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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第1章「動き出した陰謀」第二十四話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。



前回クェルボ公爵の【幻惑現界・八咫烏】により

右腕の感覚を奪われてしまったケンシン。

刀もなく、腕の感覚も戻らない絶望的な状況を打破できるのか?

そしてまだ目を覚まさないマノンは大丈夫なのか?


時計塔下広場にて


クェルボ公爵「くかか!さて貴様の無様な抵抗もここまでであるなァ?貴様を殺した後はあそこに転がるガキだ!」

大声で叫び散らすクェルボ公爵を無視してケンシンが思考を巡らせる。


ケンシン「とりあえず近接は無理や、刀を拾って効果が切れるのを待つしかないな。」


クェルボ公爵「貴様ァ!我の事を無視して物思いにふけるでな…」

言い終わる前にケンシンが走り出す!


ケンシン「まずは刀を拾うんや!」

落ちている刀に向かって走るケンシン!しかしクェルボ公爵が許さない。


クェルボ公爵「バカがァ!がら空きの背中を貫いてやる!【ドレイン・フェザ…」


クェルボ公爵がマントから羽を毟ろうとした瞬間、ケンシンが落ちていた礫を投げる!


ビシッ!それはクェルボ公爵の眉間あたりに直撃する。


クェルボ公爵「あだァァ!?」

顔を抑え痛がるクェルボ公爵、その隙にケンシンが刀を拾い距離をとる。


ケンシン「よし、とりあえず刀は回収できた…お!腕の感覚が戻ってる!」


手をグーパーグーパーしつつ確認するケンシン


ケンシン「何がトリガーかはまだわからんけど奪われた感覚が戻るまで1分ってところやな…」


その様子を見たクェルボ公爵が笑う


クェルボ公爵「ほう もう感覚が戻ったか!マァ戻ったところでまた奪ってくれるわ!【幻惑現界・八咫烏】!」


黒羽をまき散らしながらクェルボ公爵が鈍色に光る!


ケンシン「今度は目を閉じひん!何が起きてるか見るんや!」


ケンシンの前に土塊が形成される、がそれを一刀で薙ぎ払う。


ケンシン「今のは幻惑現界の効果や 感覚消失は何が原因なんや?」

その時ヒラヒラと舞っていた羽の一枚がケンシンの肩に触れる、その瞬間あたりが静寂に包まれる。


ケンシン「ッ!?なんやなんも聞こえんくなった、奪われたのは聴覚か!」


クェルボ公爵「くかか!次は聴力を失ったか!感覚を奪う部位は我が決めたりは出来んからアタリハズレはあるがアドバンテージに変わりはぬぁい!」


ケンシン「なんかあいつ口パクパクしてるな、でもこれは好機や!今のうちに斬りこむで!」


ケンシンがクェルボ公爵の懐を一気に侵略しようとする、しかしクェルボ公爵は回避に徹する。


クェルボ公爵「くかかか!ヴァカめ!我は完全に有利な対面でしか戦わんのだ!効果が切れると同時にもう1回喰らわしてくれる!」


そしてケンシンの聴力が元に戻る。


ケンシン「やっと耳が聞こえるようになった、やけども…」


クェルボ公爵「それおかわりだ!喰らえい!【幻惑現界・八咫烏】ゥ!」


黒羽をまき散らしながらクェルボ公爵が鈍色に光る!

とっさに目を閉じるケンシン、そして体制を大きく崩し膝をつき声を出す。


ケンシン「まずい!次は左足の感覚が無い!このままじゃまずい!」


それを聞いたクェルボ公爵は一気に距離を詰める!かに思われたしかし、


クェルボ公爵「ハッ!くさい芝居はやめるが良い。貴様ァさすがだなこの土壇場でのそのブラフ、感覚を失った部分の偽装とはな!」


ケンシン「おいおい、まじかいな なんでわかったんや?左足の感覚が無いのは嘘やって。」

そう言いながらスッと立ち上がるケンシンに向け、クェルボ公爵が笑いながら返答する。


クェルボ公爵「くかかか!当たり前であろうて!我の目にはしっかりと分かるようになっておるのだ。感覚を奪った部位には黒いモヤがかかってるように見えるのであーーる!貴様が今失っておるのは味覚であろう?中々に引きがいいではないか!」


ケンシン「そちらさんこそやがな、考えなしに突っ込んでくると思ってたけど意外と冷静やな!」

そう言いながらクェルボ公爵目がけて刀をふるうケンシン、それを今度は避けずに剣で受け止めるクェルボ公爵。


ケンシン「なんや逃げに徹するんとちゃうんか?」


クェルボ公爵「くかかか!間抜けが!我が自身の能力のクールタイムを覚えておらんと思っておるのか?この距離でも発動は可能であーーーる!」

つば競り合いの形になっている状況にケンシンの顔がこわばる、そして効力が切れ味覚が戻る。


ケンシン「まずい!」


クェルボ公爵「くかかか!遅いわァ!【幻惑現界・八咫烏】!」


ケンシンがモロに喰らう!そして今度奪われたのは本当に左足の感覚だった!

