俺を追放だと!?②
初めまして、ヤンデレもん道と言います。
小説を投稿するのは初めてで至らぬ点も多く有ると思いますが皆様が楽しんで頂けるなら幸いです!
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「という訳で"ミーナ"ちゃん!!クエスト紹介して♥」
「・・・・・・・」
ここはギルドの酒場で有る"ドルミ"と呼ばれる場所だ。少し建物自体は古くなっているが、掃除などは行き届いている
ベッタはギルドの受付嬢、"ハーフエルフのミーナ"に話を掛けている。
美しい容姿と金髪が特徴な女性。耳は純血のエルフより尖ってはいないが、それでも純人間よりは尖っている。
「先ずどういったクエストが良いか言ってくれます?」
「俺とミーナちゃんの仲じゃん!察してくれよ~!」
「…出禁にしてあげましょうか…」
ミーナの鋭い眼光がベッタに突き刺さる。
「はあ…筋力を上げる薬草の採取クエストはどうでしょうか?」
「マジ?そんなの有るの?」
「ええ、最近東の雪山で発見されたそうです。名前は"スジモリ草"と言う名前です」
「オイオイ…超センスな名前じゃねえか…冷や汗掻いちまうよ…」
ふざけているこの男に更に視線を鋭くするミーナ。いつも通りのこの男に怒る気も失せて来るが…
「はあ…追放されても相変わらず何ですね…」
「え?もうその話広がってるの?」
「ええ、有名ですよ?「品の無い盗賊ベッタがついに勇者から追放された!」「また娼婦を買うためにパーティーの金を使ったから追放された…」」
「は、はあ!?品も有るし!そもそも娼婦だって自分の金で買ったんだし!!」
「買ったのは事実なんですね…」
まるでゴミを見るような目でベッタを見るミーナ。
「…本気で勇者パーティーを追いかける気なのですか?」
「当り前じゃん!超イケてる俺が魔王倒さないでどうすんの?」
「イケて無いから追放されてたのでは無いですか?」
「いやいやいや!!アイツらの眼が曇っているだけだから」
ふざけた事をばかり言っているこの男だが、戦いに関しては割と堅実的だ。
相手の距離を保ちつつ魔道具やスキルなどで隙をついて弱点を突く…ビックマウスな割には自分の身の丈に合った戦いをする。
(無謀な事は多分考えないと思うけど…どうしたものかしら…)
「とりあえずそのクエスト受けるね!!」
「えっ!?あ、はい…良いですけど…」
「報酬数以上に筋モリ草を採取しても別に問題無いよね?」
「そこは大丈夫です」
何処の依頼もそうだが、依頼されたアイテム以上の数を採取しても、そのアイテムは冒険者の物となる。最も極端の量の採取などすれば問題にもなるし、狩猟禁止の魔物や植物の採取は当然禁止だが…
「ならこちらの依頼をお願いしますね」
「おう!因みに~♬クエスト終わったら俺とデートでも~♬」
「…炎魔術で焼き払って上げましょうか?」
ニコやかな顔をして額に青筋を浮かべるミーナ。その周りには今でも炎魔術を放てる刻印が浮かんでいる。
「じょ、冗談だって!!まあ俺に照れるのはしょうがないか!!」
「"…焼き加減はレア"で良いでしょうか?」
「あ!じゃあ俺雪山に行ってくるね!!」タッタッタッ!
魔術を放たれる前に全速力で逃げたベッタ。その逃げ足は勇者パーティーでも1・2を争うとか…
「全く…相変わらず騒がしくデリカシーの無い方ですね…」
そう言いつつも少し口元が緩んでるミーナ。丸でヤンチャな息子に対して少し呆れた笑みを浮かべる母親の様な顔をしていた。
「おい、聞いたか?東の雪の山何だか【トーゴ】の魔獣が出たみたいだぞ?
「トーゴって…あの伝説級の強さを持っている魔獣か!?」
ガタイの良い冒険者2人が、ギルドの酒場でそんな話をしていた。
(トーゴですって!?そんな情報ギルドではまだ出回っていないのに…)
「でもギルドでもそんな情報出て無いぞ?」
「まああくまで噂だしな~」
トーゴとは巨大なヤギの様な姿をした肉食の魔獣で有る。
全長は10メートル以上を超え、体高は5~6メートル以上を超える大型の魔獣だ。
特に魔術的な能力は無いが、そのフィジカルを生かした戦いで上級の魔族からも恐れられている。
(まさか…大丈夫よね?)
ミーナの胸に不安がジワリと溢れる。
(ッ!?何を馬鹿な…冒険者などが命を落とす何て日常茶飯事じゃない!!私が、あの男の事を気にする必要は無い!)
そう、気にする必要は無い。
その胸に溢れる不安を払いながら、ミーナは首に吊るしてある母の形見、緑色クリスタルを強く握った。
ちょっと遅くなってしまいました(汗)
一応1~2週間の頻度で投稿したいと思っているのでよろしくお願いします!




