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甘いかおりの花蜜は苦い  作者: あさまる
41/61

14ー1

「はっちおはよう……。それで、その子は?」


「あっ、えっと……ひ、日向アリアさんだよ。ほら転校生の……。」


「いや、知ってるよ。昨日紹介されてたじゃん。……じゃなくて、どうしてはっちの家にいて、はっちの腕に絡まってるの?」

眉間にしわがうっすらとよっている。

いつもよりも声が低い。

さくらの機嫌が悪いのは明白だった。


それは、アリアのひまわり宅襲来の翌日の朝のことだった。

いつものようにひまわりを迎えに来たさくら。

そんな彼女を出迎えたのは、ひまわりとアリアだった。


さくらが来るほんの数分前。

ひまわりの家を訪れたアリア。

なし崩しに玄関から入り、ひまわりにくっついたのであった。



「あぁ、私ひーちゃんの幼馴染の日向だよ。今日からはひーちゃんは私と学校に行くのでもうあなたは来なくて良いからね?」

一切感情のない声。

さくらを睨み付けながら言うアリアであった。


「は?なにそれ意味分かんない。幼馴染って何言ってんの?あんたみたいな奴知らないんだけど……?」


「だろうね。あなたが暴れたせいでひーちゃんは虐められてたんでしょ?可哀想に……。当の本人は不登校、結局学校に来たのはほとぼりが冷めた二学期からだもん。そんな奴が知らなくてもおかしくないよ。」


「は?喧嘩売ってんの?てかなんでそれを……は、はっち!?」

ひまわりの方を見る。

まさか彼女がアリアに教えたのか?


ビクッ。

身体を震わせるひまわり。

視線は下を向いている。

今の彼女には、まともにさくらを見ることは出来なかった。


「最低だね。ひーちゃんがそんなチクリみたいなことするわけないでしょ?」

さくらの視線に気づいたアリアが言う。


「なっ!?誰もはっちのことをそんな風に……。」

明らかに動揺しているさくら。

目が泳ぎ、声が震えている。

先ほどまでの勢いはすっかりなくなっていた。


「あなたとひーちゃんと同じ小学校だった子から聞いたんだよ。色々教えてくれたよ?……色々とね。」

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