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甘いかおりの花蜜は苦い  作者: あさまる
56/61

19ー1

行動力の化身。

考えるよりも先に行動するような人物。

そんな喩えが合う人間が、この世の中にはいる。

やろうとしたことをすぐに実践するような人物だ。

かおるも、その類の人間だ。



「ひまわりちゃん、おはよう!」


「……お、おはよう……ございます……。」

驚きを隠せないひまわり。


登校し、教室に向かったひまわりを待っていたのは、かおるだった。

ひまわり自身、教室に近づくにつれ、周囲の様子がいつもと違った為、何かあると思っていた。

しかし、さくらとアリアが何かやったのかと思っていたのだ。

かおるが来ているなど予想もしていなかった。


かおるが席に座っている。

ひまわりの席だ。



「親方様っ!席を暖めておきましたぞっ!……なんてねっ!」

人懐っこい笑みで言うかおる。


こんな茶目っ気のある行動をするのか。

また新たにかおるの一面を知れたひまわりであった。

彼女の顔から自然と笑みが出た。


「……はっち?」


「……ひーちゃん?」


「ひっ!?」

背後から殺気。

思わず悲鳴を上げるひまわりであった。


急転直下。

真っ青になる。


彼女らの間に割って入る人物。

かおるだ。

「……やめなよ。ひまわりちゃん困ってるの分からないの?」


「……秋風先輩……。」


「大丈夫。今度は私が力になるから……。」


「……え、え?」

ぼそっと呟くように言ったかおるの言葉を聞き返すひまわり。


「ちょっ!?はっち!」


「……ひーちゃん、どうしちゃったの?なんでそんな知らない人に好き勝手させてるの?」


これはまずい。

何度もさくらとアリアの言い争いを見ているひまわり。

だからこそ、流石に分かる。

これはまた、大変なことになる。


「君達、自分のことしか考えてないじゃん。そりゃあ私だってひまわりちゃんともっと話したいし遊びたいし、添い寝したいし一緒にお風呂に入りたいし……。ドゥへ、ドゥへへ……。」

ジュルリ。

涎を拭うかおる。

そこには普段の格好良さはなかった。

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