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「そっか、うん。……ありがとう。大体分かったよ。」
ドキドキドキドキ……。
心臓の音がうるさい。
怖い。
目の前の微笑んでいる美少女に、そんな感情を抱くのはおかしいだろう。
しかし、ひまわりはそう感じざるを得なかった。
静寂。
アリアが呟くような言葉を発してから部屋の中に音がなくなった。
もしかしたら彼女へ心臓の音が聞こえてしまっているかもしれない。
「あ、あの……。」
沈黙を破るひまわりの呟き。
それは、アリアの声に上書きされた。
「でも、もう私がいるから良いよね?」
何を言っている?
聞き間違いか?
「……え?えっと……。」
「だから、もう私がいるからその子必要ないよね?」
「ひ、必要ない……?え?ひのっちのこと?」
「うん、だって私っていう親友がいるんだから邪魔じゃん。ね?そうでしょ?」
その笑顔に、ひまわりは否定も肯定も出来なかった。




