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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第四十八話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回


秘密結社クリミナル・クローバー最高幹部、嘲弄ノ道化師との戦いが激化した。


狡猾な策略と底知れぬスキルでマノンたちを翻弄する道化師。

しかし、マノンの言葉によって迷いを断ち切ったヴィリジアンは、ついに真の力を解き放つ。


魔法を創り、合成する禁断のスキル 【マギア・クリエイト】


スカーレットと共に放った新たな魔法

【コラプス・ボルガノン】は、道化師の弾幕すら飲み込み盤面を覆した。


勝利は目前。

三人はついに道化師を追い詰めたかに見えた。


だが、その瞬間 鈍い音が戦場に響き渡る。


崩れ落ちるヴィリジアン、嘲笑う道化師。


そして戦場は、誰も予想しなかった闇へと転がり始める。


智ノ議事塔最上階にて

道化師を完全に追い詰めたマノン達

策が尽きたかに見えた道化師、だがそれすら罠だった

ヴィリジアンが何かに背後から貫かれてしまったのです。


スカーレット「せ…先生ッ!?」


マノン「な…何かヴィリジアンさんの後ろにいる!」

マノンが焦りスメラギを抜きヴィリジアンへと向かおうとした瞬間


嘲弄ノ道化師「のほッ♪いけませんネェ!急いでいるからとワタクシから目を離すなんて!【クラウン・エクスプロム】!」 背後からの爆撃を避けきれずマノンがスカーレットのもとに弾き飛ばされる。

そして腹を貫かれたヴィリジアンは意識が飛びそうになるのを耐え何とかそれを引き抜き背後にいるなにかと距離を取ります。


ヴィリジアン「ぐ…ガハッ… 全く気配がなかった、いったい何が?…まずは傷を…医療魔法【アルス・メディカ】。」

医療魔法で出血を止め、傷を受けた細胞を再構築するヴィリジアン、しかしマノンを退けた道化師が迫る!


嘲弄ノ道化師「のほほほ♪貴方を回収するって目的はありますが無力化させていただきますよォ!【スクエア】!」

道化師がヴィリジアンを半透明な立方体で包もうとした刹那


ヴィリジアン「遅い…グラビティ・キューブ 2nd 【キューブ・フローティング】」

ヴィリジアンの足に2つのキューブがカチッとハマり滑るように動く、そして間一髪道化師の拘束を回避する!そしてマノンとスカーレットのそばに駆け寄る。


ヴィリジアン「マノン君 大丈夫かい?」


マノン「はい…致命傷は避けました…クッ。」

痛みでマノンの顔が歪む


スカーレット「マノン!あなた背中すごい火傷じゃない!これじゃあまともに動けないわ!」

スカーレットの言葉を聞きヴィリジアンが即行動する。


ヴィリジアン「マノン君 少し痛むだろうけど我慢してくれ医療魔法【カーム・バーン】。」

ヴィリジアンの唱えた魔法がマノンの背中を包む、少しの痛みの後マノンの火傷の痛みが和らぐ。


マノン「ありがとうございます、これで戦えます!」

そして3人が道化師と謎の何かがいる方向に向き直る。

それを意に介さず道化師は何かが隠れている瓦礫に歩みます。


嘲弄ノ道化師「のほほほ♪いやはや想像以上の働きですよん♪完璧なタイミングでの奇襲でしたね…ドレインナードちゃん♪」

そう言いながら道化師が抱え上げたのはぐしゃぐしゃで原型を殆ど留めていないドレインナードでした!


ヴィリジアン「な…ドレインナード!?奴は消滅したはずでは?」

驚くヴィリジアンをみてドレインナードがボロボロと体を崩しながら口を開く。


ドレインナード「ギギギ…ずりぃぞぉ オレ様はこんななのにテメェだけ生き残ろうなんてェ…」

怨嗟に包まれた言葉を吐くドレインナード それに続き道化師が話し始める。


嘲弄ノ道化師「偶然ドレインナードちゃんが死にかけてた場面に遭遇しましてねェ…」


回想 教会前大通りにて


ケンシン、ドビー、アイナ、アランに追い詰められたドレインナードは最期ドビーによってコアを砕かれた。


ドレインナード「嫌だァ!こんなところでオレ様が!こんなバカなァァァ!ギャァァァ!」

次の瞬間 内包するエネルギーを抑えきれずドレインナードは凄まじい爆発と共に弾け散った。

皆が歓喜し勝利に浸る中、少し離れた場所で道化師がその光景を見ていました。


嘲弄ノ道化師「あんらぁ ヴァイスさんの希壊師団もこれで全滅ですネェ。さてさてこれは本格的に失敗の感じがしていちゃいましたがこれをどう乗り越えるのか…実に楽しみですねェ♪…おんやぁ?あの感じは…」

