↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
152/418

152、 獣人達の見学ツアー


 ラウス出身の獣人は30人も居た、どうやら来訪していた商人に美味しい

働き口が有るとか言われて、付いて行った挙句奴隷として売られたらしい。

酷い話である、 その話の最後にあの獣人家族の父親が殺されたのだとの事だ。

その商人は其の事件後ラウスには来ていないらしいが、多分 人と名前を変えて

ラウスには未だに接触していると俺とフォーは感じていた。


 此処の野菜はとても美味しいのだ、奴らが取引を中止するとは思えない、

だけど その大切な生産者を売っ払うなど正気の沙汰とは思えない。馬鹿なのか?


 <太一君 多分生産量を減少させない最低人数を割り出した上で、余剰と成る

獣人の数だけ奴隷として売ったんだよ、人らしいって言うか 悪魔にスカウト

しちゃおうかな。>  いやダメだ、今迄付き合って来て判っている、悪魔も

魔族も皆働き者なのだ、それに人を騙さない。アスモデウスさんを見習え!って

思う。(リリスさんは除外で あの人はピンボールマニアになってしまった)


 <じゃあ 基本的にその商人はお仕置きでよいね。>  何すんだフォー


 「あの、スダチは元気ですか? 母は元気ですか?」*獣人娘


 「あっ! 貴方はユズちゃん? 元気で良かったね、元気よ お母さんと

スダチちゃんは あっ、スダチちゃんはチョット、・・・」*クス


 「えっ! スダチがどうかしたんですか?」*ユズ


 「えっ、ええ。チョットこっ酷く叱られて 今投獄中って言うか軟禁中?」*

クス  (あの子は監禁されているんだ)


 「あ、あの あの子は何をしたんですか?」*ユズ


 「ええ、悪戯をね、 軍隊相手に。」*クス 

 ”ばったり” あっ!ユズさん倒れた。




 ユズさんを自宅に運ぶのを住民の方々に御願いして クスちゃんは見学ツアーを

開始した。フォーが参加したそうだったが、帰って来た住民の為に農地拡張したり

お家を交換したりしなくてはならない。暇ではないのだ。

 当然ユズちゃん宅にも訪問して、お家を改造してると スダチ君が出て来た。


 「将軍様、お姉ちゃんを連れて来てくれて 有難う。」*スダチ


の言葉を貰ったが、君なんでそんなに怪我してるの? あの時軍隊にやられたの

かな? ほゞ全身包帯だらけだ、近づいて来た時もあの子だと気づかなかった程

包帯だらけだ(ミイラみたい)

 {回答 マスター、母親です。母の愛の鞭です、獣人流です、痛そうです。}

あれはやり過ぎでは無いであろうか、多分旦那さんを殺され、娘を取り上げられ

止めに息子が死にそうになったのだ、正常な判断が出来ない精神状態だったの

だろう。 そして二度とそんな危険な事を息子にして欲しく無い為、力が入ったの

であろう 判らない訳では無いけど どう見てもやり過ぎっぽい。


 アマ、俺水使っちゃダメ? この姿をユズちゃんが見たら又倒れると思うよ。

 {肯定 マスター、でもやはり問題です。使用を許可する事は出来かねます。}


 <じゃあさ、温泉作っちゃおうよ 太一君。>  温泉有ったの?


 <うん、今調査したら直下に温泉沸いてるよ、チョット熱いから太一君の水で

温度を下げる位の量を入れれば丁度良い感じに療養出来ると思うよ。>


 それだ、やはり地方の村落には 温泉場は必要だな、それでは早速温泉場を

作りに行こう。





 場所は魔族領との入口付近にした、丁度ビーフ君とポーク君の部下が2人づつ

居たので温泉場制作を手伝って貰う、俺達も利用したいと言い始めたので

魔族も利用可能な巨大な温泉場を作って見た、当然露天である。作ってる傍から

入浴し始める魔族達、こらこら、あんまり入ってると茹で牛と茹で豚になるよ。

何故かツネが湯に入ってる、おい爺さん空いてるからって女湯に入るんじゃ

アリマセン! 各家庭にもお風呂は付けたので ここはシャワー等便利グッズは

無しの方向で、露天温泉と上がり湯用の浅いお湯を溜める場所を洗い場に作って、

椅子と手桶、石鹸など備品を出した、 出来た ラウス温泉。

 

既に入ってる奴らも居るけど、スダチ君を連れて来て体を軽く流してから(怪我が

酷くて擦れない為)湯舟に浸かってもらった 頭迄。 水面に泡が出て来る、

(口の中も切れているので湯の中で口を開けて貰う様に指示した)


30秒程頭迄浸かって、”プッハァ”と出て来たスダチ君は顔に有った青たん

赤たんは綺麗に消え、切り傷は薄っすらとその名残が確認出来る程度迄治療出来た。

これで お姉ちゃんと対面出来るね。 新しい子供服を上げたら喜んでくれた。


 村落見学ツアーが立ち寄って、温泉に入って此処に定住すると言い始めた人達が

出て来た。良い事だと思うが、他にも行くから全部見てからの方が良いと思うよ、

次は 湖に行く予定だ。



 スダチ君を家迄送って お母様と対面した、見た目は最強折檻母さん的な

要素は見受けられない、お名前はライムさん(柑橘家族だ多分お父さんはレモン

だろう) 普通の綺麗なお母さんだ。ただ治療済みスダチ君をお母さんに渡すと、

微妙な表情になり俯いて涙を流した。(やり過ぎた事は判っていたんだろうな) 

スダチ君とユズちゃんを任せて 早々に立ち去ろう。

 




 多少、少なくなった乗員を乗せて、湖のラブホ手前に転移する。

ラブホの営業妨害にならない位置に駐車して 全員降車する。 早速湖に飛んで行く

イルカさん・人魚さん・亀さん・ヒポポタマスさん・コドモドラゴンさん

(コモドドラゴンだろ) あと下半身蛇な綺麗なお姉さん方(ラミアで良いのか)

は一斉に入水して行く。 コモドドラゴンさんは水に入って良いのか?



