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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
114/418

114、 新通貨。


 人族との交易は まだ先の事と思うけど、確かに 魔鋼で通貨を作って置けば

それ自体が人族には魅力的な商品になるよね、(材料取り放題なんだから)

それを魔族領で流通させておけば 色々と都合が良く成るんじゃないかな。

その為にも 魔族領で通貨を皆に使って貰わないとな。


 「そっ、それは良いとして どの位で用意出来るのだ? 現在の通貨も

生産するのに 人族の知識人を誘拐して 作らせたので その人族は通貨の

生産方法を 伝授した後直ぐに死んでしまったのじゃ。 伝授された魔族も

亡くなっており、伝承されておらん また誘拐して来るのか?」*魔王


 <んっ、直ぐ出来るよ ってかもう見本は有るよ、でも魔王ちゃんに確認して

貰ってから 生産しようと思って。>


 「何! もう有るのか 見せるのじゃ。」*魔王


<はいはい。> 


 フォーが出したのは 5種類の魔鋼製新通貨1つ以外真っ黒だ、

一番小さいのは。


10アーク (アークは通貨単位だ悪か?) これだけ銀色

100アーク これはちゃんとお金っぽい。 1円玉位の真っ黒な通貨

1000アークは 100円玉より少し大きいかな 此れも真っ黒。

10000アークは 500円玉より分厚い硬貨だな、やっぱり真っ黒。

100000アークは これって小判だよな、 何か違和感有るけど 良いのか

真っ黒だけど。 フォーによると重さで10倍づつ分けたらしい つまり

100アーク硬貨は10アーク硬貨の10倍、其の外の通貨も10倍な重さで設定

している、是は人族との交易時 取り扱い易いだろうとの考えが有るらしい。


 「これは良い! 良い出来ではないか、此れで良いぞフォー。それでどの位

用意出来るのだ?」*魔王


 <良いって言われるまで幾らでも出来るけど そんなに要らないでしょ、

魔族そんなに多くないし これ一杯持ってても買う物今の所無いし。>


 「そっ、それもそうだの。そんなに一杯有っても要らないな。」*魔王


<今 魔王城で国庫管理してるんでしょう 其の在庫数の2倍程を生産するから

今の通貨と交換するって 城下町の住民に言っといてよ、後で入れとくから。>


 そんな2人のやり取りを ボーっと見ていた。 そう言えばジャーさんから

土地譲って貰った時もお金使ったけど じいじが払ってたからお金見た事

無かったな この 魔族領の通貨って何で出来てるんだろう?

 {回答 マスター、今まで魔族領の通貨は金属ですが 100000アークが

金・10000アークが銀・1000アークが銅・100アークが錫 そして

10アークが ミスリルです。}


 『・・・あれ、ねえアマ 魔族領ではミスリルって貴重な金属では無いの?』

太一が居た世界では そんな物有りませんでした。やはり不思議世界です。

{肯定 マスター、貴重か?と問われれば貴重なのですが、ある事情が有りまして

ここ魔族領ではミスリルそんなに貴重では無いのです。} どんな事情なんだ


 <たーだいまっと。 太一君それはねぇ、ラゴン様のせいなんだよ。>


フォー、もう貨幣作って帰って来たんだ 早過ぎでしょう。

 大じいじが如何したの? まさか大じいじのウ〇コが ミスリルじゃ無いよね。


 <違うよ バッチいなぁ、ラゴン様の古巣(今でも一族が住んでる)が

ミスリル鉱脈なんだよ。有る時ヅィミマーとベリアルが人族と戦闘した時に

その人族が持っていた ミスリル製の剣と指揮棒が甚く気に入ってミスリルを

探してたら ラゴン様が 有るよ て言うんでヅィミマーが御願いしたら古巣から

一族使って高純度のミスリルを大量に持って来たから 余ってるんだよね、

剣と棒が作れれば良いってヅィミマーも言ってたんだけど、自分達ドラゴン

サイズで 魔族軍全員で使う分を持って来ちゃったから 多すぎだって言う~の。

 その後で通貨を作るんで人族の技師を招待(誘拐)して 金属の製錬作業を

していたその技師が現在ある金属が含まれている鉱石を製錬して取り出す手間と

貨幣価値を天秤に掛けたら 非常に純度の高いミスリルが一番低い貨幣に

なっちゃったって訳。

 その時 余ったミスリルは持てる分は持って帰って良いよって人族の技師に

言って於いたんだけど、貨幣製造が終わっていざミスリル大量に積み込んだ馬車に

ニコニコ顔で乗り込んで元気に手を振って別れた直後に脳溢血で亡くなったの。>


 ・・・・・ なんだか可哀想な話だな、多分魔族に誘拐されて強制的に貨幣

作らされて 終わったら殺されるだろうなとか思ってる所に ミスリル持てるだけ

持って帰って良いとか言われて 俄然やる気になって 実際帰れるしミスリルも

貰ったし、此れで人族領に行って売っ払えば 後はウハウハだな な~んて考えて

居たら 御臨終とは 何とも可哀想である。 何か変な物でも食べさせていたの

では無いかな? 多分成人病の類だと思われる。


 <そんな事ないよ ご飯食べるのは彼だけだったけど 毎度食事を部下に狩りに

行かせて 新鮮な魔物だけを提供していたと思うよ、多分。> 何食わせたんだろ


 <それは 新鮮な肉とか肉とか肉とか。>  やっぱりその辺が怪しいけど

今になっては何とも言えないな。 でもミスリルって奴は大量に有るんだな

それも人族に売れるのかな?  実際土地改良して フォーの星光電球大型版が

出来ても 魔族領で生産された野菜や果実は人族が好んで買うとは思えない、

それなら 最初は彼らが既に価値を認めている物を売って見るしか無いだろう。

そう言えば大じいじ達が何でミスリルの鉱脈を巣にしたんだろう、 何か特別な

理由が有るのかな? 


 <これは後から魔王ちゃんに聞いて貰ったんだけど、 夏場暑い時にミスリル

鉱脈の上にお腹を当てていると とっても涼しいらしいよ。>  そんだけ!

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