少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第三十八話
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文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。
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前回
暴虐の化身トライナードとの死闘が終わり、街を覆っていた結界はついに崩壊した。
勝利の歓声が響く中、誰もが束の間の安堵を覚える。
しかしそれは、次なる嵐の前触れに過ぎなかった。
智ノ議事塔 その頂で神杖の解析をする魔導の最高幹部、キューブ・ヴァイス。
そんな彼が創り出した最後の守護者「黒鉄姫」が、
マノンとスカーレットの前に再び立ちはだかる!
アイナ そしてアラン達が最凶の敵を倒した今残るは黒鉄姫のみ!
マノンとスメラギは、宿命の鉄壁を斬り裂けるのか。
リベンジマッチの開幕です。
智ノ議事塔1階にて
アイナ アラン達がトライナードを撃破する少し前、
マノン スメラギとスカーレットは智ノ議事塔に侵入していました。
智ノ議事塔1階の様相は以前来た時とは大幅に変わっており、
室内は暗く辺りには戦闘痕とギラリと光る純黒のクモの巣が張り巡らされていました。
マノン「すごい不気味な雰囲気だね…それに明かりが全部破壊されてる。」
スメラギ「戦闘中に偶然当たって壊れた…とは考えられねぇな、いつ来るか分かんねぇぞ気を引き締めろマノン。」
マノン「うん…わかってるよ、スカーレットさん 最上階に向かうにはどこに向かえばいいんですか?」
スカーレット「安心して暗くても道は覚えてるわ、といってもこの廊下をまっすぐ最奥まで進むだけよ、そうしたら広いロビーに出るはず。」
マノン「ロビーまで行けば一気に上まで行けるんですか?」
スカーレット「いや、魔力を流して上に上がれる仕組みのはずだけど流石に敵が封じてると思うから自力で上がるしかないわね。」
スメラギ「とりあえず警戒しつつ奥まで進もうぜ。」
マノン「そうだね、僕が警戒しながら前を歩くのでスカーレットさんは着いて来てください。」
スカーレット「…成長したのねマノン 昔のあなたならそんな事言えなかったわよ。」
そしてマノン スメラギとスカーレットは奥に進んでいきました。
そして最奥のロビーのドアの前に辿り着きました。
スカーレット「この奥に上に上がる為の魔道具があるはず、開けるわよ…」
ギギギィ~ 扉を開けるとそこには信じられない光景が映っていました。
マノン「!? ティオナ姫!それにアグリコさん!」
ロビーの奥 天井から吊り下げられた純黒のクモの巣で出来た牢獄の中に力なく捕らわれる
ティオナ姫とアグリコの姿があったのです。
マノン「早く助けないと!」 そう言うと同時駆け出すマノン、しかし!
スカーレット「危ないマノン!」 スメラギ「マノン!視野を狭めるな!上だ!」
グシャッ!!! 何かがロビーの床を激しく割る!
マノン「ッ!?」 2人の声を聞きギリギリで頭上から降る攻撃を回避したマノン
その視線の先には教会から逃げた幹部ゴーレム 黒鉄姫の姿がありました。
スカーレットのもとに戻り臨戦態勢を整えるマノンにスカーレットが問いを投げます。
スカーレット「あれが最後の幹部ゴーレム、見た感じ鉄のゴーレムかしら。でも何であんなに私にそっくりな顔をしてるの…」
マノン「わかりません、それに…」
そう言いながらマノンは自身が斬り飛ばしたはずの左腕を見ていました。
その左腕はまるで大きな鉄のクモがそのまま腕になったかのような形でした。
スメラギ「奴さん斬り飛ばされた腕を新調してもらったっぽいな、しかしなんだあの禍々しい腕は しかもそれだけじゃねぇな 全体の装甲が前よりも厚くなってるように見えるな。」
スメラギの話を聞き迅速にスカーレットへ情報を共有するマノン
マノン「スカーレットさん あのゴーレムの能力は鉄の操作です、装甲や腕、足を自由に変形させて攻撃してきます!気を付けてください!」
スカーレット「わかったわ!私とは少し相性が悪いわね、距離を取って魔法を…」
スカーレットの言葉が終わるよりも前に黒鉄姫が動く!
