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「……秋風?」
「うん?」
ある日の朝。
サボりがちであった部活の朝練を終え、教室へ向かったかおる。
そんな彼女へクラスメイトの一人が声をかけた。
「最近何か良いことでもあったの?」
「……え?いや、そうでもない……と、思うけど……なんで?」
「いや、なんかそう思ってね。」
……よく見ているな。
「……隠せないか。」
「え?」
「いや、なんでもないよ。」
ひまわりと久しぶりに話せた。
その事実だけで彼女はここ数日有頂天だった。
本人は隠しているつもりだった。
しかし、隠すことは出来なかった。
席に座るかおるの足は、パタパタと動いていた。
そして、彼女の口から時折鼻歌が聞こえた。
もっと仲良くなるにはどうすれば良いだろう。
誰かに相談すべきか?
彼女のクラスメイトか?
そういえば……。
「ひまわりちゃんの友達ってどんな子なんだろ……?」




