危なっかしい。 大体カメさんも人型に成れるのだから、
普通に自動車かリトみたいにトライクで良いんじゃないかと問うてみたら
如何やらアマも含めて気が付いていなかったらしい。 カメさん足を用意するのは
俺の仕事になり、カメさん用スケボーを作っている最中にリト自身も乗っていた
ので 要するに魅力に取りつかれ、ハーフパイプが雑誌に載っていた為、作れの
依頼が来たのだ。 それでは作って見ましょう。 怪我の心配が有ったので
危機管理をヴィーヴォがしてくれる事となった、ヴィーヴォ近くに雑誌で見た
様なハーフパイプを作って上げたら 早速子供達は滑って見せてくれた。
最近はエルフの子供達も仲良くなって バンパイヤの子供達と一緒に遊んでいる。
しかし魔族達は本当に運動神経が良い、危なげなく高難易度の技を決めてケロッと
している、だがここは ヘルメットと膝・肘用のプロテクターを皆にわたそう。
トーラさん家族は大体2日に1度のペースで帰って来る。今までに4種、
鳥さん・ウサギさん・ブタさん・ヒツジさんの魔獣を手懐けて来ている。
動物よりも魔獣の方が凶暴で危険なのだが、頭は圧倒的に魔獣の方が頭が良いので
手懐けてしまえば魔獣の方が手が掛からないそうだ。
最後に牛の魔獣を捕らえに出発する事になるのだが、トーラさんから相談を受けた。
随分と魔族領の奥に入っていて、地面が緑地化された事も有るのか 魔族領の
生物分布が刷新されて、多種多様な動物・魔獣が生息していて結構危険な目に
逢っているとの事。 特に虫関係が数が多くて厄介らしい、それに結構危険な
種族も接触はしていないが、確認はしているので対策用に何か武器を用意して
くれないかとの相談だった。
う~ん 実際に俺が見た事も無いし 俺が対策立てるのって力不足だよね、
フォーに相談したい所何だけど、フォーは最近人族領生前の俺ボディーの
慣熟運転でここ数日居ない。 誰か詳しい人いるかな? 魔獣の飼育は敷地外で
行っている為、トーラさん家族と自宅方向に歩いていると ヴィーヴォに呼ばれた
「太一さん 私の葉を差し上げます。それを細かくして布の袋に入れて
持ち歩けば 虫除けになりますよ。」*ヴィーヴォ
有難う、貰って於くね。 挨拶して更に自宅へと歩んでいるとアパッシオと
ソステ夫婦がゴルフをしていた。
『ご夫婦でゴルフは 羨ましいですね、アパッシオさん。』
「太一殿、これはお恥ずかしい所を見られましたな。」*アパッシオ
エルフ達は今迄100年旅をしていた筈だ、何か情報を持っていないだろうか
『アパッシオさん 魔族領の魔獣について詳しいですか? 若し詳しいなら
教えて頂きたいのですが。』
「はぁ、詳しいと言いますか 一般的な事は判りますよ。それで良ければ
お話ししますが。」*アパッシオ
トーラさんを見ると無言で頷いていたので 東屋でお話を聞く事となった。
取り敢えず、口が良く回る様に皆にビールを配る。 んっ、あんまり減って無いな
アマ補充したの?
{否定 マスター、補充していません。皆気を使って水しか飲んで無い様です。}
こんど自由に飲む様に言っとかなきゃ、熱中症になっちゃうよ。
『すみません、御夫婦の御邪魔をしてしまって。』
「いいえ 遠慮なさらずに、そして聞きたい魔獣の事とは?」*アパッシオ
ここは俺が話すと意図する部分が違って来る場合が想定されるので トーラさん
から質問して貰う事にした。
最初に虫関係から、虫で厄介なのは 蚊・蜂・蛾・蟻・百足・らしい如何やら
サイズが俺の生前と大きく違い まず間違いなくデカい。蚊でも大きい奴は大人の
魔族を掴んでそのまま飛び、生息域迄運んだ上で吸血行為に及ぶ物まで居るらしい
なにそれ コワイ! 蚊のレベルでそれなら他のも驚異的な生物達だろうな。
細かな生息域とか 対策方法とかを聞いていると他のゴルフプレイヤーも
東屋に入って来て話に加わってくれた。 やれ百足が固くて矢が刺さらないとか
蟻の牙とギ酸がヤバイとか 蛾の鱗粉が毒なので危険とか 蜂の毒が一番ヤバイとか
情報を多く貰った、 そして危険な魔獣の方は デカいカメさん火を吐くらしい
(それは ガ〇ラなのでは?) デカいヘビさん頭が幾つも有る奴も居るらしい
(それはプレストさんの旦那さんなのでは?) デカい蜥蜴さん此れも火を吐く
(それは大じいじの御親戚なのでは?) あっ、違うのファイヤーリザードって
言うんだ。 それにシメール。魔獣の中でも最強種になるそうだ、どんなの?
