飛鳥 ~私は鳥になりました~
2度目の投稿です。またまたのダメ文です・・・(´;ω;`)
私の人生は、あの日から変わった・・・。
そう、あの事故さえなければ・・・
~5年前~
私は結衣。親友の飛鳥と、その日も一緒に帰っていた。
でも・・・「それ」は起こった・・・。
ある日の通学路・・・
結衣「飛鳥~待ってよ~」
飛鳥「結衣っ後ろ!!!」
結衣「えっっ・・・」
飛鳥「危ないっっ!」
ドシャッッ
その一瞬の出来事に私は立ち尽くすことしか出来なかった。
そう、飛鳥は死んだ。私を庇って居眠り運転の車に引かれて
その時から、私の時はとまったままだ。
まるで狂った時計のように・・・
~~~~~~~~~~~~~
どうして私は生きているんだろう、どうして飛鳥は死んだのだろう。ほら、またあの道を通る・・・どうしてあの時みたいに私を跳ね飛ばしてくれないの?早く飛鳥のところに逝かせて・・・
~学校~
「うわーまた人殺しが来てる~」
「早く学校辞めろよ!」
私が入ってきたとたん教室内を飛び交う罵声。もう、こんなことには慣れた。私にとっての毎日は死ぬまでのただの暇つぶしだ。なのにどうして自分で死なないかって?なんども自分で死のうとした。だけど死のうとするたびに耳に残っているあの言葉が私の手を止める。飛鳥は死ぬ前にこう言った。
「私は死ぬんじゃない。鳥になるんだ。鳥になって、自由に空を舞って、結衣を見守ってる・・・だから、結衣は・・・」
ー前だけを見て、自分らしく生きてー
その言葉が私の手を止める。そのたびに思う。
私はなんて臆病で弱虫で卑怯なんだと・・・
こんな私が嫌がらせを受けるのはあたりまえ。
だって私がそれを望んでいるから。
「なんでそんなひでーことするわけ?」
教室のざわめきが一瞬でやんだ。
「なんで庇うわけ?この子は人殺しなのよ?それにこの子は陸空あんたの大事な恋人を殺したんだよ!あんた、飛鳥が死んで、悲しくないの?こいつが憎ったらしくないの?」
陸空「オレだって、飛鳥が死んだときは悲しくて、自分がどうにかなりそうだった。どうしてアイツが死ななきゃいけないんだって何度も何度も自分に問いかけてた。でも、アイツは事故で死んだんだ。それなのにすべてを結衣のせいにするのはおかしいと思わねーのか?おまえらが飛鳥のことをどれだけ大事だったかなんて痛いほどわかる。でも、なんど悔やんだところでもう飛鳥は戻ってはこねーんだよ!だから・・・飛鳥が大切に思ってた・・・大事にしてた結衣を、オレ等が大事にしなくてどうする!飛鳥
だってそれを望んでるんじゃねーのかよ!」
陸空君はそういい終わると、無言で席に戻っていった。いままで罵声を浴びせていたみんなも、ぞろぞろと席に戻っていった。
きっとみんなだってこんなことしちゃいけない。こんなこと飛鳥が望んでいるはずない。陸空君が言っていることが一番ベストな選択だとわかっているはず。でも、みんなだって飛鳥を大切に思っていたし、なによりも飛鳥が大好きだったから。飛鳥が死んだときはすごくすごく悲しくて、やりきれない思いでいっぱいだったと思う。だから私にでもあたってないと自分がどうにかなっちゃいそうだったんじゃないのかな。
だから私はその気持ちを受け止める
ただの人形。
~放課後~
私は思い切って陸空君を呼び出して聞いてみることにした。
結衣「どうして私を庇うの?いじめられるのは陸空君だよ?」
陸空「・・・実は、居眠り運転で飛鳥を引いたのはオレの親父なんだ・・・。」
結衣「・・そんな・・・」
陸空「本当はオレがいじめられればいいのに!結衣をこんな目にあわせてゴメンっっ!」
結衣「陸空君のせいじゃないよ・・・」
陸空「本当に後悔してる・・・全てを・・・」
結衣「いいよ・・・わかってるから・・・」
そこで陸空君は子供のように泣きじゃくった。
私は恋をした。でも、私の恋が実ることはない・・・飛鳥がいるから・・・やっぱり離れたって私たちはいつまでも親友なんだね立ち直りかけたある日
事件はおこった。
~次の日~
先生「え~次は・・・」
放送「全児童のみなさん家庭科室で火災です!直ちに避難を!みなさん早くっっ」
ブツッザーーーー
先生「ひっ非難だ!緊急避難だ!」
「うわああああああ」
「きゃああああああああ」
教室中に生徒の叫び声がこだまする。
私は人混みにのまれ、足首をくじいてしまった。
結衣「っっ痛っ」
陸空「結衣!大丈夫か!」
結衣「火がっ!陸空君!早く逃げて!」
陸空「でもっっ」
結衣「早くっっ!!!!」
陸空「あ、ああ・・・」
結衣「ゴホッゴホッ・・・(煙が・・・)」
?「結衣・・・結衣・・・」
結衣「だ・・・誰?」
?「あたし・・・飛鳥・・・」
結衣「飛鳥!あすかぁ!会いたかったよぅ・・・!」
飛鳥「ごめんね・・・あたしのせいで辛い目にあわせて」
結衣「ううん・・・飛鳥・・・大好きだよ・・・」
飛鳥「あたしも・・・結衣・・・大好きだよ・・・」
ーサヨナラー
パァァァァァァ
私は暖かい光につつまれると自然と涙が零れ落ちてきた。
それからは記憶がなくて、気がつくと校庭に立っていた。
陸空「結衣!大丈夫か!?」
結衣「鳥が・・・」
陸空「えっっ?」
結衣「鳥が助けてくれた・・・。真っ白な羽で・・・とっても綺麗だったよ・・・」
すると陸空君はその意味を理解したようにフッと笑うと
「よかったな!」
と言ってくれた。
飛鳥・・・ずっと私達を見守っていて・・・
ずっと・・・・ずっと・・・
いや~ほんっとにダメ文ですみません・・・(´;ω;`)
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございましたm(≧□≦)m