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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第六話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回意地の悪い騎士達のせいで怪我をした子供の治療をするために

僧侶を探していたマノン達、そこに現れたのは

スカーレットの育ての親であるヴィリジアン・コルニアでした。

少し談笑して別れたマノン達はティオナ姫と共に宿へと向かうのでした。


宿にて

マノン達が荷解きを終えてティオナ姫の部屋に集合していました。


ドビー「で 姫様、七賢会について知ってることを聞かせてもらえるか?」


ティオナ姫「勿論お話しします、まず私達がこの国に来た目的はホルドーマの魔法技術を他国に売り出そうとしている革新派と魔法は益にも害にもなりえるから限られた者のみに伝承するべきだと考える穏健派の仲裁をするためなのです。」


スメラギ「なるほどな 技術を外に出すか自国で留めるかって話なのか。」


マノン「でも自分の国だけで魔法研究するのって限界があると思いますし、他の国に教えないってことはシャングリヤ王国にも教えてくれないってことじゃないんですか?」


ケンシン「ほんまやな それやったら俺らは革新派の味方をするべきなんか?」


アグリコ「いえ そんな簡単なお話ではないのです。これはここだけのお話なのですが穏健派のトップにして実質的な七賢会のまとめ役の『ソロモ』様は同盟国には魔法技術の提供および共同研究をすると言ってるのです。」


アラン「それはシャングリヤ王国的には助かるかもしれないがちょっとずるくないか?」


アグリコ「ソロモ様のお考えでは、やり取りのある気のしれた相手には一定の信用があるがのべつ幕なしに魔法技術を流出させると良からぬことに使うものが現れるとお考えなのです。」


ドビー「まぁそりゃそうなるだろうな…」


クローネ「わたしもどっちかと言えばそっちの考えですぅ。」


スカーレット「クローネ あんたねぇ…」


ティオナ姫「そしてソロモ様からお聞きした情報によると革新派のトップ『トリス』様は魔法を兵器に活用しそれを他国に売りホルドーマの財政を潤わせようとしているのです。」


マノン「魔法を兵器につかうなんて…」


スカーレット「そんなものが出回ったらそれこそ碌な事にならないじゃない!」


ティオナ姫「その通りです、なので私達は穏健派の味方をするべくこの国に来たのです。」


アラン「それでその穏健派は七人いる議員のうち何人なんだ?」


アグリコ「穏健派は3名 青穹『ソウキュウ』ソロモ様 橙饗『トウキョウ』ステラ様 緑癒『リョクユ』ヴィリジアン様です。対して革新派は 黄光『オウコウ』トリス様 藍玉『アイギョク』ラピズ様 紫霊『シレイ』ロジェス様です。」


ドビー「なるほどなきっちり半分に割れてるのか…」


クローネ「ヴィリジアン様はぁ穏健派なんですねぇ」


ケンシン「お?いま3人3人やったよな?もう1人は誰なんや?」


スカーレット「残る1人は私の師匠…赤弩『セキド』アイナ・ヴァーミリオンよ。」 


マノン「スカーレットさんの師匠はどっちの派閥なんですか?」


ティオナ姫「アイナ様はどちらの派閥にも入っていないんです、それというのも…」


スカーレット「師匠は戦闘狂なのよ、一応この国の防衛を担う最強の魔法使いなんだけど他に全く興味がないの、だからそういう政には関与していないんでしょ?」


ティオナ姫「さすが師匠のことはなんでもお見通しなんですね。」


ケンシン「いがいに仲いいんとちゃうんか?」


ティオナ姫「今日皆さんがヴィリジアン様と顔合わせが出来たのは幸運でしたね、私としても議会の前に穏健派の方にお会いしたかったので明日は同行させてもらいます。」


アグリコ「それでは皆様明日に備えて各自疲れをとりましょう。」


そして宿での話し合いは解散となり、マノンは宿の外に出て一息ついていました。


マノン「スカーレットさんの先生はすごく優しそうな人だったね。」


スメラギ「あぁ だが話を聞く限り師匠は途轍もなくおっかないようだなw」


マノン「議会の話を聞いた感じ、確かに魔法技術を他の国に共有して発展させるのはいいと思うけど、それを兵器なんかにしちゃうのは駄目だと思うな…」


スメラギ「だな そうなれば戦争が起こり不幸な人が増える…俺が元居た世界でもそういうことはいっぱいあったぜ。」


そう話すマノンとスメラギのもとにどこからともなくリュートの音色が聞こえてきます。

ポロロン~♪ ポロロン~♪音が鳴る先にいる人物にマノンが驚きます。


ロキ「やぁマノン君 久しぶりだね と言っても都市クロウェルで公爵令嬢の行き先を教えて以来だね。」

マノン「君はロキ!なんでこんなところに?」


スメラギ「あの時ミーシャの嬢ちゃんの場所を教えてくれた怪しいやつか。」


ロキ「僕は流浪の吟遊詩人さ どこにでも行くしどこででも歌う、君達に会えるとは思ってなかったけどね。昼はすごかったねホルドーマに着いてすぐにもめごとに巻き込まれるなんて。」


