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プロローグ
世界は至って平穏だった。しかし平穏というものはいつも唐突に崩れ落ちていく。
その日、ある大地に一人、そしてまたある大地に一人、見覚えの無い人影があった。それを見かけた人々はそれぞれの人影にこう問いかけた。
「あんた、ここらじゃ見ない格好だけどいったい誰なんだい」
すると二人は全く同じ答えを放ったという。
「私か?神だ」
その日から世界に平穏はない。生まれたのは、絶対的な支配とそれに対する恐怖のみだ。この世界に、人々は反逆する。
物語を考えて文章を書くのは初めてです。楽しんでいただけたら幸いです。