少年マノンと勇剣の英雄譚 外伝 黒翼裏話
読んでくださりありがとうございます。
文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。
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これはマノンとスメラギが会うよりもとても前のお話です。
地球の日本にて
雨が降りしきる夜 ビルが立ち並ぶ裏路地で1人の男が必死に逃げていました。
「ハァハァ…クソが!何でこんなことに…」
びしょびしょになりながら必死に何かから逃げる彼は
反社会組織 夜烏会の会長「烏丸 攻爵」【カラスマ コウシャク】
カラスマ「何でこの俺がこんな目に!○○組の奴らめ…!ちょっとシマを荒らしたくらいでガタガタと!」
このカラスマという男は自己中ですべては自分を中心に回るべきと考えていました。
そして近隣の町で違法薬物をばらまき財を得ていました、しかしをそれをよく思わない付近の任侠集団からのカチコミに合い命からがら逃げていたのでした。
彼がしてきた悪行の因果が今まさに彼に牙をむいていたのです。
パシュン!
カラスマ「ぐぁ!?足を撃たれた!」 バシャンと地面に倒れるカラスマ
そして追手のヤクザがカラスマの前に姿を現す。
ヤクザ「カラスマぁ おめぇはやりすぎたんだよ…いろんな町でどれだけの人間を壊して来た!」
静かに激怒するヤクザにカラスマは土下座をして嘆願する。
カラスマ「わ…わるかった!この通りだ!これからはシマを荒らさない!それに賠償もする!」
ヤクザは黙ってカラスマの話を聞く姿勢をとる、そしてそのやり取りをビルの屋上から見る人影が1つ。
カラスマ「そうだ!こうしよう ウチが仕入れている薬をそっちのも流してやる!もちろん売り上げはそっちで取ってもらっていい!巨額のシノギになるぞ!」
ヤクザ「そんなもんばら撒いたら町が死ぬだろ…堅気の皆さんのことをどう考えてやがる。」
その言葉にキョトンとした様子でカラスマが答える
カラスマ「あ?そんなの俺達が知ったことじゃないだろ?金さえ入れば十分だろう。」
その言葉を聞いたヤクザがカラスマの頭に銃口を向ける。
カラスマ「な!?まッ!待て!金ならはら…」
ヤクザ「そんなことで見逃してたら仁義なんて言えるか!お前は生きてるだけで害悪なんだよ!」
そして引き金が引かれカラスマは死を覚悟する…しかしいつまでたっても発砲音がしない。
恐る恐る目をあけたカラスマの前には奇妙な光景が広がっていた。
ヤクザの動きは止まっており、降っていた雨の雨粒も銃口から銃弾が飛び出るも止まっていたのです。
カラスマ「な…なんだこりゃ!でもこれで逃げれ…あ?あぁん?」
カラスマの体もピクリとも動きません、しかし思考だけは巡ります。
カラスマ「これはもしや死ぬ前に時間の経過が遅く感じるあれか!…いや違う 完全に停止しているようだな…これは一体?」
そう考えていると不意にカラスマの目の前にローブを身に纏いフードを被った男が1人
カラスマ「うぉ!?びっくりした なんだこいつ?もしかして死神か?お迎えか!?」
そう頭の中で考えるカラスマ、すると
クローバー「死神ではない 私はこの世界とは別の世界から来た存在…「クローバー」だ。」
カラスマ「く…クローバー? それに別の世界?異世界ってやつか!」
声は出ないが思考でやり取りをする2人
クローバー「その通りだ 呑み込みが早いな。」
カラスマ「こう見えて俺はアニメや漫画は好きでな、あれか剣や魔法のファンタジー世界なのか?」
クローバー「そうだ それに加えて個人が持つスキルがある世界だ。」
