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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第十九話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回 ついに穏健派と革新派の勝敗を決める会議が行われました。

結果は革新派のトリスが自身が騙されていたことを認め

ボルギア帝国との取引はなくなり穏健派の勝利という形で収まりました。

そしてそのままクリミナル・クローバーについての会議へと移るのでした。


都市中央 智ノ議事塔最上階

トリスに嘲弄ノ道化師の情報を聞きすこし落ち着いたティオナ姫達は今後の話をしていました。


ティオナ姫「クリミナル・クローバーはおそらくこの国でも騒動を起こそうとしていたと見ていいでしょう、我が国を侵略しようとしていたクェルボ公爵は国を手に入れることが目的だったようですが、その嘲弄ノ道化師が何をしたかったのかわからないのが少し怖いですね。」


ソロモ「そうじゃな ウチを狙うということはやはり魔法技術が狙いじゃったのか。」


ヴィリジアン「ボルギア帝国との取引に見せかけて技術を持ち逃げする気だったのかもしれませんね。」


トリス「その線が一番濃いとみていいと思うわ、でも妙にボルギア帝国の内情に詳しかったのよねあの道化師。」


ティオナ姫「謎は深まるばかりですわね、嘲弄ノ道化師の情報としましては、瞬間移動 爆破魔法 氷結魔法を使うということしか私達も知りませんわ。」


ロジェス「そ…そのクリミナル・クローバーって組織の目的もわからないんですよね?」


トリス「そうね 何にしても情報が少なすぎるわ、ただ世界に仇なす悪と見ていいでしょうね。」


ソロモ「うむ この件魔法国家ホルドーマとしてはシャングリヤ王国と情報を共有して…」


ザザザ…ブゥン!


ソロモの言葉を遮るように空中にスクリーンが現れる


ソロモ「な なんじゃこれは!」


トリス「アレは通信と投影の魔法複合だわ、こんな芸当普通の魔法使いじゃできないわ。」


ロジェス「トリス様!これ国中で起きてるようです!」

会議室にいた一同が窓から町を見まわし驚愕します、町中あらゆる場所に大小複数のスクリーンが現れていました。


教会近く 


マノン「なんだろうあれ?」


ドビー「魔法で何かを映し出そうとしてるんじゃないか?」


大通り近く 森林公園


ケンシン「なんやアレ?なんかイベントでも始まるんか?」


冒険者ギルド近く 


アラン「そこら中に出てるアレは一体…?」


クローネ「なんかいやなかんじですぅ…」


ホルドーマ中の人々がそのスクリーンを見ているとザザッと一瞬ノイズが入った後

薄暗い部屋が映し出されました、そして部屋の中央 男がいました。

男の服装は黒色の研究服を着ていて、黒紫のキューブで顔が覆われていて

かなりの異形な見た目に見ていた者たちが恐怖を感じました。


ロジェス「な…なにこいつ…」 ステラ「怖いわね…」

そしてその人物が話し出します。


キューブ「この映像を見ている魔法国家ホルドーマの諸君、初めまして

私はクリミナル・クローバー最高幹部が1人、キューブだ。」


トリス「クリミナル・クローバーって!?」


ロジェス「さっきの話に出てた秘密結社の…」


キューブ「今、国中にこの映像と音声を放送している 単刀直入に言おう、今から私が出す要求を全て飲んでもらう 断るならこの国は滅ぼす。」


ソロモ「なんじゃと!?」


トリス「いきなり出てきて何言ってんのよ!?」


キューブ「要求は2つ、1つ目はこの国に保管されている伝説の魔道具『アナザーページ』をこちらに渡してもらう事、そして2つ目は智ノ議事塔最上階に祀られている『極彩の神杖』を渡してもらうことだ。神杖に関しては、破壊が目的だ渡す前に壊してもらっても構わん。1時間待つ、その間に答えを出すがいい 拒否はお勧めしないと言っておこう。」

