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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第十一話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回 魔法国家ホルドーマの最高権力機関

七賢会の会議に参加することになったスカーレットとティオナ姫

ヴィリジアンやステラ、そして実質的なまとめ役である

ソロモ・ウーゴスと友好的な関係を築けたのも束の間、

革新派トップ トリス・メギドと口論になってしまいました。

それをソロモが仲裁に入りいよいよ会議が本格的に始まるのでした。


魔法国家ホルドーマ 都市中央 智ノ議事塔最上階にて


ソロモ「さて皆よく集まってくれたのう、今回も七賢会会議を始める、まず初めの議題じゃがロジェスから報告があるそうじゃな?」

ソロモに話を振られてビクつきながらロジェス・ステュラが話す。


ロジェス「あ…あの えっと 最近私が管理してる 国中の地下道で…グールやゾンビの出現率が…減ってるんです…けど 何か知ってる人はいませんか?」


その質問を聞きスカーレットがヴィリジアンに疑問を問う


スカーレット「ねぇ先生、彼女はなんでゾンビの行方なんかを聞くの?普通いなくなったほうが良いんじゃないの?それに町の地下にゾンビやグールが出現するの?」

それに対して小さな声でヴィリジアンが答える。


ヴィリジアン「アンデット系のモンスターは地下道のような薄暗くじめじめした場所に急に沸くことがあるんだよ、それにここは魔法大国だから 地下道には魔力が蔓延してて、それに当てられたモンスターを倒せば魔石などが取れるしロジェスは闇魔法でアンデットを使役できるから彼女にしてみれば死活問題なんだ。あとは彼女の仕事がなくなればただでさえ低い自己肯定感がなくなってしまうからね。」


ティオナ姫「なんて難儀な方なのかしら…」


そしてロジェスの問いに対して他の七賢会議員は誰も何も知らないことを発言していきます。


ロジェス「そ…そんなぁ 困ります 私のお仕事それくらいしかないのにぃ…」

そう悲しそうに嘆くロジェスを無視してトリスが発言する。


トリス「そんな薄暗い議題はどうでもいいのよ!ワタシ達が話すべきは魔法の兵器化とそれを国外へ売り出すことについてでしょ!」

その発言に委縮したロジェスはへなへなと自分の席に着席したのでした。


ティオナ姫「ついに来ましたわね…肝心な議題が!」


そしてトリスが続いて発言する!


トリス「ホルドーマの財源は今ひっ迫しているの!ワタシ達の研究や魔法の探求にはお金がかかるの!でも現金化できるような資源や観光地はあまりないこの国が唯一誇れる魔法!それこそこの財政難を打開する一手なのよ!」


それに対してソロモが発言する


ソロモ「確かに我が国は魔法大国じゃ、しかしそれを何も兵器化して売り出さなくてもよいじゃろう!魔法の技術提供や共同開発などじゃダメなのか?」


その発言にステラとヴィリジアンが頷く、するとトリスが不敵な笑みとともに発言する。


トリス「技術提供?共同開発?そんなものいつになったらペイできるのよ?待てば待つほど財政難は悪化していくわ!それにワタシはもうすでに取引相手を見つけているのよ!」

その言葉に一同驚く!


ヴィリジアン「取引相手を見つけているだと!?どこまで独断で動いてるんだトリス!それに魔法の兵器化 そしてそれを買いたいだなんて誰なんだ!」

その問いにトリスは待ってましたとばかりに答えを言う。


トリス「軍事国家『ボルギア帝国』よ!こちらの提示した額で兵器を購入すること、それにボルギア帝国の潤沢な資源を安価で優先的に回してもらえるのよ!」

その言葉を聞き今まで落ち着いていたティオナ姫が席を立ち声を上げる。


ティオナ姫「魔法国家ホルドーマで作った魔法兵器をボルギア帝国に売りつけるですって!そんなことしたら戦争が起きますわよ!」

それに続きソロモも動揺しつつ発言する。


ソロモ「ト…トリス お主、あの国がどういう国かわかっておるのか!大陸で大戦争を起こし周辺諸国を侵略し今の国になったあの帝国に兵器を売り出すなんてとても許可できん!」

ソロモ ステラ ヴィリジアンが断固反対の姿勢も見せる中、だるそうにラピズが発言する。


ラピズ「ふぁ~…トリスに反対してるみんなは代案でもあるの?それがないのに頭ごなしに反対もよくないんじゃないかなぁ…眠い。」

その言葉を聞き考え込む穏健派達、するとここでティオナ姫が発言する。


ティオナ姫「我が国ならば兵器の販売ではなく魔法技術の提供や、共同開発による利益をホルドーマに還元することができますわ!それに資源や食料などもホルドーマの財政を考慮した値段で下せます!」

