少年マノンと勇剣の英雄譚 第1章「動き出した陰謀」第十五話
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文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。
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前回、マノンとスメラギが黒翼師団 幹部ティンドールを撃破!
そして時は少しさかのぼり城門前でも激闘が起きていたのだった。
城門前
周りで衛兵達と黒翼師団員達が戦う中、アランとドビーはヒグオカと対峙していた。
アラン達の少し後方でクローネが隠れて様子をうかがっている
ヒグオカ「オマエラ!許さねぇど!オデはあの後クェルボ公爵様に叱られたんだ!だから本気を出すゥ!」
アラン「叱られただぁ?犯罪者なのに言う事が小さいな!」
ヒグオカ「グォォォ!オデのスキルの前に倒れろ!【ベアー・チェンジ】!」
ヒグオカがそう叫ぶとともに、もともと大柄なヒグオカの体は2回りほど巨大になり牙や爪がメキメキと生えた、人獣の姿へと変貌したのでした。
ドビー「おいおい…このでくの坊さらにでかくなるのか!」
アラン「人間の状態でスカーレットの魔法が致命打にならなかったのに、こりゃまずいぞ…」
ヒグオカ「グファファ!オデは豪熊『ゴウユウ』のヒグオカ!獣化したオデを止めることは出来ねぇ!さらにィ!クェルボ公爵様からもらった能力を使うゥ!【強翼碗】!」
そう唱えると黒い羽根がわさわさと生え両腕を覆ったのです!
クローネ「なんなのあれぇ!獣の姿も気持ち悪いですのにぃ もっと気色悪くなったぁ」
アラン「熊なのか鳥なのかはっきりしやがれ!気色悪い腕叩き斬ってやる!【陽光大破斬】!」
アランの放った技がヒグオカの腕めがけて振り下ろされる!しかし
ガキィン!とまるで金属同士がぶつかったかのような音が鳴り響きアランの剣が弾かれる。
アラン「なっ!?」 ヒグオカ「オマエの剣なんて効がねぇ!【剛腕鉄拳】!」
ゴガァァン!
咄嗟に剣を盾にしたアランでしたがそれを意に介さずヒグオカが拳を振りぬく!
アランはそのまま吹き飛び壁に激突してしまいました。
ドビー「クローネ!アランを頼む!」
そう言うとドビーはヒグオカを翻弄するかのように周りを駆け巡ります。
ドビーは動きつつナイフを懐から取り出し投擲します、しかしすべてのナイフがヒグオカの大きな腕に阻まれてしまったのです。
ドビー「チッ…毒が塗ってあるがあの感じじゃ効かなさそうだし、そもそもかすり傷も付けれねぇ。」
ヒグオカはそれを見つつ苛立ったように喚く
ヒグオカ「グォォ!鬱陶しいぞォ!叩き潰すゥ!【地割豪撃】!」
ヒグオカが両手を握った状態で地面を思いっきり叩く、するとヒグオカを中心にクレーターのように地面が割れへこむ!
足場が不安定になりバランスを崩すドビー、その隙を見逃さないヒグオカが腕を振るう!
ドガッ!ズザザー… 振るった巨腕がドビーに当たってしまったのです。
アランを治療しているクローネが悲痛な叫びをあげる!
ヒグオカ「ぐふふふ…これでオデの仕事は完了したァ!あとは城門を壊すだけだ!」
ズシンズシンと城門に向かうヒグオカ…それを止めるように声をかける男が1人
アラン「グハッ…おい熊野郎!俺はまだ死んじゃいないぜ…」
そう言いながら血を吐き立つアランをクローネが止める。
クローネ「アラン様ぁ!もうこれ以上は無理ですぅ!死んじゃいますよぉ…」
アラン「クローネ…あの魔法を使え。勝つのは無理でも時間を稼ぐ!ドビーまだ動けるか!」
そう声をかけると吹き飛んだよろよろと立ち上がり返事をする
ドビー「おう…いけるぜ と言っても長時間は無理だぜ。」
ヒグオカ「グファファ!オマエラごときでオデは止められねぇ!」
アラン「それはどうかな?クローネ!」
クローネ「死んだら許しませんわぁ!【オーバー・アドバンスキュア】!」
クローネがアランに向けて魔法を放つ!するとアランの傷がみるみる治る、
それを見てヒグオカが驚嘆の声を上げる。
ヒグオカ「グォ!?あの傷がもう完全に治るだどぉ!ならぐちゃぐちゃに潰して終わらせるゥ!」
巨碗を振り上げアランを殴りつけるヒグオカ、アランからは鮮血が舞い鈍い音がする…しかし!
アランの傷はすぐに回復しアランがヒグオカに突っ込み攻撃をする!
ヒグオカ「オマエェ!それはなんだぁ!なんで傷が治り続けるんだァ!」
アラン「へッ!これが俺達の奥の手!クローネの最恐の回復魔法のごり押しだ!」
クローネが使った魔法【オーバー・アドバンスキュア】は対象の傷を尋常じゃない速度で治す魔法、なのだが回復力が強すぎて回復しきった者には有害になる魔法だったのです。さらに効力は10分 つまり10分間傷を常に作らないとアランが死んでしまうというとんでもない作戦でした。
アランが死を恐れぬ形相でヒグオカに張り付き攻撃をし続けます!次第に気迫に押されるヒグオカ、クローネに視線をやりアランを殴打し、クローネのほうに向かって走る!