そう言い残すとスクリーンはそのままに映像は暗転しました。


ティオナ姫「神杖と魔道具を狙っているようですわね、神杖は目の前にありますがもう1つは?」


ソロモ「アナザーページなら儂が持っている、しかしあんな犯罪集団に渡すわけには…」

すると恐る恐るロジェスが手を上げ聞きます。


ロジェス「あ…あのそもそもその2つって何なんですか?」


トリス「アンタそんなことも知らないの?全くしょうがないわね、アナザーページに関しちゃソロモ様のほうが詳しいから極彩の神杖について教えてあげるわ。」


ティオナ姫「私も知りませんし教えていただけるのはありがたいですわ。」


トリス「神杖は数百年前、魔王が猛威を振るっていた時代に女神が魔王討伐のために授けたモノでね、神杖に選ばれた者が使うと、とんでもない力を生み出すとされた神器よ。」


ティオナ姫「そんなものが…勇者様達はこの神杖を使い魔王を倒したのですか?」


トリス「いいえ違うわね、文献では勇者の仲間だった賢者にこの神杖が贈呈されるはずだったのだけど、賢者自身が辞退したのよ。」


ロジェス「え…な なんでなんですか?」


トリス「文献によると杖の力で倒したと思われたくないから、自分の力で魔王を打倒するためだと書かれていたわね。」

完璧な解説をし少し鼻高々になったトリスを見てほほ笑むソロモ


ソロモ「しっかり勉強しておるんじゃな、関心関心。」


トリス「ハァ!?七賢会の議員としてはこの程度当たり前でしょ!それよりもアナザーページの説明もしてよ!ワタシも詳しい事は知らないし保管してる場所も知らないわよ?」


ヴィリジアン「そうですね 私もどこに保管されてるのか知りません。」


ソロモ「そうじゃろうな、なんせこの儂がずっと持っておるのだから。」

そう言いつつ懐からすこし古びた本を取り出すソロモ。


トリス「え!?それがあの、『アナザーページ』なの!?」


ステラ「おや ずっとむき身で持ってたのかい?」


ソロモ「いや儂のアイテムボックスで保管しておったのじゃ。」


ティオナ姫「なるほど、それでしたら手出しができませんものね、それでその魔道具は一体どういうモノなんですか?」


ソロモ「莫大な魔力を使うことで過去 現在 未来ありとあらゆる情報を知る事が出来る魔導具じゃ。」


ティオナ姫「そんな魔道具が…確かにそれは誰もが欲しがる魔道具ですね。」


トリス「そんなおいしい魔導具じゃないわよ、ソロモ様も言ったけど莫大な魔力が必要なの この場にいる全員の魔力を使って1つの事を知れるかどうかなのよ。」


ステラ「そんな魔道具を手に入れてクリミナル・クローバーはどうするつもりなんだろうねぇ。」

少しの間沈黙が続きトリスが口を開く。


トリス「それであのキューブってのの要求はどうするのよ?」

その問いに皆が返答できずいる中ヴィリジアンが苦い顔をして返答する。


ヴィリジアン「要求を呑むしかないと思う…」

その答えに驚き詰め寄るティオナ姫


ティオナ姫「いけませんわ!クリミナル・クローバーは完全に悪ですわ、そんな魔道具を渡せば悪用するに決まってます!」


ヴィリジアン「だが!奴は国を滅ぼすと言ったんだ…準備をしていないわけがない!」

その言葉を聞きまたしても沈黙が場を支配する…が!ここで意外な人物が口を開く


ロジェス「あ…あの 私は要求を呑むのは反対です。」


トリス「ロジェス…アンタ。」


ロジェス「確かにこの国を滅ぼす準備は出来ているかもしれません、でもここにいるみんなで…いえ国中のみんなで立ち向かえば何とかなると思います!…多分」

その言葉を聞き場の重苦しい雰囲気が払拭される


トリス「全く、アンタに発破かけられるなんてね。そうよワタシ達が協力すればなんとでもできるわ!」


ソロモ「トリスもそうじゃが、ロジェスもいい魔法使いに育ったのう 若者が気張っておるのに儂らが及び腰じゃ示しがつかん!」


ステラ「そうですねソロモ様 アタシも力になれることは全部するよ!」

その光景を見てティオナ姫は安心する


ティオナ姫「先ほどの話し合いではすごく険悪な雰囲気でしたが、国のために手を取り合い協力している姿を見るとこの国の行く末は明るいと思いますわ。」


アグリコ「そうですね 姫様、それにしてもクリミナル・クローバーの最高幹部 キューブ 恐らくクェルボ公爵と比肩する実力者です…どうなさいますか?」


ティオナ姫「すぐにでもマノン様や他の皆さんと合流すべきですわ、タイムリミットまで時間は少しありますその間に対策を…」

ティオナ姫の言葉が終わるのを待たずに部屋全体に異変が起きます

ズンッ!!! 急に体が重くなり部屋にいた全員が机に突っ伏し全く身動きが取れなくなります。


ティオナ姫「こ…これは一体…」


トリス「う…うごけない…!?」 ロジェス「くるしい…」


ソロモ「これは魔法…!?こんな魔法は…それにこの部屋には結界が…」


そんな中1人スッと立ち上がり

騒ぎのせいでソロモの足元に落ちたアナザーページを拾い上げる人物が1人


ソロモ「ま…まさかオヌシがこれを…!?」


ティオナ姫「そんな…嘘ですよね?」


トリス「何とか言いなさいよ…ヴィリジアン!!!!」


全員の視線の先にはいつもの温和な雰囲気は全くない冷徹な顔をしたヴィリジアンが立っていました。


ヴィリジアン「ハァ…全くなんて愚かな連中だ、私は最後の慈悲を与えたつもりだったんだがな。」


ソロモ「アナザーページを返すんじゃ…それにこの魔法は一体なんなのじゃ!」


ヴィリジアン「この世界は科学が発達してないからそんな事も懇切丁寧に教えないといけないのか、合理的じゃないな…今この部屋全体を覆っている魔法は重力魔法だ 重力とは大地が物体を引き付けようとする力、引力というやつだ 私はそれを自由に操る事が出来る。」


ティオナ姫「この世界…それにその話し方、まさか貴方が!」


ヴィリジアン「流石に聡明だな…換装!」

ヴィリジアンがポケットから小さな黒紫のキューブを取り出し眼前に持って行く、すると紫色の光を放ちヴィリジアンの姿がみるみる変わっていく。


キューブ・ヴァイス「改めて名乗らせてもらおう、私はクリミナル・クローバー最高幹部が一角

魔導の探究者 キューブ・ヴァイス!」


次回 キューブ・ヴァイスの計画


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介


ヴィリジアン・コルニア→キューブ・ヴァイス

年齢28歳 身長177㎝ 見た目 頭は黒紫色のキューブを被り黒い研究服を身に纏っている

ジョブ 魔導錬金術者 スキル???

性格は冷静冷酷合理的 異世界からの転移者

遂に正体を現したヴィリジアン改めキューブ・ヴァイス

ヴィリジアンの時の優しい雰囲気は一切なく自身の目的のために

障害となるすべてを押し潰す冷酷な男に成り果ててしまった…

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