付近を見回していた道化師が何かに気づき指をパチンッと鳴らし消える。

そして教会前大通りから少し外れた瓦礫の山の前に姿を現します、無造作に瓦礫に手を突っ込む道化師。

ガラガラと音を立てながらどす黒い塊を引き上げました。


嘲弄ノ道化師「これは…さっきまで暴れていたドレインナード」の核ですかネェ?アイナ・ヴァーミリオンの一撃で吹き飛ばされてここに埋もれていたわけですか~」

それをまじまじと見つめニヤッと笑う道化師


嘲弄ノ道化師「のほほほ♪見た感じ魔力を流し込めば復活しそうですねェ!ではでは…」

ドレインナードの核に魔力を流し込みそれをポイっと瓦礫に投げる道化師。

すると瓦礫を吸収しぐしゃぐしゃに歪んだドレインナードの顔が形成される。


ドレインナード「がぁぁ…オレ、様がぁ…死ぬわけねぇ…」

意識が混濁しているドレインナードに道化師が囁きます。


嘲弄ノ道化師「のほほほ♪ドレインナードちゃん、アナタだけ苦しい思いするのは嫌ですよねぇ?ワタクシの言うことを聞いていればもっと強大な力を手に入れ、人々に絶望と混沌を振りまく事が出来ますよん!」


回想が終わり智ノ議事塔最上階にて


嘲弄ノ道化師「というわけでこちらに来た際、忍ばせておいたのですよん♪」


ヴィリジアン「ぐっ…まさかそんな偶然があるとは。貴様が矢面に出てくること自体不自然だったが…」


スカーレット「ほんと卑怯なピエロね!先生、大丈夫?」

ふらつくヴィリジアンを支えながらスカーレットが道化師に噛みつく、そんな中マノンがドレインナードの異変に気付く。


マノン「ヴィリジアンさん スカーレットさん!あのドレインナードってやつの様子がおかしい!」

マノンの言葉を聞き全員がドレインナードに目をやる。

道化師に抱えられているドレインナードの体が黒紫色の瘴気放ち、ボゴボゴと膨らんでいました。


スメラギ「なんだありゃ、大量の魔力が体の中で渦巻いているのか?」

その光景を見てヴィリジアンが何かに気づく。


ヴィリジアン「その状態は前にも見たことがある、ドレインナードが誕生したときと酷似している。貴様何か知っているな?」

負傷しながらも道化師に凄まじい視線を向けるヴィリジアン、その問いに道化師が飄々と答える。


嘲弄ノ道化師「あんらッ!ようやく気付かれました?お察しのとおりですよん♪ドレインナードちゃんが出来たのはワタクシのおかげです~」


スカーレット「どういうことなの?ゴーレムは全部先生が作ったはずじゃ?」

その問いにヴィリジアンが答える。


ヴィリジアン「ドレインナードは本来完成する予定ではなかったんだ、しかし急に暴走し元居た私の作ったゴーレムを壊し生まれた存在なのだ…原因は突き止める事が出来なかったがまさか貴様が介入していたとは。」第2章 第三十七話参照


嘲弄ノ道化師「あの時コレクターさんからヴァイスさんの研究が停滞してるとお話を聞いていたのでネェ!お手伝いのつもりでワタクシの魔力を分けたんですよん♪その時の名残があったので瓦礫の中の核の存在に気づけたのですよ~♪」

