終わりにしてしまいたくて。
掲載日:2015/05/25
雪降る夜に僕らは言った。
「白に溶けていたい」
と、
「黒に落ちてしまいたい」
と。
対象的な色だけど、僕らの目指すところは同じだった。
形なきものになりたい。
世界をたゆたう何かになりたいのだ。
喜びや悲しみの、感情のない世界。
そこに僕らは生きたいのだ。
感情に振り回される人生はもうたくさんだ。
どうしても、どうしてもそのなかで生きていかなければならないのなら、いっそその世を壊してしまおうか。
感情なんて不確定で不安定なのものが幅を利かせる世界なら、どうせそんな世界だろう?
神様の気まぐれとやらに付き合ってあげるほど、寛容ではないんでね。




