少年マノンと勇剣の英雄譚 序章「少年と剣の旅立ち」第九話
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前回 遂に会合したマノンとアラン。
アラン達がマッシモ伯爵と戦っているときマノン達は都市を守る為に動いていた。
ドビーの指示のもと、ティオナ姫とアグリコと騎士達は都市の人々の避難と負傷者の手当て ドビーは持ち前の素早さを生かし、冒険者たちの説得 話を聞かない冒険者の鎮圧 そしてマノンとスカーレットは暴徒と化した冒険者の鎮圧と、逃げ遅れた人がいないかどうかを確認していたのだった。
そしてその最中マッシモ伯爵から逃げてきたアラン達と出会っただった。
アラン「マノンテメェェ…まさかマッシモに戻ってきてるとはな!それにスカーレット!テメェもだ!」
マノン「アランさん…反乱なんてやめましょう!今ならまだ間に合います!怪我をしているようですし、ティオナ姫様に直してもらいましょう!」
クローネ「アラン様はワタシが治したんですわぁなんて無礼なんでしょう!キーー!」
スカーレット「相変わらずヒステリックね、クローネ 私が出ていく前より化粧が濃くなったんじゃない?」 クローネ「キィィィィ!許せませんわぁ!」
スメラギ「おいおい…この変な奴らがマノンの元パーティメンバーなのか…マノンお前苦労してたんだな。」 マノン「そんなことはないよ でも今はちょっと様子がおかしいね」
そうやり取りをしている中アランは笑っていた。
アラン「ふふふ…ハーハッハッハ!ティオナ姫が今この都市にいるだと!それは好都合だ!姫を人質にしたらあの筋肉爺も俺には逆らえないはずだ!ツキが俺にも回ってきたァ!」
そう醜悪に高笑いするアランを見てスメラギが言う。
スメラギ「おいマノン アイツ呪われてるぞ。 恐らくだが奴の身に着けている魔道具のどれかがとてつもない呪物だ。性格がおかしくなってるのもそれが原因だろうな。」
マノン「じゃあ!それを壊せばアランさんは元に戻るんだね!」 スメラギ「あぁそうだ。」
マノン「スカーレットさん!アランさん達はどうやら呪われてるようです!そのせいで性格や言動が変わってしまってるようなんです!」
スカーレット「えぇ!?本当なのそれ…私から見たらあの2人ずっと性格悪いんだけど…でも分かったはマノン!とりあえず無力化すればいいのね!」
アラン「何たらたら喋ってんだぁぁぁ!姫を俺に差し出せェ!」
クローネ「スカーレットぉぉぉ!貴女はワタシが始末して差し上げるわぁ!」
スカーレット「私はクローネをなんとかするわ!アンタはアランの足止めをお願い!すぐに戻るからね!若作りクローネ!こっちに来な!相手してあげるわ!」 クローネ「キィィィィ!」
こうしてスカーレットがクローネを引き付け離れ、マノンとスメラギVSアランの構図が完成したのだった。
アランが雄たけびを上げながら斬りかかってくる、その寸前スメラギがマノンに言う
スメラギ「マノン いいか修行を思い出すんだ!お前はまだまだ非力だ。打ち合おうとするな、洞察力で相手の動きを予想しろ そしてスピードで翻弄するんだ!」
次の瞬間アランが大上段から大剣を振り下ろす!しかしそれは寸前でマノンに当たらない!
アラン「な!?バカなあの無能なマノンに俺の剣が避けられるわけぇ!」そう言いながら降り終わった剣を横に薙ぐ!それをマノンはなんとジャンプで飛び越えて避ける!
アランの焦燥があらわになる!そこからはアランの猛攻が続く!袈裟 逆袈裟 薙ぎ 上段切りだがそのすべてをマノンは避けきった!
アラン「ゼェハァゼェハァ…んぐぅ何故だなぜ当たらねぇ!どんないかさまだァ!」それに対してマノンが反論する。
マノン「いかさまなんかじゃない!僕はスメラギやスカーレットさんと色々な修行をしたんだ!教えてもらったんだ!自分の可能性を!努力をせずこんなことをしているアランさんに負けたりしない!」
スメラギ「よく言った!マノン!俺はお前に事を誇りに思うぞ!でもってここまで疲弊させたんだ、次は打ち合ってやれ!今らないけるぞマノン!」 マノン「わかったよスメラギ!」
アラン「スメラギって誰だァ!努力ゥ?修行ォ?そんなことで…そんなことで強くなるわけねェ!認めねぇ!切り刻んでやる!【陽光乱舞】!」アランが大剣を振るい手数で勝負を仕掛ける!
キィン!キンッ!カッ!キィン!その大剣の乱舞をすべてマノンはいなして見せた!
スメラギ「俺がマノンに教えたのは相手の動きを読むことと、力を逃がすことだ!剣と剣が打ち合う瞬間、脱力し力を逃がすことで力の差があっても打ち合える技術を教えた。だがここまでものにするとは…末恐ろしいぜ全く!」
アラン「チィ!もういい!圧倒的力で叩き潰してやるゥ!【サン・ブレイカー」ァァ!」
マノン「来た!大振りの一撃!ここだ!」
アランが必殺の剣を振り下ろす瞬間!マノンは剣を避けアランのサイドをとる!そしてアランのがら空きになった横腹めがけてマノンが技を放つ!
