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【書籍化】ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました【web版】  作者: 富士とまと


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50 強くなる

 え?いや、別に変なこと言ってないよね?

 もしかして褒められ慣れてない?

 それとも、実年齢28歳とか言っていたし、たぶん年下だと思っている私に上から目線的な言葉を言われて、お冠?

 ごめんな。私、ブライス君が28歳といわれても全然ピンとこなくて、キリカちゃんやカーツ君と同じ扱いになっちゃって……。

 しかも、私の方が、本当は年上なので余計に……。

「一日も早く立派な冒険者になって、すぐに迎えに来ます!」

 ブライス君がごちそう様と立ち上がり、空になったお皿を手早く洗って片付けた。

 迎え?

「ローファスさん、さぁ、特訓しましょう!僕のMPは全回復していますから!」

 何?特訓?

「お、何だよ、いきなりやる気になったな。いいぞ。ははは。俺のHPもユーリの料理のおかげで全回復だ。それに俊敏性の補正値も倍だ!朝の俺よりも手ごわいと思え!」

 ローファスさんは残りのご飯をかきこんで立ち上がる。

「ローファスさんダメよ、ちゃんと片付けのお手伝いしてからなの!働かざる者食うべからずなのよ!」

 テーブルに食器を残したまま離れようとしたローファスさんをキリカちゃんが引き止めた。

「あ、うん、そうだったな、ブライス、ちょっと待っててくれ」

 ローファスさんがいそいそと大きな体で小さなお皿を洗って片づけている。何だろうなぁ、その後ろ姿が、お芋を洗っているアライグマみたいで妙に愛嬌がある。

「ステータスオープン」

 ローファスさんがお皿を洗っている間に、ブライス君がステイタスの確認をしている。

「醤油ポーションが守備力の補正値アップ、料理酒ポーションが攻撃力の補正値アップ、みりんポーションがHP補正値アップ。それぞれプラス10でしたね。そして、酢ポーションが俊敏性補正値アップ。これもプラス10になってます。ということは、ローファスさんは俊敏性の補正値が倍になっているということですね」

 ローファスさんがニヤリと笑った。

「そうだ。倍だ。この靴の能力が倍になったということだ」

 へー。靴で俊敏性が上がるんだ。あれかな、陸上選手が靴によって記録が変わるようなものなのかな?

 タイムを1秒縮めるのですら大変なのに、1秒縮められる靴が2秒縮められるようになったらそりゃすごいよね。

 ん?そういうことじゃないのかな?

 二人が小屋を出て行ってすぐに、ドカーンドゴーンと朝よりも激しい音が聞こえてきた。

 あれ?どうしてこうなった?

 私とカーツ君とキリカちゃんの3人が食事を終えても、まだ外からの音は続いていた。

「ねぇ、特訓するとレベルが上がるの?」

 私も特訓した方がいいのかな?

「そっか、ユーリ姉ちゃん何にも知らなかったんだよな。レベルは、日常生活でも少しずつ経験値がたまって上がることもある。大体成人するときに3とか4とかかな。レベルが上がると、次のレベルになるまで必要な経験値が増えるから、そっから先はなかなか上がらない。普通に生活していれば死ぬまでに5か6になっているかどうかだ」

 え?

 死ぬまでに5とか6?

「魔法が使えるのがレベル10だよね?ってことは、魔法が使えない……?」

「あのね、経験値はね、ダンジョンのモンスターをやっつけても増えるんだよ。強いモンスターを倒すといっぱい経験値が貰えるの。だから、うんと、冒険者はダンジョンでモンスターを倒してレベルを上げるんだよ」

 そ、そうなのか!

 私、ほとんどダンジョン入ってないよっ!このままじゃいつまでたってもレベル10なんて夢じゃんっ!

「ねぇ、じゃぁ、特訓するとどうなるの?」

 カーツ君とキリカちゃんが声をそろえて答えた。

「「強くなる」」

 強くなる?

「えーっと、レベルは?上がるのかな?経験値とかは?」

「うーん、まったく経験値が入らないわけじゃないと思うけど、モンスター倒すことに比べたらすごく小さいと思うよ」

 分からない。

「じゃぁ、なんでローファスさんとブライス君は特訓してるの?」

 またも、キリカちゃんとカーツ君が声をそろえて答えた。

「「強くなるため!」」

 えーっと。私の質問の仕方が悪いのかな……。

「強くなるってどうするの?」

「うんと、強くなると、強いモンスターが倒せるようになるから、強いモンスターを倒すと経験値がいっぱいはいってレベルが上がって、もっと強くなる」

 あ、やっとわかった。

 そうか。強くなることでモンスターを倒しやすくなるんだ。同じレベル5の人間も、強い人と普通の人と弱い人がいるって話ね。分かった。

 そりゃそうか。魔法が得意なブライス君といかにも肉体はっぽいローファスさんが同じレベルだったとしても同じ能力ってことはないよね。

 そうか。特訓すると強くなる。

 ……よし。

 私も特訓して、強くなっていっぱいモンスターを倒して、レベルを上げよう!

 小屋を出て、二人の特訓に混ぜてもらおうと……。


いつもご覧いただきありがとうございます。

50話です!

(……とはいえ、当社比他の作品より文字数少ないので30話分くらいですかねぇ……)

ユーリさん頑張る決意はいいんだけどね、大丈夫かしら?

感想ありがとうございます!いつも楽しく読んでおります!旦那回の方が感想が盛り上がる不思議(笑)影の主役ですね(うふふ)

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レビューは……あ、ありませんでしたね……


ブライス君のチートっぷりも近々出てきますよ。ふふふ。

チートホイホイなユーリです。そうなると、カーツ君とキリカちゃんはどうなんでしょう

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[気になる点] 誤変換:筋肉派  そりゃそうか。魔法が得意なブライス君といかにも肉体はっぽいローファスさんが同じレベルだったとしても同じ能力ってことはないよね。
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