こんな調子で大丈夫か…?
さて…逃亡してきたのはいいんだか(良くない)…
何をすればいいんだ……
やはりここは身を隠す為に髪型とか変えるべきだろうか。
とか思っても今の僕の所持金じゃ後々生活が難しくなる。
染めるか。うん。染めよう。公園で。
いるかなぁと思って母さんの髪染め持ってきたけど……
色が派手。なんで青なんだよ。というか髪染めの仕方分からない。
…………ええい!もうここは適当でいい!!!
パッケージにやり方書いてあった………
そんなこんなで髪は見事青く染まり、別人の様に見える。
あぁそうだ。名前も変えよう。
どんなのにしようか…
………ここどこ?
うーんうーんと唸りながら歩いているうちに路地裏へ来てしまったようだ。
早く大通りに戻って何か買おう。腹へった。
大通りに向かう最中に誰かとぶつかる。
こんなところに人来るんだな。
「あっ……すみませッ…」
謝りながらその人の顔を見る。
太陽の逆光によって光る紅い瞳、顔にある大きな傷痕、高身長で良いガタイ。
それだけでとても威圧を感じる。
目が点になり、その場に尻餅をつく。
「悪いな坊っちゃん」
そう聞こえた後、先程の男性はいなくなっていた。
くっそ怖ぇじゃんあの人……
食欲一気に失せた…
そんなことを考えながら街をとぼとぼ歩く。
ちなみに偽名は「シン」にした。
英語で「罪」という意味だ。今の僕にぴったりだ。
気付くと日はもう暮れていて、生憎、宿屋を探していない。
今からは難しいだろう。
仕方ない。今日は野宿だ。
歩いていた近くにある河川敷で野宿をするために火を炊く。
買った飯を食べながら炎をじっと見つめる。
僕…いや、俺はこれからの生活、ちゃんとしていけるのか……?
いやぁ先が読めません(←おい)
シン君、これからどうなるんでしょうかねー。
ちなみにツイッターの方にシン君の容姿置いてあるので是非ご覧下さいませ……