 一応表を騒がしくする旨をビッチさんに伝える為、ラブホに入店する。

バッチリ黒服なダンジョンミノさん(ミノタウロス)が入店の挨拶をして来る。

挨拶をして入店し、ビッチさんを呼んで貰う、揉み手をしながら出て来た

ビッチさん、何でそんなに笑顔なの? んっ、俺の後ろを指差してる。何だ

振り返るとそこには 今連れて来た乗客の内カップルが複数付いて来ていた。

如何やら利用する気満々らしい、 そうですか今迄抑圧されて来ただろうから

そうだよね、御茂りなさいまし。 みんな夫々の部屋に散って行った、

如何するんだこの後、ん! 何ビッチさん OKマークを右手で作ってる。


 「フォーさん 御利用料金は頂きますぜ。」*ビッチ


そうだ、彼らはお金持って無いもんね、何?回数券が有る?それの方がお得?

じゃあそれで、俺だから特価で良い?大貨5枚(50000アーク)で50回

利用出来る、そうなのそれってお得なの? 通常2時間で中貨5枚

(5000アーク)それが50枚で50000アーク、大丈夫か、そんな安くて

何? 俺だから良い、そうなのそんなら買っとこうかな。大貨5枚払った。


 <太一君 本当ならタダで良いよね、だって此処太一君が作ったんだよ、

総工費0でホテル運営してるんだよ あの雄のビッチ。>


 と言われると何か騙された気がするが、まあいいや 商魂たくましい魂には

これからも頑張って貰わないとイケナイので先行投資だな。

 てなわけで 回数券から今回利用分をフロントのゴブリン(雌のゴブリンの)に

払うと回数券は半分以上が無くなった。(そんなに一杯居たんだ)




 少なくなった御一人様達とラブホの外で合流して 湖と森を散策した、当然

赤松さんとユグドラシル分体にも挨拶して 松茸を貰った。他にも舞茸・しめじに

エリンギ・マッシュルーム・ヒラタケ・ふくろ茸も有った(これは自宅に帰っ

からあれを作ろう) 当然の様に椎茸も有る。


 フォーが散策に行った獣人達を連れて帰って来た、何か変な旗を持って何故か

足元を懐中電灯で照らしながら皆を案内している。(それは映画館じゃないか)


 <はいは~い 皆さんお帰りは此方ですよ~。>  調子は良いらしい


 もう直ぐラブホ組も時間切れで出て来る迄は少し時間があるな、 チョット今

貰った茸類を焼いて見ようかな、また折り畳みテーブル出して、

バーベキューセット出して先ず 椎茸から。 石づきを落とした椎茸を

石づき側を上にして焼き網に乗せて少量の塩を振ってジックリと焼いて行く、

椎茸の傘の内側に汗を掻き始めたら食べごろです。 

お好みでレモン等絞ってお召上がり下さい。

 飲み物が欲しいので ビールを出しちゃいます。 皆さんは今迄苦しい思いを

して来たのだ、これ位は良いだろう。 てなわけで乾杯!  馬 じゃない旨。




 序でだから此処でも作っちゃえ、先ずふくろ茸とエリンギを洗います、水気を

綺麗に取って塩をします、大蒜を潰して粉微塵にします カスエラを出して

オリーブオイルを入れそこに大蒜・鷹の爪を入れて熱します、そこへ先程の茸を

投入。 じっくり火を入れて いただきます。うん旨い、バケットも焼こう。

他の茸も入れよう、ヤバい ビールが止まらない。



 ”ドーン!” 何だ事故か、見ると黄色いボンネットバスにマイクロバスが

噛みついてる。 誰だぶつけたのは、マイクロバスの横に プレスト・

スイミング・スクールって書いて有る。(あれは贋作政策委員会の手だな)


 「太一どのぉ、酷いではないか 湖に行く時はわらわにも声をかけて

くれろぉ。」*プレスト  何でそんなに一生懸命何だろう

 {肯定 マスター、前回プレスト様泣きながら松茸食べていたじゃないですか。

マスターと湖に来れば又松茸食べられるから 楽しみにしていた様です。}


 そうですか 先に言っといてくれれば良いのに あっ、リトも来たんだね。

用事は終わったの? 


 [一応形にはなったの 後はフォー様とアマちゃんに相談するの。]


何していたんだろう? 

 調理をリトに頼んで、バスの様子を見て見る、バッチリ双方共凹んでる。


 <これ 両方共私が強化を掛けてあるから 両方共潰れちゃったんだね。>


これ直るの? 


 <ああ、形状記憶にもして有るから チョット待っててね。> 


皆の方へ歩いて行くフォー、暫くしたらヤカン持ってやって来た、何すんだろ。


 ぶつかって凹んだ部位にお湯を掛けるフォー ”ベコン!”って音がしたら

凹んでいた場所が戻った、 もう1台も同じくお湯を掛ける ”ベコン!” で

元通りになる、修理完了らしい。(この世界に鈑金屋さんが有ったら失業だな)


 リトに頼んだらアヒージョが立派なおかずに変身していた、エビが入ってたり

鶏肉が入ってたり 皆バケットに乗せてお口に放り込み咀嚼完了直前にビールで

流し込むのを繰り返している。 これは皆さんダメに成ってしまうのではないかな、

後で、俺水飲んで貰おう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。