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【書籍化】ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました【web版】  作者: 富士とまと


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247 ハズレレアアイテム

ツギクル版の修正になるので見覚えある人もいるかもな部分です。

 って、攻撃受けたよね?

 なんか、ダイーズ君、やばいみたいなこと言ってたのに……言ってたのに……。

 痛く、ない。

 あ、衝撃はあった。えーっと、ビーチボールがぶつかったみたいな衝撃。……衝撃っていうほどでもない

 チャリッと、首につけていたネックレスの鎖の音が耳に届く。

 ああそうか。これか……。

 このネックレスの防御力のおかげだ……。

 赤い宝石のついた綺麗なネックレス。これは、ローファスさんからのプレゼントだ。

 いや、正確には違うんだけど。

 まぁ、持ち主はローファスさんだったわけで……。

 一応、ローファスさんからのプレゼント?

 うん、まぁ、強奪したわけではない……よ?ね?あううう。

 あれは、えっと、いつだったかな。

 

 回想。

 小屋にはローファスさんの部屋が二つある。まぁ、家主だし、一人だけ2部屋使ってずるい!なんて誰も思わないんだけど、そもそもあまり小屋にいないローファスさんが何で二部屋も?と思ったのが顔に出ちゃったのかな。

「見るか?なんかほしいもんあったらやるぞ?」

 と、部屋の中を見せてくれた。

 ブライス君とキリカちゃんとカーツ君とローファスさんと私。全員がそろったところで、ローファスさんの部屋の見学を開始!

 2面の壁には棚があり、棚には雑多なものが所狭しと雑然と……まぁ、はっきり言えばぐちゃぐちゃのごちゃごちゃに置かれていた。

 棚に入りきらない物が床にもいっぱい置かれている。

「なぁ、これなんだ?」

「レアドロップアイテムだな。売ろうにも価値をつけられないってギルドがなかなか買い取ってくれねぇやつがほとんどだな」

 と、ローファスさんが頭をかいた。

「レアドロップアイテムっ!」

 カーツ君が、きょろきょろと興味深そうに棚に並んでいる物を眺める。

「うわぁ、これ、綺麗なネックレスなのよ!」

 キリカちゃんが棚から赤い宝石のついたネックレスを見つけた。

 3カラットくらいありそうなルビーみたいな宝石。高そう。

「キリカ、触るな、それは呪いのネックレスだ」

 の、呪い?!

 ローファスさんの慌てる言葉に、キリカちゃんが手を止めた。

 ちょ、の、呪いって、触るなって、ちょっと、そんな危険な物まで置いてあるんですか……。

 ブライス君が「【鑑定】」とキリカちゃんが触ろうとしたネックレスを鑑定する。

「ほんとうですね。呪いと出ます。しかし、何の呪いかまでは分からないんですね」

 ブライス君の言葉にローファスさんが頷く。

「レアアイテムだからって、呪いのアイテムじゃぁ高度鑑定もしてもらえないからな……。なんの呪いかは分からない上に、見た目がきれいな分、誤って誰かの手に渡るといけないからかれこれ5年ほど置いてある……たぶん、このままギルドは買取はしてくれないだろうなぁ」

 ローファスさんの言葉に、カーツ君の表情が引き締まっている。

「レアアイテムって言っても、当たりとハズレがあるんだね、知らなかった」

 ん?

 ハズレ?

「どうしました、ユーリさん」

 ブライス君が首をかしげる。

「いえ、なんかハズレって聞くと、逆に私にとっては当たりだったことが多いので……いいもののような気がしちゃって」

「ああ、確かにそうですね。ハズレレアアイテム……呪いってなんの呪いなんでしょう?高度鑑定できればいいんですけど……。早くレベルを上げて魔力を高めないといけませんね……」

 ブライス君の向上心はすごいなぁ。

「ああ、そうだ、高度鑑定……もしかして、お前なら、これを使えばできるんじゃないか?」

 ローファスさんが棚をごそごそとして、一つの瓶をブライス君に差し出した


なお、ツギクル版を削除後行き場がないのでなろう版に入れました。



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― 新着の感想 ―
[一言] やっと最新話まで追いついた! コミックを読んでからこの作品に興味を持ちました。 楽しい物語をありがとうございます。
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