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15ー3
二人と仲良くしていきたい。
どちらの方が大切か、ではなく、どちらも大切なのだ。
そんな両者が喧嘩していると悲しくなる。
授業が始まる直前まで、端的ではあるが、その旨を伝えた。
二人はひまわりの口からそんなことが出た為、頷くしかなかった。
「……おかしい。」
それは、ひまわりがかおると話した翌日のことであった。
昼休み、アリアとさくらがひまわりと昼食を食べようと集まった。
それにも関わらず、彼女はすぐに教室から出ていってしまったのだ。
「……あんたの頭が?」
さくらの呟きにアリアが反応した。
「……お前昨日のはっちの話聞いてなかったの?私らが仲悪いとはっちが悲しむんだよ?」
呆れた様子のさくら。
「冗談だって。……半分は。それでなにが?」
「いや、はっち私ら置いてどっか行っちゃったじゃん。おかしくない?」
「……確かに……。大親友の私を置いてどこかに行くなんてひーちゃん、どうしたんだろ……。」
「私ら!らね、ら。複数系!」
「……まぁ、とにかく、ひーちゃんが何かを隠してるってのはありそうだね。……大親友の私にも言えないことなのかな?」
「もうそれでいいよ。……で、どうする?」
「……決まってるでしょ?」
アリアのその言葉に、さくらが頷く。
そして、二人は立ちあがり、廊下へ出た。
ひまわりの後を追いかけた。