そう話す道化師の腕の中でドレインナードが膨張する。


嘲弄ノ道化師「そして今!ワタクシの魔力と先ほどヴァイスさんを貫いたときに吸収した魔力を糧にドレインナードちゃんは進化するのです!」

そう言いながら道化師がドレインナードを部屋の中心に投げる。


ドレインナード「がぁぁぁぁ…」投げられたドレインナードがドロドロと建物に溶け込む。


マノン「一体何が…」身構えるマノン しかし道化師は気にせず話を続けます。


嘲弄ノ道化師「さてさてそろそろお開きの時間になりそうですし、ヴァイスさん組織に戻らないのでしたら【罪の宝玉】を返していただきましょう。」


マノン「罪の宝玉…?」 


それを聞きヴィリジアンが胸についているブローチを引きちぎり投げる。

カラカラと床を滑り道化師の足元にそれが転がる。


スカーレット「先生 あれっていつもつけてるブローチよね?あれが罪の宝玉なの?」


ヴィリジアン「あぁ、あれは最高幹部にクローバーから与えられた宝玉だ。凄まじい力が内包されている。所有者の魔力や気力、スキルなどの能力を高めてくれる代物だ。」


嘲弄ノ道化師「それと果て無き闇の力を与えてくれる闇のアイテムなのですよん♪さてさてこれでようやく…」

道化師の言葉が終わる前に塔全体がとてつもなく揺れる!


嘲弄ノ道化師「アナタ方を始末できますよん♪」 バガァァン!

次の瞬間!床の中心が破られどす黒く瘴気を放つドレインナードだったモノが現れる。


嘲弄ノ道化師「のほほほ♪良き闇ですねェ!ドレインナード…いえワタクシとヴァイスさんの闇の力を吸収したんです、名を改めないといけませんねェ!さぁこの国を全て飲み込み、絶望と混沌を振りまくのです!【ドレインアビス】よ!」


ドレインアビス「ガァァァァァァァァ!!!」

咆哮と共にドレインアビスが両手を地面に突き刺す!すると塔全体が激しく揺れ、体がどんどん大きくなる!


スカーレット「あいつもしかしてこの塔を吸収してる!?」


マノン「足場や天井が崩れてきてます!」スメラギ「おいおいまずいぜこりゃあ!」


ヴィリジアン「くッ…すぐに退避しないと崩落に巻き込まれる!」

マノン達が塔が崩壊することに気を取られている刹那、道化師は静かに隙を伺っていました。


嘲弄ノ道化師「のほほほ…ヴァイスさん、冷静冷徹な貴方がこんなことで焦るなんてねェ。やはり守るモノが出来ると人は弱くなってしまうんですよん。隙だらけです、座標を心臓に合わせそこに【クラウン・エクスプロム】を当て即死させてあげましょう!」

道化師がヴィリジアンに指を向ける、その光景をスカーレットが見ていた。


スカーレット「道化師…何を?ッ!?狙いは先生…!」

気づくと同時スカーレットが走る!


嘲弄ノ道化師「んふふふ♪ではでは ボンボヤージュ♪ヴァイスさん…【クラウン・エクスプロム】」

その魔法は正確にヴィリジアンの心臓を爆破する…はずだった。


スカーレット「先生!!!」ドンっ…

スカーレットが飛び込みヴィリジアンを押しのけた次の瞬間 ボンッ!


ヴィリジアン「なッ!?」 マノン「え……?」

スカーレットの胸が爆ぜ、血が弾けた。


嘲弄ノ道化師「あんらぁ!外してしまいました!もう一度…おっと!?」

ガラガラガラ! 天井が崩れ道化師が巻き込まれる。


そして胸を爆破されたスカーレットが力なく倒れる。


マノン「スカーレットさん!スカーレットさぁぁぁぁん!」

崩れ行く部屋の中マノンの絶叫がこだまするのでした。


次回 あなたの為に


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介


紅炎の魔術師 スカーレット・コルニア

年齢:17歳 身長:157cm 見た目:紅い髪に紅の瞳

赤と黒の模様が入ったマントと、黒を基調としたローブを纏う美貌の魔術師

ジョブ:炎系魔術師

スキル・魔法:上級炎魔術 飛翔魔法【フライ】魔力防壁

攻撃魔法:【ボルガノン・アロー】【ボルガノン・マルチアロー】

【ボルガノン・インパクト】【ボルガノン・メテオ】【チェイン・ボルガノン】

強化魔法【エンチャント・ボルガノン】合体炎滅魔法【コラプス・ボルガノン】

少し(?)ツンデレ気質な紅炎の魔術師。

魔術師らしく知識量は豊富で頭の回転も速く、

さらには杖を用いた近接戦闘も「まぁまぁ得意」という器用さを持つ

塔が崩壊する中でも道化師への注意を切らなかったことが功を奏し

敬愛する先生を守ることに成功した彼女だったが

道化師の魔法は正確無比に心臓を爆破してしまった。

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