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16ー2
体育準備室から出ていくひまわり。
そんな彼女の後ろ姿を見て、かおるが呟く。
「……やっぱ覚えてないか……。ひまわりちゃん……。」
「おかえり、ひーちゃん!」
「おかえり、はっち!」
ひまわりが教室に戻ると、アリアとさくらが彼女を出迎えた。
「た、ただいま。」
困惑するひまわり。
そして、彼女は違和感があった。
その違和感の正体に、ひまわりすぐに気づいた。
いつもよりも二人の距離が近い。
物理的なものもあるが、どうやらそれだけではないようだ。
「……はっち、どうしたの?」
「ボーッとしてるけど具合でも悪いの?」
「大丈夫だよ、ありがとう。」
にっこり。
心配する二人に笑顔で答えるひまわりであった。