マノン「もしかしてあの騒動を見てたんですか?」


ロキ「あぁ見てたし聞いてたさ 君達が悪質な騎士達を前にしても怯むことなく子供を助けたその光景まさに勇者の物語って感じがしたよ!」


マノン「なんだかそういわれると恥ずかしいなぁ…」


ロキ「ちなみに君達が明日七賢会 緑癒のヴィリジアンのもとに行くのも知っているよ。」


マノン「え!?」 スメラギ「そんなことまで聞いてやがるのか!」


ロキ「僕は吟遊詩人でもあり、情報屋でもあるからね 議員に会いに行くことと、シャングリヤ王国のお姫様と一緒なことを見ると目的はホルドーマに関する今後の会議かな?」


マノン「す…すごい!」 スメラギ「おいマノン感動してる場合じゃないぞ!」


ロキ「おっと勘違いしないでくれ、僕はこれを言い広めたりする気は一切ないよ。それに君達にとってとてもいい噂を持って来たんだ。」


マノン「う…噂?」


ロキ「多分知ってると思うけど七賢会は今穏健派と革新派で割れているだろ?その革新派のトップである トリスが何やら怪しい連中と手を組んでるらしいんだ、十分注意したほうがいいと警告してあげるよ。」


スメラギ「なんでそんなことを知ってるかとかはもうこの際いいとして、こいつの目的はなんだ?」

それを聞きマノンがロキに質問を投げかける。


マノン「そんなすごい情報を教えてくれて僕に何を要求するつもりなの?あんまりお金とかは持ってないんだけど…」


それに対してロキは笑いながら答える。


ロキ「ぷはははッ 大丈夫さ お金をとったりはしないよ。そうだな君達の話を歌にして皆に聞いてもらっていいかい?僕は吟遊詩人だからねこういうネタになりそうなものは大歓迎さ。」


マノン「そんなことでいいの?ちょっと恥ずかしいけどいいいよ。」


ロキ「なら交渉成立だ!今後も君達にいい情報をあげるよ、その代わり君達のことを物語として歌わせてもらうよ!」


マノン「ハハハ.…」 スメラギ「なんか怪しいんだよなこいつ…」


ロキ「それじゃあ僕はこれで失礼するよ 少しの間この国に滞在する予定だから何かあればまた呼んでね。」

マノン「え?呼ぶってどうやって?」


ロキ「ん~ 大きな声で名前を呼ぶとか?」


マノン「そんなの無理じゃないかなぁ…」


ロキ「ぷはは それじゃあね。」

そう言うとロキは暗い路地へと消えていきました。


マノン「さっき聞いたことをティオナ姫様に伝えに行かなくちゃ!」

こうしてマノンも宿に入り噂のことを話すと自室で就寝するのでした。


ロイヤルガード詰め所 執務室にて


マノン達と揉めたロイヤルガードの隊長ローゼスが魔道具で何者かと話していました。


ローゼス「なにさこんな時間に連絡なんかしてきて、寝不足は美容の大敵なんだよ!キラリ☆」


???「ローゼス貴様私に報告することがあるんじゃないか?」


ローゼス「なにかあったかなぁ?ボカァね暇じゃないんだ 一々細かいことまで報告してられないよ キラリ☆」


???「今日入国管理所でシャングリヤ王国の王女が入国したということを聞いたのだが?」


ローゼス「あぁなんだそんなことかい?確かにそういう報告は上がってきてたね キラリ☆」


???「…貴様何も考えていないのか?この時期に来るということは会議に介入しに来ているということだろう。」


ローゼス「確かに!それは盲点だったな ボクでも気づけないよ キラリ☆」


???「おそらく奴らの目的は穏健派に味方することだ、このままでは革新派が穏健派に押し切られてしまう、それだけは避けねばならん。」


ローゼス「僕も革新派に勝ってほしいんだよね そうすればもっとお金が手に入るもんね キラリ☆」


???「その為にも貴様に任せた例の件…失敗は許されんぞ?」


ローゼス「勿論わかってますよ キューブ様ァ。その代わり遂行出来たらいっぱいお金頂戴ね!それで僕はもっとキラキラになるのさァ!キラリ☆」


こうして夜が更けていくのでした。


次回 訪問 ヴィリジアンの孤児院へ


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

紹介


七賢会

魔法国家ホルドーマの最高権力機関

七人の魔法使いで構成されており、それぞれに色が割り振られている。

各分野のスペシャリストで構成されていて

ヴィリジアンは国の医務機関などを担当している。



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