ヒグオカ「グォォ!お前を殺せば解決ダァ!」 クローネ「ヒッ!」
そしてヒグオカがクローネにめがけて拳を振り下ろす!
ズゥゥゥン!
ヒグオカ「グファファ!これでおわ…ぐぉ?」
拳を上げたヒグオカがクローネがいないことに気づきます。
ドビー「フン…舐めすぎだ。意識に俺がないお前からクローネを奪うのなんてな。」
クローネ「こわかったですぅ!もっとはやくたすけてくださいよぉ!」
クローネを抱えたドビーがヒグオカと距離をとる
それに激怒したヒグオカが咆哮を上げる!
ヒグオカ「グォォォ!もう面倒ダァ!全員殺すゥ!【ベアー・バーサーク】!」
すると明らかに正気を失ったヒグオカが叫びながらドビーたちに向かって突っ込む!
ドビー「自分を凶暴化させる技か!まずい!」 クローネ「きゃぁぁぁぁ!」
寸前の所でアランが飛び込み盾になる!
アラン「やらせねぇ…!俺はもう大事なものは失わねぇ!仲間は俺が守る!」
しかし正気を失ったヒグオカは滅多乱打にアランを攻撃する!
アラン「グハッ!…まずい もうクローネの魔法の効果が切れる…なんとかしねぇ…と!このままじゃ時間風ぎどころか、クローネやドビーが…そうなりゃマノンに合わせる顔がねぇ!」
するとアランのスキルに変化が!仲間を守るという意思 そして過去への贖罪の気持ち マノンに助けてもらった感謝 その色々な感情が技を開花させる!
ヒグオカ「グガォォォォ!」 ヒグオカが頭の上で拳同士を握りそれを振り下ろす!
ズガァァァン! ドビー&クローネ「アラン!!!」
アラン「おいおい情けねぇ声出すなよ…」
確実に致命の一撃、しかしアランはその攻撃を大剣で受け止めていたのです!
そして剣に力を込める!
アラン「おらぁぁ!」大剣がヒグオカの両手を押し返す!その反動でひっくり返るヒグオカ
ドビー「おいおいまじか、お前そんな力何処から?」
クローネ「すごいですわぁ!アラン様ぁ!」
アラン「さっき急にスキルが変化してな…どんなものかは本能で理解した、これなら勝てる!いくぞ!」
起き上がったヒグオカが咆哮を上げながらアランに突進する!
アラン「いくぜ!【サン・ダメージリリーズ】!」
アランがスキル変化により得た技は2つ【サン・ダメージアブソーバ】と【サン・ダメージリリース】
【サン・ダメージアブソーバ】はダメージを吸収しそのエネルギーを自分に内包する技で、
【サン・ダメージリリース】は吸収したエネルギーを自分の力に変える技。
しかしこの技はダメージを限界を超えて受け入れるためクローネの回復魔法がないと実現ができないハイリスクハイリターンな技でした。
そしてアランはすべてのエネルギーを解放しヒグオカを迎え撃つ!
アラン「お前から受けたダメージ…何倍にもして返すぜ!【サン・ブレイカー】!」
陽光の纏った大剣をヒグオカにめがけてふるう!
正気を失っているヒグオカは本能か偶然か、【強翼碗】でガードする!しかし!
ドカァァ! ヒグオカ「グォォォ!?」 ズシーン…
吹き飛ばされ宙を舞ったヒグオカが頭から地面に落ちる、
そして獣化が解け元のサイズに戻ったのでした。
アラン「よっしゃぁぁぁ!幹部1人撃破ァ…」
歓喜の声を上げ、そのまま倒れるアラン
クローネ「アラン様ぁ!お怪我が!すぐに治療をぉ!」
ドビー「やったなアラン…それでこそ俺がついて行くと決めた男だ。」
こうして城門前の激闘はアラン達が勝利したのでした。
次回 セツガVSケンシン
では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。
キャラ紹介
アラン・ウォーカー
年齢25歳 身長180cm 見た目 オレンジの髪に黄色の目 頭部以外オレンジ色の鎧を纏っている
ジョブ 重騎士 スキル 大剣術 陽光の剣技 NEW→陽光の守護者
技【陽光乱舞】【陽光大破斬】【サン・ブレイカー】
【サン・ダメージアブソーバ】【サン・ダメージリリース】
マッシモ事件より鍛錬を積み、仲間たちやマノンとの関係を見つめなおしたアラン
今の彼は大切な人を守るため、過去の自分の過ちを悔いるために、正義を貫くのだった。
豪熊「ゴウユウ」のヒグオカ
年齢28歳 身長185㎝ 見た目 黒髪白目の大男 上半身に薄手の服を一枚着ている
ジョブ モンク スキル 剛腕 獣人化 【ベアー・チェンジ】【ベアー・バーサーク】
性格は短絡的であまりモノを考えない 黒盗団の幹部をしている。
クェルボ公爵より力を分け与えられ両腕にとてつもない防御力の黒い羽根が生える
【強翼腕】を手に入れたヒグオカ。 しかし生来の考えなしさと凶暴化し自我を喪失する技を使ったこととアランが新しい能力に開花したことで敗北。




