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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

正夢男

作者: テラ
掲載日:2023/05/18

 俺はある能力を持っている。それは、翌日の出来事を夢で見ることができるのだ。

 この能力があるとわかったのは5歳の時。夢で見た光景がまんま現実世界で起きているのだ。そこから毎日と言っていいほど正夢を見て来た。

 時には、大きなトラブルが起こると見えた時には、何とか現実世界で防ぐことができたこともあったので、この能力には本当に感謝している。

 今日もスマホを充電して、寝た。

 次の日、起きたら俺は汗をかいており、相当な量だった。まあ、それもそのはず。昨晩見た夢は俺が車に轢かれ、そのまま死ぬという内容だったのだ。

「は…?俺が死ぬのか?今日!?」

 俺は、今日外に出ないことにした。しかし、親はこの能力について知らないため、説明のしようがない。今日は学校があるし、いつもより注意して歩かないと。

 だが、今思えば昨晩見たあの夢は、俺が道路に飛び出して車に轢かれる様子だった。つまり、道路に飛び出さなければ良いだけの話なのだ。

「なんだ…簡単じゃん!」

 そのことが分かった俺は安心した。もう注意しなくていいな…

 その時だった。

「わぁ!!」

と、大きな叫び声が上がった。

 何があったんだ?そう思ったが、俺の視界は真っ暗だった。なんで俺は死んだんだ?その時はまだ理解が追い付いてなかったが、数分後にやっとわかった。

 俺は、曲がり角から出てくる車に轢かれたんだ。


 …やっぱ、注意した方がよかったな…


 その日の夜、一応寝ることができたが、その時見た夢はずっと真っ暗であり、その後一度も夢を見ることができなかった。

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