少年マノンと勇剣の英雄譚 第1章「動き出した陰謀」第二十二話
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文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。
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前回クェルボ公爵のスキル【幻惑現界】を受け自身の過去のトラウマと向き合ったマノン
なんとかトラウマを乗り越え、自身の過去にけりを付けたのでした。
そしてまだまだ幻覚にとらわれているケンシンのためにクェルボ公爵に立ち向かうのでした。
マノンがクェルボ公爵と決死の攻防を繰り広げる中、ケンシンは項垂れていました。
ケンシンの深層意識世界
ケンシンは自身のトラウマと対峙していました。
そこは薄暗い和風な建物の廊下
ケンシン「ま…またや またここにきてもた…」
ケンシンが険しい顔をしつつ廊下を歩きだす、自身の子供の頃の姿で。
すると少し歩いた場所に大きなふすまがあり隙間から声が漏れ聞こえてきます。
中を覗くとそこにはケンシンの父と2つの影がありました。
ケンシン「あかん…見たくない、この後に起きることを俺は知ってるんや…」
ケンシンが目を逸らす、がその時マノンの言葉を思い出す。
ケンシン「いやあかん、マノンが俺がおらなあの鳥野郎に負けてまう。それにマノンは俺のことを信用してくれてる、ほんならこの幻覚から抜け出さなあかん!」
そしてケンシンはふすまを覗く。
中にはケンシンの父と、だらしなくぼろぼろの着流しを着た男、そして小柄な男?がいた。
ケンシンの父「何度言われてもお前たちのような怪しい者に協力はせん!帰れ!」
ケンシンの父が怒声を上げる。
着流しの男「おいおい旦那 もうちっと話を聞いてくれねぇか?悪くない話だろ?俺達は目当てのものを探せる、アンタ達はウチからの支援で立て直せるんだぜ?」
ケンシンの父「ならん!それに宝刀はこの国の宝だ!探させんしお前たちに渡す気もない!」
着流しの男「チッ おい どうするよ?」
そう聞かれた小柄な男?がカタカタと震えながら声を出す。
小柄な男「メケケケ!サイショカラコウショウナドムイミ!コイツハコロスベキ!」
着流しの男「まぁそうなるわな、しゃあねぇが旦那ァ死んでもらうぜ」
そう言いながら2対の刀を抜く、ケンシンの父もそれに合わせ刀を抜き構える!
そこからケンシンの父と着流しの男の激しい攻防が繰り広げられる!
が徐々にケンシンの父が圧倒しだす!着流しの男から鮮血が舞う。
着流しの男「おいおい!まじかよ!さすがはこの国を治めるだけあるなこりゃ!」
ケンシンの父「なめるな!我が竜桜刀術の真髄はここからだ!」
その時ふすまが開け放たれる!よろけたケンシンが中にこけて入る。
それを見たケンシンの父が驚き叫ぶ。
ケンシンの父「なッ!?ケンシン何をしている!早く逃げろ!」
ケンシン「お…親父!ハッ!」
ケンシンの目の前に小柄な男?が立っていた。
小柄な男「メケケケ!ナンダコノガキハ?オマエノムスコカ?ナラ…」
そう言いながらケンシンの右手をつかむ、それを見たケンシンの父が斬りこむ!
ケンシンの父「息子に触れるな!【竜桜刀術・破断頭」!」
凄まじい打ち降しが小柄な男を襲う!しかし切り裂いたのは小柄な男が纏っていた服だった。
そしてケンシンの父が小柄な男の真の様相を見て驚く。
手が6本 体は肉ではなく陶器のような質感 蜘蛛のような体躯 明らかに人間ではないそれが笑う。
小柄な男「メケケケ!マジカヨアテラレルトコロダッタ!マァドッチニセヨオワリダ!」
ケンシンの父がケンシンに背を向け守るような形で2人に刀を向ける!
ケンシンの父「ケンシン、この者達は私が抑える 何とかして逃げなさい!護身用の短刀は持っているな?それで身を守りながら逃げるんだ!」
ケンシン「あかん…あかんねん親父!俺は!」そうケンシンが狼狽えると
ドスッ!
ケンシンの父「ガハッ!?な…ケンシン?」
ケンシンが短刀を父の背中に突き立てていたのです!
現実世界
クェルボ公爵とマノンが激しい攻防を繰り広げる中スメラギがマノンに声を掛けます。
スメラギ「おいマノン!ケンシンが!」
マノンがケンシンに目をやると、ケンシンの前に土塊が集まり何かを形成しようとしています。
マノン「なんだあれ!そういえば僕が来た時もたしか…」
そう考えるマノンにクェルボ公爵が攻撃を放つ!
クェルボ公爵「ぬぁにをぼへっとしておるのだ!死にたいならこれで死ねい!【ドレイン・フェザー】!」
三つの羽がマノンを襲う!何とか回避するマノン、そしてクェルボ公爵もケンシンに気づく。
クェルボ公爵「くかかか!あのグズはまたも己のトラウマに打ち勝てなんだか!勝てなかった者はああやって土塊がトラウマを現界させ殺されるのだ!」
マノン「そんな!何とかしないと…」ケンシンに駆け寄ろうとするマノン
クェルボ公爵「させるかァ!クロウェル流剣術!【ツイバミ】!」
クェルボ公爵の剣技がマノンをケンシンに近づけさせません!
