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彼女らの噂はすぐさま同級生達の耳へと届いた。
今まで目立っていなかった女子生徒が自分とは正反対のギャルと転校生に挟まれている。
皆そんなこと、半信半疑で聞いていた。
しかし、実際にひまわり達を見ると、その噂が本当であると思いしるのであった。
「なんか教室が騒がしいね、ひーちゃん。」
教室内に入るや否や、アリアが言った。
まるで昨日まで自身へ向けられた声など聞こえていなかったような口ぶりである。
「あんたのその馬鹿みたいに明るい髪の毛が目立つからでしょ?とっととはっちから離れたら?はっちの迷惑考えなよ。」
「ふ、二人とも……その……。」
「は?なにそれ差別?最低だね。それに髪の毛のことだったらあんただって同じじゃん、何自分のこと棚にあげてるの?そんな奴にひーちゃんの隣にいてほしくないんだけど?」
「あの、喧嘩は……。」
「別に差別じゃないし、他の子なら露知らず、あんたがはっちの隣にいるのが迷惑って言ってるの。」
「は?なにそれ?もしかして喧嘩売ってるの?あぁ、恐い恐い。不良はすぐ喧嘩しようとする。ひーちゃん、恐いよぉ、助けてぇ。」
アリアがわざとらしくひまわりに抱きつく。
「お前っ!はっちに馴れ馴れし過ぎるぞ!いい加減にしろって!」
とうとうさくらの限界が来た。
こうして三人の騒ぎは彼女らのクラスメイト達はおろか、他のクラスにも知れ渡ることとなった。