ケンシンの体制が大きく崩れる。


ケンシン「ここでハズレをひいてもた!まずいガードや!」


クェルボ公爵「くかかか!無駄無駄無駄ァ!ずったずたに切り刻んでやる!

【烏閃】!【烏閃】!【烏閃】!【烏閃】!」


刀でガードし致命傷を避けるケンシン、ですがクェルボ公爵の剣が容赦なく肉を裂く!


ケンシン「クッ…ッ痛ってぇ!離れろや!」

刀を大きく横に薙ぎ払うケンシン、クェルボ公爵は余裕をもって避ける。


クェルボ公爵「致命傷は避けたようだが、もう満身創痍ではないかァ!ここまで来たらもうはや戦闘ではないのう?貴様を一方的に殺す作業だァ!」


クェルボ公爵の言葉を聞きケンシンが笑う。


ケンシン「ハハハ!お前ほんまあほやな!舐めすぎで笑えるわ!」


クェルボ公爵「ぬぅ?この状況で笑うだと?気でも触れたか?」


ケンシン「ちゃうちゃう お前の能力をやっと理解できたんや。光を見たらあかんのは勿論やけど他に何されてんのかいまいちわからんかったんや。でもようやくわかったで、羽やな?」


クェルボ公爵「ほーーう?気づくか!やるのう まぁもっとも、そこまでぼろぼろの満身創痍にバレたところで我の勝利は揺るがぬ!【幻惑現界・八咫烏】!」


ケンシン「見せすぎなんや…もう喰らわんで!」

黒羽をまき散らしながらクェルボ公爵が鈍色に光る!


クェルボ公爵「くかかか!妄言をぬかす!目を開ければ光で!目を閉じれば羽に触れ!どっちにでよ詰んでおるのだ!これで終いにしてやる!クロウェル流剣術【ツイバミ】!」


自身の勝利を確信したクェルボ公爵がケンシンに突進する!


クェルボ公爵「さて次はどこの感覚を奪われておるのだァ?」

ケンシンの全身をなめるように見るクェルボ公爵、そこで異変に気付く。


クェルボ公爵「ぬぁ?モヤが見えぬ…どこの感覚を…」

その時ケンシンがニカっと笑い声を出す


ケンシン「悪いな、全部避けさせてもらったわ!」


クェルボ公爵「ハッ!?なッ!?まずッ!!」

クェルボ公爵が止まろうとする、しかし体制が悪く止まれない!


ケンシン「突撃する前に見るべきやったな!その体制なら避けられへんやろ!【連撃・桜吹雪】!」

ケンシンの斬撃は横殴りの桜吹雪のようにクェルボ公爵を斬り巻き込んだ。


クェルボ公爵「ぐぉぉぉぉ!ち…【跳軽烏回】ィィ!」


何とか連撃から逃れるクェルボ公爵、ケンシンが刀を構え向き直る。


クェルボ公爵「ぐがぁ…な…どうやって我の【幻惑現界・八咫烏】をォ!」

よろめきながらキレ叫ぶクェルボ公爵


ケンシン「どうやって避けたかやって?簡単な話や、俺は邪気なんかを感じれる言うたやろ?目を閉じとっても注意すればお前の邪気がこもった羽を感知できるって話や。」


クェルボ公爵「バカなッ!感知できたとしても無数の羽をすべて避けるなんぞ不可能であろう!」


ケンシン「それなんやけどな、お前ばら撒きすぎやねん。そのおかげでようさんの羽の間が広い場所があるんや。そこを最低限の動きで避けたってことや。派手な演出が仇になったな。」


クェルボ公爵「ぐがががが!そんな抜け穴がァ!…仕方ない…」

クェルボ公爵が懐に手を入れ何かを取り出す、と同時に破裂音が響く。

パァァァン! クェルボ公爵の手に握られる鉄の筒から煙が上がる、そしてケンシンが吐血する。


ケンシン「ガハッ…な…なんやこれ?」横腹から留めなく血が流れる。


クェルボ公爵「くかかか!まさかこれを使わされることになるとはなぁ!この世界にはない銃と言う武器だァ!1発しか発射できんが威力は絶大ぞ!またハザークに作ってもらわねばな。」


ケンシン「こらあかん…えぐい不意打ちや…」


クェルボ公爵「くかかか!まぁ頑張ったほうである!この我にここまでさせたのだからのう…では死ねい!」


クェルボ公爵がケンシンに突進する!ケンシンは腹の傷のせいで動けない!


