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甘いかおりの花蜜は苦い  作者: あさまる
22/61

7ー2

何度か放課を迎えた。


ひまわりは、何度か席を離れ、廊下へ出ていった。

そこで、彼女への周囲の反応が昨日までと違う理由が分かった。



聞こえてきたのだ。

魔女という単語。

つまり、昨日のことが原因なのだろう。


皆が寄り付かないような場所。

魔女の住む家。

そんな所へ、一人へ向かったひまわり。

そんな彼女のことを、皆が噂しているのだろう。


皆が右を見ている時に、左を見ているとその集団内で浮く。

そして、良くも悪くも周囲からの注目的となる。

それが、今回はひまわりだった。


そして、今回は悪く目立ったのであった。

ただそれだけ。

それだけのことだったのだ。



昼休み。

いつもなら、ひまわりの周りには誰かいるはずであった。

しかし、今日は彼女の周りには誰もいない。


一人椅子に座り、給食を食べる。


寂しい。

目に込み上げる涙を堪える。



「はっち、ごめんね、お待たせ。一緒に食べよう?」



そこにいたのは、さくらであった。

額には、うっすらと汗が滲んでいる。


「え、あ、うん……。」

呆気に取られるひまわり。


大丈夫なのだろうか?

悪目立ちしている自分と関わると、彼女まで周囲から悪い印象を持たれるだろう。



「先生に呼ばれちゃってお話してたんだー。でも、悪いことじゃないから心配しなくても大丈夫だよ。」

あはは。

笑顔混じりにひまわりへ言った。


「そうなんだ。……ありがとう。」


「……え?」

キョトン顔のさくら。


「いや、何でもないよ。ごめんね、食べよう?」


「うん、いただきまーす。」



見られるだけで、少し離れたところから陰口を言われるだけ。

それだけならば、どうということはない。

そう自身に言い聞かせ、さくらとの一時を大事にしようとするひまわり。


今まで男子とばかり遊び、さくらを引っ張り回すだけであった。


もしかしたら調度良い機会かもしれない。

さくらともっと触れ合おう。

ひまわりは、そんなことを思っていた。

次章

7ー3

2018年12月29日

投稿予定。

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