閑話 日本の旦那の周りでは
そろそろ旦那のことが噂になっているようです……。
よく気が付くのは、会社の人じゃなくて、井戸端する方々です。見てますよー。
「最近奥さん見ないわよね、あの家」
「寂しいわねぇ。いつも笑顔で挨拶してくれて……重たい物を持っていると、手伝ってくれたりいい子よねぇ」
「お隣の奥さんが言ってたわよ。おめでたじゃないかって。それで早めに里帰りしているんじゃないかなぁって」
「それ、本当なの?お腹大きかったかしら?」
「でも、安産のお守りをご主人、否定もせずに受け取ったらしいわよ」
「じゃぁ、そうなのかしら?」
「それにしても、あそこのご主人……くすくす」
「何?何か面白いことでも?」
「見事に何にもできない人よねぇ」
「ああ、それはお隣の奥さんが言っていたわ。ゴミもろくに出せないからベランダにどんどんゴミが貯められていくから、においが困ると」
「それだけじゃないみたいよ。旦那が言っていたんだけど、会社帰りにいつも何か買って帰っているみたいですって。料理もできないのよね」
「あら、うちの旦那も似たようなものよ。ゴミ捨ては流石にできるけど」
「分かるわ。うちだって、洗濯も掃除も料理も何もできないから、ゴミ捨てと食器洗いと風呂掃除くらいはしてもらってるもの。まぁ、たかがそれだけなのに、どや顔でやってやったぞって言われて何度か家を出たわよ。若いうちはね。今では終わった後、他にすることないか?って聞くのよ」
「それはいいわね、風呂掃除で思い出したわ。あそこのご主人、風呂掃除しようとして救急車で運ばれたらしいわよ。料理も掃除もゴミ捨てもできないのよ」
「やだわ、うちの一人暮らしの息子でさえ、そこまでひどくないわよ?」
「よっぽど結婚前はお母様が至れり尽くせりしていて、結婚後はその通り奥さんに要求したんじゃない?」
「あー、やだわ。妻はママじゃないのにね……。確か、里帰り出産って言ってなかった?」
「そうそう、子ども生まれたら、大変よ。大丈夫かしら?」
「乳飲み子抱えて帰ってきたら、まず家の大掃除なんて考えたら……もう、帰りたくないわね」
「うわー、地獄ね。カビだらけの風呂掃除……。掃除しなくちゃ赤ちゃんをとてもお風呂に入れられないし……。無理ね。私なら、帰らないわ」
「そっと教えてあげた方がいいのかしらね?ハウスクリーニングを頼んだ方がいいって」
「そうねぇ、気が付かないでしょうね、赤ちゃんが生まれても、奥さんが家のこと全部今まで通りやってくれるって思ってるんじゃない?」
「育児をまるっきり手伝わない旦那も最悪だけれど、育児の邪魔までする旦那……想像しただけで、本当地獄ね……」
「愛なんて一瞬で消し飛ぶわよね」
「ご主人、捨てられなきゃいいけど」
「ほんとうねwww」
ご覧いただきありがとうございました。
旦那サイドのリクエストが……汗。
えーっと、書きました。
ユーリサイドがゆっくり話が流れているため、旦那サイドだけ日数ばばばっと飛ばすわけにもいかず……。
(-ω-)/