マノン「ハァァ!【シューティング・スター】!」
ガゴンッ!マノンが放った剣はアランの鎧をへこませ、致命打になっていた!
アラン「ぐぉぉぉぉ、筋肉爺にも負けて マノンにもまげるゔ…」ドスン アランは力なく倒れる
スメラギ「マノン お前は優しいな 剣の腹でしばくなんてよ 斬り捨てりゃよかったのに」
マノン「それはダメだよ いくらなんでも命を奪うのは…それに僕は優しいアランさんを知ってるからさ。元に戻れると信じてるんだ!」スメラギ「お人よしだなぁお前は!」
そうこうしてるとスカーレットが、ぼろぼろになったクローネを引きずって戻ってきた。
スカーレット「え!?マノン!アンタ!もしかして一人でアランに勝ったの!すごいじゃない!修行の成果が出たのね。」すこし泣きそうになるスカーレットと嬉しそうなマノン
スメラギ「しかしこの2人どうするんだ?」
スカーレット「とりあえずティオナ姫のところに戻ってそこにいる騎士達に引き渡しましょう。」
マノン「処刑とかされたりしないよね…?」
スカーレット「何とも言えないわね じゃあ行きま」 ???「ふざけてますデスね」
その瞬間!辺りに緑色の霧が蔓延する!すぐさま魔力防壁を張るスカーレットとマノン、スメラギの前にガカイが現れる!
ガカイ「まさかここまで役立たずとは思わなかったデス!これは計画を大幅に変更しないといけないようデス!全く面倒デス!」
スカーレット「たしかガカイとか言ったわね!この騒動は全部アンタのせいなの?」
ガカイ「イヒヒッ!愚問も愚問デス! もちろんワタシが黒幕デス!この都市を陥落させる為に策を労したというのに…ひどい有様デス!まぁ少しの変更でなんら問題ないデスけど」
そう言い終えるとガカイの持つ杖が怪しく光りだす!
ガカイ「イヒ!マッシモ伯爵は無力化しているデス!あとはあなたたち2人と騎士達を蹂躙すればワタシの計画は完遂されるデス! 発動!【カースド・アーティファクト」】!」
ガカイが呪文を唱えるとアランとクローネが苦しみのたうち回る!
アラン「がぁぁぁぁ!?ガ…カイ!なにをぉ!?」
ガカイ「イヒヒヒヒ!アランさん 貴方に差し上げた【勇王のアミュレット】あれそんな名前じゃないんデスよ。真なる名は【狂王のアミュレット】装着している者の精神を蝕み…悪に染め、最終的にモンスターへと変える魔道具なのデス!ちなみにクローネさんの付けている【麾下のピアス】も本当は【隷属のピアス】といって【狂王のアミュレット】発同時、そのピアスを付けているものは吸収されるという魔道具なんデス!」
説明を終えると同時 アランの体がいびつに肥大化しクローネがそれに吸収され、腕が3本生えた巨魁なモンスターに変貌したのでした。
ガカイ「イヒヒッ!成功です!狂王のアミュレットと我が呪術によって完成したこのモンスター名を 【アラン・エビル】と名付けましょう!さぁこの都市を蹂躙するのデス!」
アラン・エビルが歩き出そうとした瞬間!マノンとスカーレットが行く手を阻む!
マノン「させない!この都市を!みんなを傷つけることは!僕たちが許さない!」
スメラギ「よく言った!俺も手伝うぜ!手も足もないけどな!」
スカーレット「そうよ!アンタみたいなキモイのの思い通りにさせないわ!」
ガカイ「イヒヒッ!邪魔者はまとめて始末デス!」
するとそこにドビーがナイフを投げながら飛び込んでくる!それをガカイが避け、悪態をつく。
ガカイ「ワタシの毒を喰らってまだしぶとく生きているとは!邪魔デス!」
ドビー「悪いな、こっちには優秀なヒーラーがいるんでな お前の野望を止めさせてもらう!スカーレット!すまんがお前はあのガカイを相手してくれ、奴が放つ毒魔法 それに闇魔法はお前の火炎魔法と相性がいいはずだ!そしてマノン…お前は俺と一緒にアランを正気に戻すぞ!」
スカーレット「任せなさい!あのキモ魔術師を灰にしてやるわ!」
マノン「ドビーさんわかりました!アランさんを救いましょう!」
スメラギ「しゃあねぇ この勇剣の力貸してやるとするか!」
ガカイ「イヒヒヒヒ!無駄なあがきデス!全員ここで始末してやるデス!」
アラン・エビル「グオォォォォォォォォ!!!!」
こうしてガカイとの最終決戦が幕を開けたのでした。
マノン達は呪いに飲まれたアランとクローネを救うことはできるのでしょうか…
では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。
キャラ紹介
アラン・エビル
身長2m強 見た目 腕が多数生えた巨魁な化け物
スキル 怪腕 自己再生 邪光の剣技
アランが「狂王のアミュレット」とガッカイの呪術を受け続けた成れの果ての姿
クローネを無理やり吸収しクローネの回復術を自己再生という形で習得している
「狂王のアミュレット」を壊せば2人とも無事に元に戻る