渡りに船とばかりにヴィリジアンが発言する。


ヴィリジアン「シャングリヤ王国なら提供した技術の悪用や、取引の際の不安要素は少ないです。さらに資源や食料なども都合をつけてくれるならそちらのほうが良いはずです!」

その発言を聞き キッ!っとティオナ姫を睨みつけるトリス


トリス「でもそうなるとボルギア帝国と同じかそれ以上の利益を上げてもらわないと駄目よ!じゃないとボルギア帝国との商談を潰すわけにはいかないわ!」


双方のやり取りを聞きソロモが発言する。


ソロモ「このままでは平行線になりそうじゃのう、ならば3日後!ボルギア帝国かシャングリヤ王国か選ぶ決戦会議をしよう!双方相手を納得させるような情報を集めて会議に臨むのじゃ!」

ソロモの言葉を聞きティオナ姫とヴィリジアンが内心胸をなでおろし思案を巡らせる。


ティオナ姫「このままじゃまずいですわ…ボルギア帝国なんかに兵器を供給すれば世界を巻き込む戦争が起こるかもしれない。」


ヴィリジアン「トリスがここまで兵器の件を確実に進めているとは、それにどうやってボルギア帝国とのパイプを…何か裏があるな?」


そしてソロモが会議の終了を宣言し会議は幕を下ろしました。

トリスがロジェスとラピズを引き連れて議会室を出ようとした時、ヴィリジアン達に言葉を投げつけます。


トリス「せいぜい無駄なあがきをしなさい!ワタシの考えは絶対正しいのよ!この国を救うのはワタシなのよ!」

そう言い残して議会室を後にしました。


スカーレット「なによ!あんな滅茶苦茶な事通るわけないでしょ!ね?先生?」

するとヴィリジアンが苦い顔をして答える。


ヴィリジアン「倫理的には絶対許されないことだが、財政難を解決する手としてはすごくいいんだ…」

それに続きステラもため息をつきながら話す。


ステラ「でもアタシは兵器なんて作りたくないわね…ソロモはどうするつもりなんだい?トリスたちは本気だよ?」

そう聞くステラに対してすこし何かを考えてソロモが答える。


ソロモ「そもそも本当にボルギア帝国がトリスにその商談を持ち掛けておるのかのう…帝国も今ごたごたしておるはずなのじゃが、少し調べてみるとするかのう。」


ティオナ姫「絶対にトリス様の計画は成就させるわけにはいきません!皆さんなんとかして対抗できる策を用意しましょう!」

こうして七賢会の会議はいったん幕を下ろしました。


トリス・メギドの屋敷 トリスの自室にて

会議が終わった後のトリスがイライラしながら自室でお酒を飲みながら愚痴をこぼします。


トリス「ソロモの爺め…どうせワタシの意見なんか聞きゃあしないのよ!それに現状に満足してのうのうと生きてるヴィリジアンにステラも邪魔よ!ワタシがなんとかしないとこの国は…」

ぶつぶつ独り言をこぼした後キューっとお酒を飲み干すトリス、すると部屋のドアがノックされます。


トリス「誰よ!ワタシはいまイライラしてんのよ!くだらない要件だったらハッ倒すわよ!」

その言葉を合図ととらえたかのようにドアが開きます、そこには赤と黄色の道化服を着た者が挨拶のポーズで立っていました。


嘲弄ノ道化服「のほほほほ~♪こんばんわですよトリス様 今宵もご機嫌斜めでいらっしゃる。」


トリス「アンタだったのか、悪いわね大きな声を出して、今夜の会議も穏健派の連中がうざくてイライラしてるのよ!」

イライラするトリスに道化師が手をすり合わせながら近づく。


嘲弄ノ道化師「それはそれは大変でしたねェ やはり新しき時代に移るには大きな革命しかないのですよん!それを実現するのは貴女様なのですよォ!ワタクシが保証しますよん♪」


トリス「そうね…この国をよくするためには多少の犠牲は仕方ないわ。しかしまさかアンタみたいな怪しいのがボルギア帝国の秘密諜報員だとはね。今考えても不思議すぎるわ。」


嘲弄ノ道化師「のほほほほ!まぁ秘密なんでねェ!兵器の買取の件はお任せください、我が国ボルギア帝国が責任をもって買取その後の支援も確実にお約束しますよォ♪」


トリス「3日後の会議で確実に決めてやるわ…見てないさい!」


こうして会議は終わり夜が更けていくのでした。


次のお話は少し時間は巻き戻りティオナ姫とスカーレットが会議室に入った直後のマノン達のお話です。


次回 またしても登場!嫌味なキラキラと剣闘場での勝負!


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

国紹介


軍事国家 ボルギア帝国

シャングリヤ王国のある大陸の中心地で猛威を振るっている大国

軍事産業が盛んで専業兵士や軍力を強化している。

黒いうわさが多い国で周辺諸国も帝国の動向に敏感

少し前に騒動があり内情がわからなくなっている。


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