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100/111

ひゃくわ!

 100! なんだかとても特別な数字ですね、意味はないのですが。

 何故か今日は100と言う数字が起きたときから頭の中でちらついています、なんででしょうか?

 いやあ、百、100、0.1k、いろいろな書き方はありますがめでたいですねえ……

「お兄ちゃん! 今日はお祝いです! 飲みましょう!」

 そう言って私はドクペとコーラと最近見つけたペットボトル入りのレモネードを置きます。

「お祝いねぇ……いいことでもあったか?」

 お兄ちゃんは水を差しますね……言わせないでくださいよ恥ずかしい。

「ま、いいことがあったんですよ! ほらほら、飲んでください」

 別にアルコールでもないのですし、そもそも私はまだ飲んでもいないのですがすでに意識がぼやけていました。

「継続は力なりって言いますしねえ! やっぱり続けることが正義だと思うんですよ!」

 お兄ちゃんは冷めた顔で答えます。

「もうちょっと先のことを考えた方がいいぞ、行き当たりばったりだろ? お前の行動」


「何を失礼な! 私はこうしてお兄ちゃんをゲットしたのも含めて全て計算尽くですよ?」

 心外なことを言うお兄ちゃんですね……私はいつも深謀遠慮の果てに行動しているというのに、まるでその場の思いつきで行動しているかのような言い方じゃないですか……

「しかし……百日ねぇ……お前が俺と暮らし始めたころからそんなに経つのか……」

「そうですよー、恋人的には何か百日記念と化した方がいいでしょうか?」

「まず恋人じゃ……そもそも、そこ何も考えてないんじゃないか……」

 うっ……確かに、すこーし考えが足りなかったかもしれないですね。

「それはともかく! 私とお兄ちゃんの百日記念を何かやるべきだと思うのですよ!」

 私は胸を張って宣言します、こういうのはハッタリが大事ですからね。

「百日記念に外に出るとかは……」

「却下です」

 私はとびきりの笑顔でそう返しました。

 室内でできることで記念日にするようなこと……ポッ

「お前は何を考えてるんだ……もうちょっと自分を大事にしろよ……」

「お兄ちゃんこそ恋人との記念日にノープランなのを恥じてください!」

「逆ギレかよ……」

 健全に……あくまで健全に室内でできる記念日的なこと……

「パーティでもしますか?」

「二人でか?」

「むしろ誰を呼べというのですか?」

 たった二人の閉じたパーティ、二人きり……ふへへ……

「あのさあ……」

 私の耳には今のお兄ちゃんが言おうとしていることは届きません。

「よし! ケーキ買ってきますね!」

「おーい!?」

 お兄ちゃんのことを聞かず、私はお菓子屋にダッシュしました。

「というわけでケーキです!」

「行動力すげーな……もうちょっとまともなことに使えないのか……」

 私はホールケーキを切り分けながらお兄ちゃんに話しかけます。

「記念日なんですよ? 気合いを入れない方がおかしいって思いませんか?」

 そうして、小さな小さな祝賀会は開かれたのでした。

 なお、お兄ちゃんとの関係の進展はなかったのでこれ以降も管理を続ける必要があると判断しました。

 お兄ちゃんと私の日々は続いていきますよ!

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