{回答 マスター、マスターも御存じの様です。所謂キマイラです、獅子の頭
山羊の胴体 蛇の尾を持った生物 因みにシメールはフランス語です。絞める
訳ではありません。} ありがと、アマ 何でフランス語なんだろ
そいつは特に火は吐くし、尻尾の毒攻撃はするは四足歩行タイプなんで後ろ
蹴りも強力で、とっても質が悪いらしい。 これはトーラさん達の装備を
考え直さなければ、危険かも知れない。 出すか、戦車。
<それなら 皆で狩りに行けば良いじゃない。> フォーが帰って来た
東屋に向かって徒歩で来たフォーは前世の俺のままだ。何でドライバー1本だけ
持って来たんだろう?
<だって太一君の世界にはこれ1本でゴルフしてるプロがいるんでしょ~。>
・・・ それは居たけど 多分架空の人だと思うよ。
狩りなんて言葉が出たら 俄然住人達は乗り気になって 持っていた弓とか
槍なんかを持ち出して来たので 敷地の外れに急遽射撃場を作った。
今皆さん 今までの勘を取り戻すべく、盛んに矢を射ったり、槍を投げたりして
練習を始めた。(これは行く事決定なのね) 俺は如何しよう、水鉄砲で
良いのか? 何か違う様な気がする。
<そうだね、太一君に渡してある水鉄砲は遠く迄届くけど 何方かと言えば
近距離戦向けだよねぇ、それにスコープ付ける?>
ちっちゃな水鉄砲にゴツイスコープ乗せても 当てられる自信が無い。
<だよねぇ~ だから 水抜き、水鉄砲にしよう。> 何だそれ
<だから、 鉄砲。> それで水抜きか
でも どんなの有るんだろう、やっぱり遠距離攻撃だよな、ライフルかな。
なんて考えている、東屋付近を 俺が出した魔力アシストオープンカーに乗って
高らかに笑いながら走り去るカメさん(人バージョン)が通り過ぎて行く。
(あの人、俺の居た世界では架空の存在だけど、外国も含めて凄く人気の有る
尻尾が有って雲にも乗れる不思議生物の御師匠さんに激似なのは何故だろう)
{考え過ぎです、マスター} はい、気にしない様にします
{肯定 マスター、マスターの知ってるキャラクターに 似ているからって
カメさんが穴に嵌まって 気合で自分に発破掛けても 如何にも成りません。}
それって カメ〇メ〇って奴でしょ、アマ俺の記憶を見ても良いけど 俺が
好きな物語を独自解釈して面白く脚色しないでね、お願いだから。
横道に逸れたので軌道修正しよう。
大体 魔獣って狩っちゃって良い物なの?
<大丈夫だよ、あれだけ絶望的に何も無かった魔族領でも絶滅しないし 居たら
居たで、皆に迷惑かけるし 全て殲滅対象だよ。多分緑地化されたから 食料に
なる動物も増えているだろうから、爆発的に繁殖していると思うよ。>
魔獣とはそう言う扱いの生物なんだ、仲良く出来ないって事か。
<その考えは 魔族 多分人族でも無いと思うよ、太一君は別世界の常識で
この世界を見てるから判断基準が違うのだと思うけど まあ 実物見たら判断
出来ると思うよ。> 俺の博愛主義は魔鋼の様に固いぞ!
<まあ、射撃はスポーツでもあるんだから 軽い気持ちで練習はして見れば。>
それなら良いか、的に向かって射撃をするのは俺も好きだ。
<じゃぁ、どれにする? 一杯有るよ 選んでね。>
その言葉と供に 俺の空間収納に大量に送られて来た銃器関係とアモ(弾丸)、
俺の空間収納内が一気に武器商人の様相を呈して来た。 先ず使えそうな
奴を出して見よう。 ハンドガン関係は要らないな これは全部フォーに返して、
長物は狙撃が目的だから ライフルだよなぁ、M40出してこれボルトアクション
なんだよなぁ、大丈夫かなぁ。G3SG/1出してHK427も出そう でも
7.62×51弾で大丈夫か? バレットM82も出そう、でも森とか林で
こんなに長いの取り回せるのか?短いのも出すか。CARー15でしょ、
MACー10も良いな、あとクリス ヴェクターだな、この位で良いかな?
分体支援火器はフォーが持ってるだろうし、あとはグレネードランチャーとか
ロケット弾とかミサイルとか要るかな、迫撃砲とかもいるか? 何だったら
功さんに操縦して貰って A-10サンダーボルトで航空支援して貰っても
良いかって 航空戦力ならB-1かB-2で爆弾落として貰った方が安全か?
<ねえ、太一君 何本格的に全滅作戦立案してるの 狩りにいくんだよ
狩りだよ。 狩りにステルス爆撃機要らないよね、 大体ステルスで
なくても良いし。>
そうだった、狩りだった。 でも一応M72LMWとBMG-71TOWと
FGM-148ジャベリンは出しとこう。 では早速実射して見よう。