黒鉄姫「シンニュウシャ ハッケン。 コウソク シマス。」
クモの形をした左腕をマノン達に向ける黒鉄姫 次の瞬間!純黒のクモの巣が凄まじい速さで射出されたのです!
マノン「スカーレットさん避けて!」 スカーレット「何とか間に合うわ!」
2人がサイドステップでクモの巣を避ける ズシャッ! とそのクモの巣が壁に当たります。
当たったクモの巣は数秒もしないうちにガチガチの黒鉄に変化しました。
スカーレット「なるほどね…当たれば一発アウトの鉄の投網って感じね!」
そう言いながらニッと笑い 詠唱を始めるスカーレット しかしその隙を黒鉄姫が見逃しません。
また左腕をスカーレットに照準を合わせる、しかしそれをマノンが阻止しにかかる!
マノン「させない!【シューティングスター・ラッシュ】!」
銀閃の連撃が黒鉄姫を包む!しかし装甲の表面に薄く傷をつけることしかできません。
黒鉄姫「ピピピ…コタイメイ 【マノン】。キョウイ ハイジョ シマス。【モード・斬閃】。」
黒鉄姫の右腕が刃へと変形しマノンめがけて振り下ろされる!
スメラギ「マノン!」 マノン「大丈夫、見えてる!」
なんとマノンは振り下ろされた豪刃を最小限の動きで避ける!
地面に刃がめり込んだ黒鉄姫に圧倒的な隙ができる
マノン「豪の剣で決める!【コスモ・スラッシュ】!」
マノンの攻撃が黒鉄姫を捉えた!…かに見えた しかし黒鉄姫が左腕を出す!
黒鉄姫「ピピピ…ヨケル フカ ボウギョ【黒縛鉄糸】」
次の瞬間黒鉄姫の左腕から高密度 黒鉄のクモの巣が射出されマノンの技をガードした!
マノン「ガードにも使えるなんて!でもこのままァ!!!」
マノンはクモの巣ガードの上から激しく黒鉄姫を吹き飛ばします!
勢いそのままに壁に激突する黒鉄姫 その好機を待っていたと言わんばかりにスカーレットが前へ出る
スカーレット「そのまま大人しくしてなさいよ!【ボルガノン・メテオ】ォ!」
特大の火球が黒鉄姫に放たれます!
黒鉄姫「ピピピ…!コウマリョク ハンノウケンチ カイヒ シマス!」
壁に打ち付けられたとは思えない動きで黒鉄姫がマノンとスカーレットから距離を取る。
スカーレット「引っかかったわね! 今よマノン!」
黒鉄姫が避けたスカーレットの魔法がなんとマノンのほうへ向かう!
しかしスカーレットの顔を見てマノンが何かを察する。
マノン「スカーレットさんは本当にすごいや!こんなことを思いつくなんて!」
そしてなんとマノンはそのままスカーレットが放った魔法に飛び込んだのです!
マノン「ハァァァ!【コスモ・スラッシュ】!」
マノンの技がスカーレットの特大の火球を切り裂く!
そしてバラバラになった火の粉がティオナ姫とアグリコを捉えている黒鉄のクモの巣に降りかかる!
スカーレット「マノンの攻撃を弾く強度の黒鉄、そんなのまともに壊そうと思ったら時間かかるわよね、だったら熱して脆弱にしてから斬ればいいのよ!マノン今なら斬れるわ!」
マノン「わかりました!【シューティング・スター】!」
シャギィィィン!!! ティオナ姫とアグリコを捉えていたクモの巣が切り裂かれました!
それを見ていた黒鉄姫が動く!
