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【書籍化】ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました【web版】  作者: 富士とまと


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 突然、みんながいなくなっちゃったら……?

 そんなことあるわけないよ!私は、キリカちゃんの前から突然いなくなったりしない!と……

 当たり前のことを口にしようとして何も言えなくなってしまった。

 だって、よく知らないけれどキリカちゃんのお母さんは亡くなっていて、それはある日突然だったかもしれない。

 そして、私たちが目指しているのは冒険者だ。モンスターと戦う職業。

 いつ、ダンジョンで命を落としてしまうか分からない仕事で……。もちろんそうならない為にいろいろダンジョンルールを覚えて、身を守るための訓練をしていくんだけど。それでも、ある日突然命を失ってしまう可能性はある。

 そして……。

「キリカちゃん……私はぜったいに、自分の意思で突然キリカちゃんの前からいなくなってしまうことはないよ……」

 そう。私の意思ではぜったいそんなことしない。キリカちゃんやカーツ君のいる小屋を一人で突然出て行こうなんてかんがえたこともない。

 だけど……私の意思とは関係なく……。

 この世界に来てしまった時と同じように、突然日本に戻ってしまうことがあるかもしれない。

 い……嫌だ。

 ぜったいに、嫌。

 戻りたくない。

 戻りたくないのかな?と思ったこともあったけど。今ははっきりと……。

 日本には戻りたくない。

 だって、私……。

 皆のことが大好きなんだもん。

 離れたくないよ。

 二度と会えなくなるなんて嫌だ。

 離婚届に判を押さなくちゃ、だから帰らないとなんて……そんなふうにもうかんがえられない。

 ごめんね。華菜さん……。華菜さんの子供が生まれてくるまでには何とかしてあげたかったけれど。

 ……あの人のことだ……。主人ならば、業を煮やして勝手にハンコを押して市役所に提出くらいするかもしれない。

 私の意思……仕事が決まったらハンコを押すって言った話も、帰ってこなかった奴が悪いんだろうと行って一蹴しそうだし。

 う、うん……。大丈夫、だよね?華菜さんには幸せになってほしいよ。小さな子供たち二人を女手一つで頑張って育てようとしていたんだもの。可愛い子供たち。大丈夫。主人は……ああ……子供の世話はいっさいしたくないとまるっきり手を出さなかったけれど……。怒鳴りつけたり手を上げたりすることも無かったから……。えーっと、それはきっと、どう接していいか分からないとか、自分の子供じゃないからとか、私が面倒を見る役割だからとか、そういうことだったんだよね?

 大丈夫だよ、きっと。華菜さんだって、主人ならと思ったわけだろうし。華菜さんが間違えるわけないよね。

 子供達を幸せにするために選ぶことを間違えるはずないよね?だって、前の旦那さんはDVで、子供達を守るために離婚したんだもの。子供達の為に行動できる人なんだもの。子供達が幸せになれないようなことを選ぶわけない。


ご覧いただきありがとうございます。思った以上に今年更新してなくて申し訳ないです。

以前、ハズポカクヨム版ツギクル版とか分けていましたが最近は合流していますが。

その以前のカクヨムアドレスが原因不明の更新できない状態になりアカウント取得しなおしたので

https://kakuyomu.jp/users/ftoma

いちおうここになります。ぽちぽち時間がある時になんか作品を上げていきます……まだ今はあんまりなんにもないけども



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― 新着の感想 ―
[気になる点] そうか、読んでから間が開いて忘れてたけど相手宅じゃなくてここで預かってたのか。 ……おばちゃんたち……顔も名前も覚えてるで……。
[一言] えっと、コメント欄の発言が気になったので一応… 書籍では華菜さんの事情、思惑も出てましたよ ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが そこで旦那さんにも少しザマァがありますよ。
[気になる点] そもそも失踪と認められれば離婚は出来たはず…世間体を気にする旦那には認められないかもねw
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