クェルボ公爵「くかかかか!死ねぇ!ムシケラァ!クロウェル流剣術【烏閃】!」


ケンシン目がけて振られる一閃それに対してケンシンが動く!


ケンシン「なめんなぁぁ!」腹の傷から血を流しながらケンシンが咆哮を上げ刀を振るう!


ケンシン「ウォォォ!【竜桜刀術!桜竜一閃】!」


ヒュッ…キィィィィン! ケンシンとクェルボ公爵が入れ替わる形で切り抜ける。


ズバッ!ブシュゥ…ケンシンの足から激しく血流れる。

それを見たクェルボ公爵が笑う。


クェルボ公爵「くかかか!馬鹿が!自身の苦しむ時間を伸ばしただけではないか!その満身創痍の身で我と斬り合おうとするなんぞ愚の骨頂!さぁ次こそ貴様をしま…」

クェルボ公爵の言葉が終わる前にケンシンが言い放つ。


ケンシン「バカなのはお前や…自分が斬られたのも気づかんのか?」


クェルボ公爵「ハァ?何を言っておるのだこのグズは…」

ドサッ…カシャン… 何かが落ちる音がする。

クェルボ公爵が音が聞こえた自分の足元を見て驚愕する、そこには自身の右腕と剣が転がっていたのです


ブシャァァ!右腕の切り口から血が溢れる。ようやく事態に気づき凄まじく狼狽えるクェルボ公爵。


クェルボ公爵「ギィェェェ!?う…腕ェ!?オレの右腕がァ!斬られてるゥ!?ギャァァァ!?」


ケンシン「斬り合いは俺の勝ちやな…」片膝立ちのケンシンがクェルボ公爵に言う

それに対して激高したクェルボ公爵が叫び散らす!


クェルボ公爵「ゴミがァァ!この我の至宝の右腕をォ!許さん許さん許さん!【ドレイン・フェザー】ァ!」

マントから羽を抜き投げる!それがケンシンに突き刺さりケンシンはうつ伏せに倒れる。


ケンシン「ぐッ!」 ケンシンはもう動けない

そしてクェルボ公爵の傷が治り、右腕の断面からの血も止まる。


クェルボ公爵「ぐぉぉぉ…血は止まったが斬られた腕はさすがにくっつけれぬ!早く治療せねばァ!だがその前に!お前をしっかりコロスゥ!!!」


左手で剣を拾いケンシンに向かうクェルボ公爵、それを見て

ケンシンは何とか這いずりながら逃げようとする。


クェルボ公爵「逃がすわけないであろう!貴様は確実に仕留める!死体は烏魔人どもの餌だ!」


ケンシン「ぐぅ…もう刀を握る力も残っとらん…」


そしてケンシンを見下す形でクェルボ公爵背後をとり剣を振り上げる!


クェルボ公爵「死ねい!」ヒュォッ!剣が振り下ろされる!ケンシンは覚悟して目を閉じる


キィィィィン! 金属がぶつかり合う音がする。


クェルボ公爵「なッ!?貴様はァ!」

死を覚悟していたケンシンが目を開ける、そこにはマノンがいた!


ケンシン「ま…マノン!体は大丈夫か?」


剣を受け止めるマノンが返答する。


マノン「うん ケンシンありがとう 僕に回復薬を飲ませてくれて。あとは僕に任せて!」


スメラギ「大分ギリギリだったがな、さぁマノン!やってやろうぜ!」


ケンシン「ハハハ…遅いねんほんま!後は頼むでマノン!」


そしてマノンが剣を振るう!クェルボ公爵がたまらずバックステップで回避する!


クェルボ公爵「死にぞこないがァ!クソガキィ!貴様も殺す!そこに転がるムシケラも殺すゥ!」


マノン「こい!クェルボ公爵!お前を倒して平和を取り戻すんだ!」


次回動乱終結! クェルボ公爵VSマノン


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

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