黒鉄姫「【モード・舞踏刃】…」次は両足を刃に変形させくるくると舞い踊る
マノン「まずい!あれは広範囲に斬撃を飛ばす気だ!スカーレットさん!ティオナ姫様達を避難させてください!僕が攻撃を引き受けます!」
マノンがそう叫ぶと同時 シュパパパ!!!と黒鉄姫が斬撃波を部屋中にばらまく!
マノン「全部撃ち落とす!【シューティングスター・ラッシュ】!」
黒鉄姫とマノンの斬撃の応酬 その隙を縫ってスカーレットがティオナ姫達をロビー外に運ぶ。
するとティオナ姫が意識を取り戻します。
ティオナ姫「す…スカーレット?」
スカーレット「ティオナ!大丈夫?」
ティオナ姫「うふふ…やっと呼び捨てしてくれたわね。」
スカーレット「あっ!いや今そんな話してる場合じゃないわ!教えて 敵の目的 それにヴィリジアン先生が無事なのかを!」
その問いがティオナ姫の顔を曇らせます。
スカーレットやマノン達はこのホルドーマを襲った悪意の黒幕がヴィリジアン・コルニア改めキューブ・ヴァイスなことを知らないのです。
ティオナ姫は思案を巡らせます、しかし
ティオナ姫「どう考えても無理ね…スカーレットを傷つけることになってしまう…でも。」
そして決心を固めたティオナ姫がスカーレットに真実を打ち明けます。
そして魔法国家ホルドーマでの戦いもいよいよクライマックスへと向かうのでした。
次回 届かぬ思いと悲しき忠義
では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。
キャラ紹介
マノン
年齢15歳身長158㎝ 見た目 銀髪碧眼 ジョブ Cランク冒険者
スキル 勇剣を携えし者 技 破邪の剣【ポップスター・ブレイク】
速の剣【シューティング・スター】応用技【シューティングスター・ラッシュ】
豪の剣【コスモ・スラッシュ】
【ライジング・スター】【メテオライト・インパクト】
性格はいたって真面目で誰にでも分け隔てなく優しい
過去に両親が魔物に殺されており天涯孤独
アランやクローネ ドビー ケンシンが無事なのかを心配しつつ
目の前に立ちはだかる最後の鉄壁をどう攻略するか思案中
紅炎の魔術師 スカーレット・コルニア
年齢17歳 身長157cm
見た目 紅い髪に紅の瞳 赤と黒の模様の入ったマントに黒を基調としたローブを着ている
ジョブ 炎系魔術師 スキル 上級炎魔術 飛翔魔法 魔力防壁
【ボルガノン・アロー】【ボルガノン・マルチアロー】【ボルガノン・インパクト】
【ボルガノン・メテオ】【エンチャント・ボルガノン】【フライ】
すこし?ツンデレな炎魔法を使う魔術師
魔術師らしく知識は多くさらに頭の回転が速いのに加え、近接もまぁまぁ得意
自身の故郷が惨劇に見舞われる中ようやく黒幕がいる智ノ議事塔へとたどり着いた
しかし彼女はまだ知らない 討つべき存在が最も慕う存在だということを…
希壊師団
黒鉄姫「クロガネヒメ」
年齢??? 身長160㎝
見た目 黒鉄でできたドレスを纏った女性型のゴーレム
ジョブ なし スキル【モード・斬閃 鉄棘ノ装 舞踏刃】 【黒鉄斬波】【黒縛鉄糸】
あまり自我を表に出さないゴーレム
戦闘時は自身を形成する黒鉄を自在に操り戦闘する
モードを切り替えて戦う。
斬り飛ばされた左腕をキューブ・ヴァイスに修復強化してもらい
新たに黒鉄の蜘蛛の巣上の網を放てるようになっている
一人称はワタシ ヴァイスへの忠誠心は絶対
故に主の苦悩を知りつつ言葉をかけることすら叶わない悲しき存在。