カラスマ「なるほどな この状況もあんたのスキルによるもんなんだな、で?そんな異世界から来たあんたがこの俺に何の用なんだ?今絶賛死にかけてるんだが。」
クローバー「私は異世界で、世界を支配することができる組織を作ろうと思っている。そしてその組織の幹部をこの世界にいる邪悪な者を据える気でいる。」
カラスマ「なるほど つまり世界征服ってことだな?」
クローバー「その通りだ、そしてお前だ烏丸攻爵 お前の自分が世界で一番正しいと思う傲慢さ、そして何より自分以外のすべてを犠牲にしてでも幸せになろうとするその気概が気に入った お前を我が組織の幹部にしてやろう。」
カラスマ「マジか!願っても無い事だ!つまり異世界転移できるんだな!激熱展開じゃねぇか!」
クローバー「いや転移ではない、転生だ。」
カラスマ「え?てことはもしかして…」
クローバー「お前にはここで死んでもらう。魂だけを私が支配することになる世界に連れて行ってやろう。」
カラスマ「えぇぇ!?つまり俺ここで死なないといけねぇのか…まぁいいか!どうせこのままでも死ぬ運命だ!だったら異世界で暴虐の限りを尽くすのも悪くはねぇな。そういや俺以外にスカウトした連中はいるのか?」
クローバー「質問の多い奴だな、お前のほかに2人いる。」
カラスマ「3番手か…まぁまだマシか じゃあちゃっちゃと死ぬとするか。」
クローバー「精神はすでに人間を逸脱しておるらしい、魂は先に取らせてもらう。」
クローバーがカラスマに手を向ける するとどす黒い火の玉のような物が体から出る。
カラスマ「すげぇ!俺の体が目の前にある!意識は魂に引っ張られんだな。」
クローバー「目的は完遂した…【解除】!」
クローバーの合図した瞬間 パシュンパシュ! 2発の弾丸が放たれそれはカラスマの頭を撃ちぬく。
ヤクザ「雨の中路地裏で死ぬ…外道にしちゃいい死に方だな。」
ヤクザは現場を後にする、それを上空より見る2人
クローバー「自分の死にざまを見たいなんて変わっているなお前。」
カラスマ「人生かけても見れない瞬間だ!見ないと損だろ?そんでもって俺は一体どんな家庭に転生するんだ?貧乏は嫌だぜ?」
クローバー「安心しろ、血筋家柄全て完璧な家庭だ、シャングリヤ王国という国の公爵家の長男に転生させてやる。」
カラスマ「公爵か…俺の下の名前と一緒だな ふんふん…」
クローバー「どうした?不満か?」
カラスマ「まさか!最高だぜ、だが今の自分のルーツを失いたくはねぇな…カラスマ…カラス…クロウ…クェルボ…!」
クローバー「なんだ急に考え込んで。」
カラスマ「貴族…生まれながらの勝ち組、つまり支配者!…ふっふ…くかかかか!」
クェルボ公爵「くかかか!俺の名前は今後クェルボ!クェルボ公爵だ!あんたの世界征服は任せろクローバー!そのかわり世界を支配した暁には俺を一国の王にしてくれ!」
クローバー「フハハハハ!死んだばかりでそれか、いいだろうクェルボ 約束してやる。」
クェルボ公爵「くかかか!最高だ!…口調も変えるか、もっと尊大に!一人称も…俺 は違うな…儂 いや 我!くかかか!我だ!よしこれでいってくれるワァ!」
クローバー「では私のいた世界に戻るぞ。」
クェルボ公爵「世界よ!我にひれ伏せ!この我が幸せになる為になァ!」
そしてカラスマ改めクェルボ公爵はクロウェル公爵家に生まれ、順調に育ち、研鑽を積み スラムで見つけた優秀な人材 ハザーク セツガ ティンドール ヒグオカを配下に黒翼師団を作り、シャングリヤ王国を支配するべく計画の準備をつづけました。
その計画が一振りの勇剣と勇剣に選ばれた少年 その仲間達に打ち砕かれることを知らずに。
これにて第1章完全完結です。
次章はキャラや構成を考えていますのでまた近々更新しようと思っています!
しばしお待ちください。




