第三十四話『無敵のミリアにゃん』
第三十四話『無敵のミリアにゃん』
《ミーにゃんの修行に耐えた賜物にゃん》
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「大げさも誇張もなく、
文字通り、
ホントにホントの、ばらばら、にね。
そこから、少しずつ、
霊体の身体を造りなおしていくのです。
その難行苦行が、繰り返し繰り返し、
おそらく今後も、
いつ果てることなく続くのですよ。はい。
——これほどまでに過酷な現実を、
たんたん、と、しゃべれる自分、って。
心なしか悲しくなってきました——」
《んにゃにほめにゃくても、とミーにゃんが照れてるのにゃん》
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「まさか、そんな……」
「それでいて再生が終わったあとには……。
不満をぶつけはするものの、
最後には笑って、仲良くお遊び。
なぁんて怖ろしい連中たちと一緒なら、
どんな霊体であっても、
自然とタフになっちゃいますよ。
ふふっ」
「い、一体お前は」
「もう知ってるじゃありませんか」
『愛』
「だって。
私は愛の化身なのです。
……もっともぉ。
知り合いの中には、
私がとうの昔に忘れた」
『果物園の妖精ミリア』
『ミーにゃん同盟のミリア』
「などという平々凡々な名前で呼ぶ、
奇特なお方も、
いらっしゃるにはいらっしゃいますが」
《あのにゃあ。あんたはどこまでいってもミリアにゃんにゃ》
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「ミーにゃん同盟?
あ、あの『アホの集まり』とかで評判の」
ぽっ。
「——いけません。
顔が火照ってきました——
いえ。私なんか、まだまだ、です」
《ミリアにゃんったら、柄にもにゃく、ごけんそんにゃん》
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「そう。アホなのです。
アホだからこそ、
強いのです。
アホだからこそ、
負けるわけにはいかないのです。
でもって、
アホだからこそ」
『一回は一回。
やられたら、やり返していい』
「という、
悠久の昔より天空の村に受け継がれた、
聡明盛大なる、
伝統のルールにのっとりましてぇ」
《んにゃルールはにゃい、と、つっぱねて、つづくのにゃん》