マノンが声を上げる。
マノン「ケンシン!がんばれ!君なら過去を乗り越えれる!」
ケンシンの深層意識世界
ケンシンの目の前で父が倒れている。
ケンシン「親父…俺が!俺が親父を!」
その光景を見ながら着流しの男と小柄な男が話す。
着流しの男「ほっといても死ぬだろ、とっととずらかろうぜ。」
小柄な男「メケケケ!ダナ、イエジュウニヒヲツケルサンダンハデキテル!」
そう話す2人声を聴いてもケンシンは父の前から動けません。
ケンシン「俺はもうあかん、このまま死んだほうがええんや。罪滅ぼしや…」
その時!深層意識世界に声が響く
マノン「ケンシン!がんばれ!君なら過去を乗り越えれる!」
その声を聴きケンシンがハッと我に返る
ケンシン「マノン…今あいつの声が聞こえた!俺のことはどうでもええ、でもマノンにはでかい恩があるんや!」
そう考えると同時!子供の姿から今のケンシンの姿に戻る、そして意識がはっきりする!
ケンシン「来ないなところで死んでたらあかんのや!」
その時ケンシンの父がケンシンの手を握り何かを話している。
ケンシン「親父!何か言おうとしてる、俺は絶望しててなんも分からんかった。」
そしてケンシンが父の言葉に耳を傾ける。
ケンシンの父「お前は…何も悪くない… 私の可愛い息子よ…こんな思いをさせてすまなかった…もっと長くお前と…」ガクッ
父の最後の言葉を聞いたケンシンが目の前にいる2人を見る。
小柄な男「メケケケ!アノガキハドウスル?」
着流しの男「別にほっといてもいいだろ 勝手に死ぬさ 無能な親父ごとな!」
その言葉を聞きケンシンが覚醒する!
ケンシン「幻覚や分かってても気が悪いわァ!」
刀を抜き放ち一刀で2人を切り捨てる!
着流しの男「グハッ!」 小柄な男「メゲェ!?」
ケンシン「オドレらは現実で必ず見つけてしっかりケリつけたる!…親父ほんまにありがとうな。」
そしてケンシンが現実に戻る!
現実世界
マノンとスメラギはクェルボ公爵相手に苦戦を強いられていました。
マノン「はぁはぁ…強い、近づけばあの剣で、距離をとれば羽が飛んでくる…」
スメラギ「しかも剣に触れたら目が見えなくなるおまけ付きときたもんだぜ。厄介すぎるな…」
クェルボ公爵「くかかか!逃げ回るしか能のないガキが!この我を煩わせるな!【ドレイン・フェザー】!」
クェルボ公爵がまたも羽を複数飛ばす、マノンは右に飛びそれを回避する。
しかし避けた先にクェルボ公爵がすでに回り込まれていた!
クェルボ公爵「ヴァカめ!避けやすいようにあえて左に寄せておったんだ!
これで終いである!クロウェル流剣術【ツイバミ】!」
クェルボ公爵の剣がマノンの喉に食らいつく!はずだった
ガキィィン!
クェルボ公爵「ぬぁ!?」 マノン「クッ!?」
クェルボ公爵の剣はギリギリでケンシンによって止められていたのです!
そしてケンシンがクェルボ公爵の剣をはじき横薙ぎ!
クェルボ公爵「チィィ!回避するッ!クロウェル流足術【跳軽烏回】!」
ケンシンの横薙ぎをを回避するクェルボ公爵、が
ブシュッ… ギリギリで腹をハスられるクェルボ公爵
マノン「ケンシン!よかった!過去との決着をつけれたんだね。」
ケンシン「おうよ!俺としたことが自分らしさを見失ってセンチメンタルになってたわ!」
スメラギ「マノンもめちゃくちゃだがこいつもトラウマを克服したのか…やるじゃねぇか。」
そうマノン達が話している後ろでクェルボ公爵がわなわなと震える…
クェルボ公爵「このムシケラ共がァ…この我のスキルに抗いおって、あまつさえ我に傷をォ!
キェェェェェ!!!コロスゥゥ!!!」
そう叫ぶクェルボ公爵にケンシンが声をかける。
ケンシン「クェルボ お前のおかげで俺は大事なことを思い出し過去とのケリをつけれた、強くなれたわ!感謝しとくで!」
クェルボ公爵「ハァ?なんぞその嫌味はァ!貴様ごとき名もなき野武士風情がァ!」
ケンシン「野武士ちゃうわ、改めて名乗らせてもらうで、
俺こそは!生まれはクサナギ桜国 クサナギ国王を父に持ち、クサナギ家が跡取り!
名をケンシン・クサナギと申す!」
マノン&スメラギ「えぇぇぇぇ!?」
クェルボ公爵「ぬぁにぃぃぃぃ!?」
次回最終決戦!
では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。
作者です
投稿頻度が下がってしまい申し訳ありません
急に寒くなり、風邪をひいてしまったので投稿頻度が下がってしまいました。
何とかしんどくない時を見て書かせてもらいますのでお待ちください。




